海彦・山彦の白秋日記

Ombigaichan 6340m ヒマラヤ襞が綺麗な双耳峰。 この頃はまだ未踏峰だったが・・・今は誰か登ったか?

カテゴリ: 田代岳 (山スキー登山・ルート開拓)

2月15日
今朝起きたら、予報通り朝日が眩しい、晴れでした。
最近は晴れ予報を見て、八甲田に通ってたが、下界は晴れても山は雲の中・・・
山頂を踏めない山登りは、面白くない。
1500mクラスの山を見切り、1000mクラスなら・・と思い、朝飯を喰ってから8時発です。
車には、この辺の山で対応出来る、全ての山道具を積んでるので、準備に時間掛からず。
家から一番近い、田代岳1178mに登り・滑る事に。

今年は降雪量が少なく、藪が邪魔で滑れない・・・との話も有ったが・・・
一週間前にスキー登山をした知人が、膝上ラッセルで、登り5時間・降り2時間だったと。
普通途中で大休憩しても、2時間半も有れば登れます、そんなに積もったのなら・・・

大広手登山口への山道は、奥に三菱のロケットエンジン実験場が在るので、
降雪が有れば除雪車が綺麗に除雪してますが、その後の雨で、道はガタガタ・・・
しかも、バリバリに凍結してまーーす・・・やっとの思いで、大広手登山口へ。
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先着の若者が準備してました・・前回は藪でスキーが大変だったので、今日はシューだと。

ハガーン板にシールを貼り、杉造林を抜けて尾根に上がった(赤線)、30分で汗ダクです。
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尾根に上がり、板を外して休んでると、若者が追い着いて・・・雑談。
頭から滝の汗、目に入るは・・・首筋を流れるは・・・毛糸帽を止め、
ヘルメットを包んでた、バンダナで鉢巻き。(山嶽部の頃、命を守るメットやザイルを裸で持ち歩くな、とのお達しを今でも守ってます。)
ツナギアウターの両サイドファスナーを、肘から膝まで全開に、風を入れると少しは楽。
雨後のバリバリ最中を登って行くと・・・仮直登尾根・仮五色尾根が見える・・・
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2016年頃から始めた、この2本の尾根からの登頂を目指した頃が懐かしい・・・
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9合目の高層湿原近くまで登ると・・・窪地に、池が凍った様な跡が・・・
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周囲の雪質とは違ってます・・・何でしょう~ 
こんな跡は、雪が降ると隠れて消えるので、滅多に見られません~

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原因は、この縦溝です。
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雪の斜面に雨が降ると・・・雪に滲み込む様に思うが、下に固い層が有ると滲み込めずに、
雪と雨水が混じり、泥流の様に流れ落ちるのです・・・流れた跡がこの様な縦溝です。

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この縦溝を流れた雪が、溜まった跡です。
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高層湿原に出ると、山頂ドームが見えます。大昔に溶岩が盛り上がり冷えた跡です。
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岩木山は見えますが、八甲田連邦は雲の中。行かずに良かった~
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ドームを登って行くと、朽ち掛けた鳥居が・・・雪が少ないので下を通れます。
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振り返った眼下に、高層湿原。大昔の噴火口跡に、泥が溜り出来た湿原です。
夏は池塘も有り、色んな花が咲くそうだが、冬以外登った事が無ので未確認・・・
向こうの尾根から、湿原を横断して来ました。誰か登って来てますねぇ・・・

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一昨年秋に再建された、山頂避難小屋。
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16年2月の小屋内の様子。
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中に“白髭大神”が祀られてます。再建以前は、暗く薄気味悪かったが、再建後はこの通り。
この神様が、大館市の冬行事の“アメッコ市”の時に、山から降りて飴を買いに来ると?
その飴を喰うと、一年風邪を引かないとか?  山から来ないし、風邪も引くのですが~
“半夏生”の祭事が行なわれてます。水に纏わる農事の神様でしょう~
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一通り、家族・孫の健康・安寧を祈願し、昼飯を喰い、シールを外して・・・下山の準備。
登って来た地図の赤ルートは、狭い処も有り・藪も出てるし、同じルートを帰るのも・・と
地図の青ルートを選択。尾根も広いし、藪を避け易いと思い・・・

山頂ドームから高層湿原への滑走は、雪質も良く上手く滑れたが・・・
青ルートに入ると・・・樹林帯の中で、日差しが当たらず・・・縦溝ガンガンのバリバリ。
縦溝も5月頃の腐れ雪なら、ジャンプ・ジャンプで面白いのだが・・・
オマケに積雪が少なく、小沢跡が矢鱈目立つ・・・ターンをすると最中雪が割れて・・・
板が捕られ・潜水艦に・・・何度転倒したか・・・ボーゲンだと最中割れずだが、疲れる。
途中から夏道に入ったが、標高が下がると雪も腐り、それなりに滑れたが・・・
最終の沢が埋まって無い・・・3箇所ほど、渡れそうな処を探して・・・車着。

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帰路の林道は、日差しが当る処はザグザグ雪のガタガタ、日陰は凍結バリバリのまま。
全身按摩状態で、大苦戦の運転でした・・・

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ダム湖の橋からの田代岳。こんなだと、もう行かないと決心です・・・
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電波が繋がる処から電話し、風呂を沸かして貰い、帰宅後即入浴、生き還りました~
次は、八幡平ですかねぇ・・・

支那発の“疫病”、愈々制御不能に為った様ですねぇ~。大混乱が始まるかも・・・
支那マネーがそれ程欲しかったのか?  安倍の近平への忖度が、仇に・・・
今思えば、ドテウ大統領は、国民を守る英断を下しましたね。

1月13日

秋田・青森の12日の予報が〝晴れ・曇り〟でした。
北八甲田の山スキー縦走を予定してましたが・・・
朝に青森市内からのライブカメラを見ると、上半分には雲が掛かり見えません・・・
戦意喪失で12日は、家でゴロゴロ・・・

今日の予報では青森が〝曇り・雪〟、秋田が〝晴れ・曇り〟でした。
八甲田を諦め、八幡平・秋田駒ヶ岳のカメラを見ると、晴れてましたが・・・
時 既に遅しです・・・朝食後に近場の田代岳に向かう事に・・・

8時半に家を出て、山瀬ダム・五色湖の橋に来ると、田代岳がクッキリ。
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登山口の大広手までの林道沿いは、予想以上に雪が少なく、
路面も先日の雨後の凍結で、ガタガタのツルツル・・・車が跳ね回る・・・

登山口の大広手に着いたが、先行車なし・・・
少し上の〝金堀沢〟からもルートが取れるので往って見たが、
積雪が少なく藪だらけ・・・これでは駄目だと引き返すと・・・2台車が来た。
2名でスキー登山らしい・・・準備をしてるともう1台来て隣りに止めたが、
金堀沢方向に走り出した・・・あそこから登るのか・・・

左尾根に向かうスキーのトレールが有り、昨日2人が登った様子。
30mほどトレールに沿って登ったが、尾根の末端方向へ向かっているので、
左尾根の分岐に出るべく、杉造林の中をジグ切って登る・・・

10時に登り始めて、30分ほどで尾根の背が見えて・・・  
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尾根に上がりました。
尾根上には、昨日通った登りと滑りの跡が・・・
ここでテルモス珈琲を一杯中に、末端から登って来た2人組が追い越す。
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尾根の急斜面に来ると・・・右足がずり下がる、シールの踏ん張りが効かない・・・
見ると・・・貼り流しシールの後ろ半分が、剥がれて雪まみれなのだ・・・
糊が劣化してて、多少カピカピ気味だったのは知ってたが、まさかの失態。
本来なら、これ以上は登れず・・・だが、こんに事も有るだろうと予測?して、
10mの3mmロープをザックに入れてます。
右足の板を外して、3mmロープをWにして縛り、10分位で応急処置完了。
遣り方は→ 山スキー・シール代替法 (後で画像有り)
今度は、右足の踏ん張りが効き過ぎて・・・ガンガン登れます・・・


左手に一昨年・昨年と課題にして登った、
(仮)五色尾根と手前の(仮)直登尾根が・・・間も無く1000mラインに到達です。
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この辺りのブナには、熊棚が・・・
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ブナの枝を折って、そこに座って実を喰うのだそうです、その痕跡です。
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(仮)五色尾根に突き上げてる、(仮)直登尾根の頭が1000mピークです。
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シール処置をしてる間に、先行者に離されたが・・・熊棚を見てました・・・
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上の熊棚は雪を冠ってますが、下には大きな棚が・・・幹には登った爪跡が・・・
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勾配が緩くなると・・・間も無く〝高層湿原〟に出ます。
スノーモービルの音が聴こえて・・・青森から山越えして、軍団が来てる様です
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高層湿原の入り口、奥に山頂ドームが見えます。
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太古の噴火口が崩れて埋まり、湿原が出来たとか・・・地塘が有る様ですが、
夏に登った事が無いので見てません・・・
山頂ドームは、溶岩が盛り上がって冷えて出来たとか・・・12時 高層湿原。
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山頂ドームへ登る途中から、見下ろした〝高層湿原〟です。
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例年この鳥居は屈んでやっと通れる積雪ですが、立って通れました・・・
モービル跡もバッチリと・・・
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秋に完成した、〝山頂神社 兼 避難小屋〟、12時20分頃着。
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げたシールを3mmWロープで、この様に縛りました・・・
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屋の中 前の古い神社は、爆弾低気圧で半壊状態になり県が再建。
神棚は引き戸で覆われてて、神社と言うよりは避難小屋の様相です。
膝高の板張りで、以前の様に靴のまま上がり込むのは、気が引ける代物・・・
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バン1個とテルモス珈琲で昼飯、外に出ると・・・軍団が再来襲です・・・
林間で昼飯を喰ってたのでしょう・・・小屋で喰わない辺りが可愛いか???
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山頂から滑り降り、少しの間、軍団を見てましたが・・・
彼等なりのルールが有る様です。
全員が走り廻ってたのでは、誰かが埋まっても判らない・・・
半数が下で仲間の動きを見てて、降りて来たら交代でスタートします。
中々の迫力です。
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帰路は、昨冬に足を運ばなかった右尾根経由の積もりでしたが・・・
雪が柔く緩斜面で板が滑らない・・・ダイレクトに大広手口に滑り込む事に・・・
ブナ林の中を、眼下に見える杉の造林帯目指して・・・滑るより落ちる感じで・・・
杉林の中に夏道が其れと無く判ります。
小沢を3本越えるが、スノーブリッジを探して、落ちる事無く通過。


今日のルート 
登り赤線 滑り青線  
昨年・一昨年と課題にして登った、(仮)五色尾根・(仮)直登尾根に通じる沢が、
〝外白爪沢〟である事が、積雪が少なく標識が見えた事で判明。
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車に戻り・・・林道を降りて往くと・・・道の中央に大きな落石か???
と、思ったら・・・動いたではないか!!!  熊でした・・・
車を避ける様に端に寄ったが・・・下は崖です!!! 車を止めて1枚 パチリ。
こっちを見てますね~
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速度を落としてユックリ近付くと・・・熊は後退りしたが、崖でこれ以上は下れず!!!
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更に接近して、1枚。 熊が固まってました・・・
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1月中旬に為っても、まだ冬眠してないとは・・・

先の22日に、直登尾根(黄色)の踏破を目指したものの、
カンジキを忘れて・・・板で登れる限界の赤点で敗退・・・

今日は、カンジキ持参で再挑戦です。


積雪期の田代岳は、黄色の夏道からか紺色の大広手左尾根からの登下降が殆んど。
赤線色の尾根やオレンジ色の尾根からの登下降の記録は有りません・・・
’16年の厳冬期内に、延べ4日掛けて赤線色尾根から山頂に立ちました。
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杉の造林帯に入ると、22日に通った跡が微かに判ります・・・
その後の降雪が20~30cmほど。
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杉の造林帯を抜けると、直登尾根が見えて来ます・・・
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スキーで登れる限界の一本ブナまでの事は、前出の敗退記に・・・

一本ブナでスキーからカンジキに交換、板を背負って急登です。
ストックを1m に縮め、膝までぬかりながら・・・
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左手に五色尾根の960mピークが見えて来ました・・直登尾根の斜度はこんな感じ。
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途中 尾根に平らな処が有ります・・・
ここは、隣りの大広手左尾根からの偵察山行で、確認済みの場所。
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尾根上の小さな凸部。
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また、急登が続きます・・・
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振り返ると・・・大広手左尾根越しに、三菱重工のロケット実験場が・・・
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一本ブナで板からカンジキに履き替えて以来の一息・・・テルモス珈琲を・・・
膝までぬかっての急登は堪える・・・腰が痛い・・・
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右手に見える大広手左尾根。
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前方は木立が邪魔で、見通しが悪い・・・
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左手の沢から、新しいカモシカの足跡が・・・上に向かってます・・・
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カモシカに導かれて・・・本能的に雪庇の上は歩かないので、安全の目安。
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彼は途中、ブナの幼木の芽を喰ってました・・・
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ブナの梢に折れた枝が・・・・熊がブナの実を喰う為に、秋に折った跡です。
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左手の五色尾根960mピークの斜面に、面発生の表層雪崩跡が・・・
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カモシカ跡を登ってたら・・・穴に落ちました・・・腰までの深さ・・・
熊の冬眠穴なら、喰われたかも・・・なかなか出られず、背中で一回転して脱出。
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先の見通しは無し・・・雲が掛かって来ました・・・
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雲が流れると・・・見えて来ました・・・
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9合目の高層湿原のピーク、左側は五色尾根と1030mピーク。
右に伸びてるのは、大広手左尾根。
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五色尾根上の1000mピークに出ました~~ 林道の出合いから4時間。
深雪ラッセル+板の重さで、腰が痛い!!!! 
尾根上の木の枝下の通過では、板が引っ掛からない様に腰を曲げて歩いた事も原因。

予定では、ここから高層湿原に登り、大広手左尾根を滑走して、
車に戻るつもりでしたが・・・
雲が降り雪も舞う・しかも汗で寒い・・・直登尾根を登る目標は達成されたので、
ここから戻る事にしました・・・(板を一本ブナにデポして来れば楽勝だったが・・)


1000mピークから上の、高層湿原方向の景色。
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1000mピークの全景・・・台形です・・・
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1000mピークから下の、五色尾根の景色。
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五色尾根の雪庇
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只管 登って来た跡を・・・降る
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きのこ雪とは言えないが・・・積り方が変・・・
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一本ブナまで戻りました・・・
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この一本ブナの枝先に、実の鞘が・・・丸いのがそれです。
今は鞘が開いて実は落ちてますが、熊の好物です・・・
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この一本ブナの処で、カンジキからスキーに履き替え。
ここまで来れば、帰りは車まで約30分・・・遅い昼飯を喰い・・・
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後は滑走のみ・・・右は登りの跡・・・
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帰路の景色・・・フロントガラス越しなので、色付き画像。
春を感ずる穏やかな日差しです・・・・
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2年越しの、厳冬期直登尾根踏破を達成しました。
取るに足らない低山の尾根だが、記録が無い処を偵察山行・試登して、
自己満足に浸ってる70の爺・・・それにしても腰が痛い・・・
これを2枚貼って、我慢である・・・・
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さて、3月からは〝春山〟です~
雪も絞まり、山スキー遊びのシーズン到来・・・

2月22日

連日の降雪で、雪寄せを終えてからでは山に往く気力も無し・・・

今朝は、降雪も無く・天気も穏やか。
ライブカメラで八甲田を見たが、山頂部は雲の中・・・
近場の低山なら・・と、田代岳に向いました。

目的は、地図のオレンジ色表示の尾根を完登すること・・・おそらく冬期未踏。
’16年2月に赤線尾根を完登した時(田代岳 冬期新ルート開拓達成)に見えてた、
オレンジ支稜が直線に伸びてて魅力的だった事(立ち木が無ければ最高だが)。

図解 黄色夏道なんちゃってルート 緑色滑れば面白いルート 紺色大広手左尾根ルート
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その為、’17年2月に試登しました。その時の様子は田代岳・(仮)直登尾根試登
試登後に体調不良で、厳冬期のシーズンを逃しました・・・

今年に入り再度挑戦と思い、大広手左尾根(紺色)から偵察しました。
その様子は、今季初 スキーで田代岳 。 



目標は達成しないと、次に繋がらない・・・と思い、出掛けました・・・




山瀬ダム(五色湖)から見えた田代岳は、薄雲の中・・・
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林道を進むと・・・地下水の滲み出しが凍結してます・・・
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大広手登山口の一本手前の沢に到着。ここから支稜末端を目指します・・・
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今日の仕様は、フルーモリス鱗 150cm 1050gに、ジルブレッタ500 800g、
ゴロー冬靴 1500g。
登山靴を選択したのは、板を外した後に兼用靴では登り難いから。
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林の中と狭い尾根なので、板を回し易い短板+シールで・・・
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ここ数年 沢が割れてて渡渉地点を探すのだが、今年は沢が埋まってます・・・
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楽に沢を渡れました・・・ここでカンジキを忘れた事に気付く(>_<)
先日 小屋の雪下ろしで車から出して使って、そのままでした・・・
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暫く沢沿いに進み、尾根筋に上がります。
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秋田杉の造林帯、日が差して綺麗・・・
幹には雪がベットリ、吹雪いた方向が判ります。
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植林の際の道跡らしき処を・・・
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支稜に取り付く為に沢を横断・・・去年のピンクテープが・・・位置ドンピシャ。
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この沢を渡り、右の支稜へ・・・
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この穴から兎が飛び出して逃げて往きました・・・驚かせたか・・・
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杉造林帯を抜けました・・・
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去年の試登では、この一本ブナまで登ってます。
ここからは、カンジキでないと無理(尾根が狭い・急登)と判断して下山。
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一本ブナの先は、尾根幅が狭く・急登が続く・・・
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往ける処までと・・・ジグ切って登るが・・・・
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(仮)五色尾根が見えて来ました・・・支稜の傾斜は、こんな感じ・・・
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(仮)五色尾根の960mピークが望めます・・・
この支稜は、1000mピークにほぼ直線で伸びてます。
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ジグの切り替えも無理な処まで登り、板を外して一休み・・・・
板をここにデポして、壷足で往ける処まで・・・と思ったが、
板を外すと・・・ズブズブと股(チンポ)まで抜かる(凍傷に為っては大変)、
此れでは登れない・・・カンジキを忘れた事が悔やまれる!!!!
沢の入り口から此処まで2時間、30分休み・シールを外して帰路へ。
後 2時間登れば、高層湿原に抜けれると思われます・・・
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怒涛の降りだが、雪深で板進まず・・・・
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降りは30分で車に到着・・・
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いつもの小滝・・・前回より氷が解けてますねぇ~
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五色湖まで来ると・・・山全体が見えました。
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2月中に(厳冬期)次の晴れ間は、カンジキ持参で再挑戦です。
低山のどーでもいい尾根ですが、記録の無い処を登るのは楽しい!!!


明日は、ポチしたビン付き板が届く・・・楽しみだ!!!! 

1月27日
今朝、1時間半の雪寄せを終える頃から、珍しく薄日が射し青空が広がる。
今回の長い寒波襲来、毎日雪寄せでお疲れモードだが、
PCで〝雪雲〟の動きを確認すると、薄雲で降雪は少なそう・・・

即座に準備して、田代岳に向う。
出発時間が遅いので、山頂狙いは考えず(他の目的が有った)登山口へ・・・

途中の沢を渡る橋から、下を見ると・・・小滝が凍結してた!!!
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川筋も凍結してます・・・何年も来てるが初めて見る光景。
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こんなに凍結するほど、今回の寒波が強かったのか・・・

今まで、ここの眺めはこんな感じでした・・・
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この沢の奥地に、三菱重工のロケットエンジン燃焼実験場が有り、
機材や燃料を運ぶ大型車が通るので、毎日除雪完備です。
今日も、途中で大型重機が除排雪をしてました。
林道には所々に退避所が有り、対向車と交差出来る様に広げられてます。

納品を終えたトラック2台と何とか交差し、大広手の登山口に到着。
普段は、登山客の車が3.4台置けるスペースが確保されてるが、今日は無し・・・
車を前後させ、何とかスペース確保・・・土曜日なのに誰も居ません・・・
この寒波中に、好き好んで来る奴は居ないか~~

ここから登り始めます・・・
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新雪が深いと思い、今日は手持ちの中で一番幅広い板にシールを貼り、左手の尾根を登ります。

ブナの二次林を登る・・・
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フワフワの粉雪です・・・
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杉の造林帯に入ります・・・林の中はそれ程沈まないが・・・
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急斜面は、ジグ切って・・・
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途中で振り返ると・・・三菱重工の実験場。
人工衛星打ち上げ用のH2Aロケット等の燃焼実験をしてます。
昔、道幅が狭く車の旋回が出来ずに、中で廻そうと施設に入ったら、
ガードマンが束になって飛んで来ました(>_<)
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杉林を抜けると、間も無く尾根の上に出ます・・・
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尾根に上がりました・・・
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こんなのが、所々に有ります・・・
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尾根の下部は、傾斜が緩いので直登出来ますが・・・
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今日来た目的の尾根が、左手に見えて来ました~~
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黄点尾根の偵察が、今日の目的です。
赤点尾根は2016年の厳冬期中に既に踏破しました。
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黄点尾根(仮称直登尾根)は、昨冬に一度下部のみ踏み込みましたが、
体調不良も有りその後積雪期を逸してしました。
この厳冬期中に賭けてます・・・昨年の様子は

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尾根が急になって来ました・・・
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ジグ切って登ります・・・
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天候は薄曇、時折 小雪がチラチラと・・・尾根上部の斜度はこんな感じ。
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急登フワフワ雪でストックが、ズブズブ埋まります・・・
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2016年に通った赤点尾根(仮称・五色尾根)と黄点尾根(直登尾根)の合流点を確認。
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仮称・五色尾根の、1000mピークに直線で突き上げてます。
それで仮称・直登尾根と言ってます。

今日は、出発も遅かったし再確認もしたので、ここで昼飯です。
フワフワ雪を板で踏み固め、壷足で立つと・・・ズブズブ沈んで往きます・・・
ストックが、第二関節まで楽に刺さります・・・
埋まる板を持ち上げて、ジグ切るのが容易で無くなり、ここを終了点とする・・・

板に座って、テルモス珈琲・サンドイッチで、軽く昼飯。
おにぎり2個は、遭難時の非常食として手を付けずに・・・
僅か10分位の休憩たが、寒く体が冷えて往くのが判る。

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さて、帰り仕度です。
今日の装備は、ハガーン1250gの山板にディナ・スピードターンの軽量ビン、
ガルモント1020g兼用靴、テムレス防寒ゴム手袋(この冬の山行は全てこれ)。
風を通さない・濡れない・滑り止め加工・暖かい・安い・先の八甲田縦走で、
風速25m以上でロープが止ったが、冷たさは感ぜず、外気温は-15℃超えと思う。
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登って来た尾根を、粉雪蹴散らして、ドド~~っと滑走・・・
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登りは必死で斜面を見てたので、気付かなかったが・・・ブナの枝先に〝熊棚〟発見。
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幹には熊の爪跡が・・・爪跡からすると、小熊ですねぇ・・・
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アッと言う間に、車着です・・・

帰路、沢に出来たマシュマロ群・・・
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流れの緩い処は、凍結してます・・・
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往路 除排雪してた重機が前を走ってました。
この冬の路面は、例年に比べ波打(うねり)が多く、スピードを上手く合わせないとジャンプして大変!!!
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凍結した山瀬ダム湖の橋から、田代が綺麗に見えました。
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今日の偵察で・・・・思った事
取り付きの小沢の雪はいい感じ、渡渉も楽と思う。
直登尾根へのアプローチは・・・ショートの軽量板を使う。靴は登山靴。
尾根上は板を背負い、カンジキで高層湿原へ。ピッケルの有無は考慮の余地有り。
雪庇は昨冬に比べて目立つのは無し、尾根上の積雪は豊富。
高層湿原からは、天気次第で山頂へ・・・又は大広手左尾根をスキー下降。

厳冬期の2月末までには、天気を選んで踏破したいと思ってる。


2月1日
今朝は、珍しく青空が広がって・・・
天気予報では、低気圧が昼頃に通過するので雪に為ると。
晴れが半日もてば何とかなると思い、田代岳へ・・・

山頂まで登るつもりは無く、新ルートの試登です。
去年の厳冬期に〝未登であろう〟ルート開拓を、延べ4日掛けてやりました。
この時に緑線の痩せ尾根に興味を持った次第。(添付地形図は去年のもの)
距離は短いものの、ほぼ直線で1000mピークに突上げてます。
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1月20日に、下図紺色ルート(大広手左尾根)を登り、
南側に見える痩せ尾根赤線左(仮・直登尾根)を、偵察して来ました。
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                       (地形図は昨年のものを使い回し)



8時過ぎに出発し、約25キロ先の大広手登山口手前の沢に架かる橋を目指します。
途中、ロータリー除雪車が前を走ってましたが、追い越させて貰い・・・・
山瀬ダム脇の除雪車置き場を通ると、2台有るはずの除雪車が1台出動中。
三菱のロケットエンジン実験場に続く林道の除雪にをしてるはず・・・
ダム湖に架かる橋は雪で道幅が狭く、対向車が来れば交差出来ない状態。
林道に入ると、綺麗に除雪したばかりの道・・・
暫く走ると、実験場の夜間警備員が帰る車2台と交差。
タクシー1台・マイクロバス1台も空車で降りて来ます・・・
実験場の関係者を乗せて来たのでしょう・・・燃焼試験が有るのか???
更に進むと、除雪車が・・・少し待って追い越させて貰いました。


大広手登山口の手前の橋の脇に車を停めて、準備・・・今日の装備。
9時30分にスタートです。
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沢向かいに渡りたいのですが・・・空いてて渡れず・・・
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ここは何とか渡れそう~
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対岸に着いて・・・ホッと。取り付きルートは途中まで去年と同じ・・・
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沢筋からの急斜面・・・ジグ切って・・・新雪下は、先日の雨でガリガリバーン。
エッジ効かせてやっと登りました。
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何と、去年付けた生分解テープが劣化してたが、まだ残ってました。
中々分解しないものですねぇ・・・林の中で直射日光に当らない為か・・・
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去年4回も通ったルートなので、地図を見なくても歩けます。
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杉造林帯を過ぎて、進路を右手に・・・林の向こうに、大広手左尾根が見えます。
その手前の杉が生えてる尾根が、今日の目的の〝仮・直登尾根〟です。
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林越に、直登尾根上部が望めますが・・・沢を越えなければ為りません・・・
一旦引き返して、沢床に降り易い処を探します。
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沢筋を横断して、〝仮・直登尾根〟に取り付きます・・・雪は深い処で膝。
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ここも杉の造林帯・・・振り向くと、後ろに昨年通った876mピークが見えます。
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テープを付けながら、尾根に登ります。
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雑木が生えた急斜面をジグ切って登り、何とか尾根上に出ました・・・
そこには、太いブナが1本。ここだけ尾根上が10mほど水平でした。
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ここで11時15分、約2時間経過。
ザックを降ろし一本立ててると、急に降雪 バサバサ降って来ました・・・
降雪で北側に有る大広手左尾根が見えず、現在地がはっきりしません・・・
地形図ては800m辺りまで登ったと思いますが・・・
この先は雑木が密生した痩せ尾根となり、スキーを履いての登り無理と判断。
カンジキでの登行以外無さそうです・・・
天候も崩れて来たので、試登はここまで・・・11時30分 帰ることに。
フードを被り、オーバー手で雪対策・・・・
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少し降りて、見上げた一本ブナ。
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車に戻って装備を解いてると、
IWATANIと描いた大型タンクローリーが下りて往きました。
燃焼実験の液化ガスを運んで来たのでしょう。
12時30分 帰路に・・・途中まだ除雪してました。お陰で快適に走れます~
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山瀬ダム湖に架かる橋も、ロータリー除雪車で雪を飛ばしてくれて夏道の幅に・・・
ダム事務所前で、液化酸素と描いた大型タンクローリー2台が、
パトライトを廻した先導車に導かれて、実験場に登って往きました・・・
近々、H2Aロケットエンジンの燃焼試験が有るのでしょう。



今回の〝仮・直登尾根〟の試登で、一本ブナまではスキーが使える事が判った。
その先はカンジキ・・・板を背負って登り、
昨年同様に大広手左尾根を滑って帰るか? 
一本ブナに板をデポして、山頂往復か? 思案のしどころ・・・・


1月20日  今日は〝大寒〟です。

この冬最大の寒波が去って、2.3日落ち着いた天気でしたが、
色々有って山に往けず仕舞いでした・・・
 
昨日の予報を見て、今日も夕方迄は安定する模様、森吉山の樹氷見物か?
迷ったものの、上空に薄雲が広がってるので、
1500mクラスは山頂部が雲の中と判断、低い田代岳に向かいました。
田代岳は、この冬初めて・・・標高が低い分 積雪量も少なく気に為ったが・・・
懸案のルート開拓の下見も兼ねて・・・

藪も埋まって、歩きも滑りも大丈夫だろう~


岩瀬ダムの五色湖に架かる橋の上からの、田代岳。湖面は凍結してます。
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8時に家を出て、三菱重工ロケットエンジン燃焼実験場まで除雪された林道を進み、
大広手登山口に到着、誰も居ません・・・早速準備。
今日の目的は、先日入手したディナフィット・シールの試しと、尾根偵察が主です。
板はPDG片足800gに貼り流し、立ち木が多いのでメットも用意・・・
ディナ・シールの事は、山スキー シール取り付け

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9時30分スタート、左の尾根に取り付きます。
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雑木林の中を帰りの滑りを考えで、なるべく木立の無い処を選んで登ります。
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雑木を抜け、杉造林を抜けると、尾根の上が見えます・・・
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広い尾根に上がりました~ ここまで30分。
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幅広の傾斜の緩い尾根を直進。新雪20cm程度の埋まり具合・・・
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沢を隔てて、向こう側に枝尾根が現われました。
ここまで1時間、1本立てます・・・大広手左尾根上の唯一の明確な分岐点。
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左手に2本の尾根が見えて来ました。今日の目的の偵察尾根です。
は、昨年厳冬期に〝初トレース〟であろう「仮称・五色尾根」。
が、今年の厳冬期中(2月)に完登したいと思ってる「仮称・直登尾根」です。
これの偵察に来ました・・・                  パノラマ画像
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五色尾根の取り付きよりも、更に沢上に位置し、
五色尾根の1000mピークに突き上げてる、痩せ尾根です。
スキーで登れるか? カンジキが良いのかの判断の為・・・
スキーでジグ切って登れるのか・・・立ち木が無ければ最高の尾根ですが・・・
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左に見える、〝仮称・直登尾根〟を偵察しなから登ると、先の勾配が急になります。
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ジグを切りながらの登り・・・ディナ・シールは期待通りの効き。
4600円はお買い得~~ この辺は雪深 30cm~膝 。
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標高1000m辺りに来ると、ブナの木に熊棚が・・・
昨年の秋はブナの実が不作の年で、山里に熊が異常に出没しましたが・・・
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〝仮称・直登尾根〟上部が良く見える処に来ました。
ここで11時半です、少し早いが昼飯タイム・・・
おにぎり1個・スイートポテト1個・テルモス珈琲・・・煙草・・・
尾根を見ながら・・・スキーは無理だなぁ~ などと考えながら・・・
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12時に為ってしまいました・・・偵察が主なので、ここから戻ろうとも思ったが、
折角来たから田代岳山頂を拝んで・・・と、歩き始めると 又 熊棚が・・・
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1000mピークに突き上げる基部に、一箇所だけ平な部分を発見・・・
これは、いい目標に為りそうです~
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熊棚の有るブナと別なブナですが、秋に付けられた新しい爪跡。
このブナに熊棚は無かった・・・実が有るだろうと登ったのかも・・・
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昨年登った 仮称・五色尾根上半です。             パノラマ画像
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ブナ林が終わると、岳樺が現われます・・・まもなく〝高層湿原〟です。
霧氷化粧のダケカンバ。
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高層湿原の先に、田代岳の山頂ドームと山頂神社が・・・12時半です。
林が無いので風がまともに当たり・・・寒い・・・
ここでシールを外し、来たルート沿いに滑ります~
その前に・・・田代岳の神様〝白髭大神〟に色々お祈りして・・・
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谷間に、三菱重工のロケット実験場が見えます。
周囲数10キロに民家が無く、轟音や爆発しても、害が無いと選ばれたとか・・・
ここで衛星を打ち上げる H2ロケットのエンジン燃焼試験をしてます。
大型タンクローリーが燃料を運ぶので、林道は常に除雪され快適に通れます。
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高層湿原下のダケカンバ霧氷化粧の図              パノラマ画像
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車に戻って、1時半でした・・・窓を鏡に一枚・・・
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渓谷のマシュマロ達・・・
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次回の田代岳は、〝仮称・直登尾根〟の取り付き偵察を・・・


土日は〝孫軍団襲来・・・、穏やかないい日に、山行出来ました。

2月28日
この冬の目標だった、新ルート(仮称・五色尾根)を完登しました。

目標に掲げて以来、3回の偵察山行をし、4回目で完登。
2回目の詳細は田代岳 偵察山行 2回目
3回目の詳細は田代岳 新(旧)ルート偵察山行 3回目

3回分のルート概略図です。
青線は、1月29日に850mまで試登。
赤線は、2月11日に1030mピークまで試登。
紫線が、今回の山頂までのルート。
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図中の、緑色で示した痩せ尾根は、登行意欲を湧かせる支稜。
スキーは使えないが、来年の目標候補かも・・・
これを登った人は無しと思う・・・



2月28日の朝の田代岳。
前日の27日(土)は、一日珍しく快晴でした。
予報では、午前中は晴れ・午後から曇りでした・・・
前回は1030mピーク到着が12時半で、
上の高層湿原までは板を背負って、更に1時間~1時間半は掛かると予想、
帰りが遅くなるので撤退。
次回は完登を目標に、T氏と現地7時半集合としました。
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準備を終え8時出発。
最初が沢渡りですが、雪が開いてる・・・何とか渡渉地点を探して。
876mピークへの急登、カモシカの足跡も腹を付いて歩いてました。
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ザラメ雪に新雪が20~30cm積もってて、谷足が取られる感じ・・・
こんな時は先行者のトレースより、板一枚分山側を歩くと安定します。
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核心部、960mピーク手前のバーンを慎重にトラバース。
前回より雪の状態が悪く、離れて通過、一度ジグを切ってブナへ抜ける。
ここで落ちたら2~300mは流されるだろう・・・・
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960mピークを過ぎて、1000mピーク・1006mに向かいます。
余りの気分良さに、又奇声を発すると大広手左尾根からコールが・・・
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1006mピークを越え鞍部に降りると、前回の11日と尾根の様子が大違い。
痩せてた尾根が、更に痩せててスキーでは登れず、板を背負いました。
カンジキに履き替え、一歩一歩・・・・
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1030mピーク目前。
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1030mピークに11時到着。11日以来です~
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振り返って、1030mピーク。
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高層湿原への最後の登り、雪庇の脇を通過予定。
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最後の鞍部。小休止の積もりだったが、休まずに・・・
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多少雲が流れて来たりしたが、無風で気分最高~
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雪質も良く、久し振りに山を登ってる~の、気分です~
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登って来たルート。多分冬期は初登でしょう~
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12時、高層湿原に出ました~ ガッチリ握手!!!
カンジキを脱いでスキーに履き替え。山頂ドームに向かって一直線に・・・
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12時半に山頂神社に到着、4時間半の行程でした。
ほぼ同時に着いた〔東北・山好き・全員集合〕グループと記念写真。
入り口の外から撮ったので、雪とレンズ曇りが・・・
何と会員が1400人も居るらしい・・・
秋田県内の選ばれたメンバーでの登山とか~
登り途中での奇声に答えてくれて、どーもでした。
キリタンポ鍋をゴチになった・・・美味かったですよ~ありがとう。
サングラス男は、同行者のT氏。


今日の山頂神社は、大賑わいで、到着時に3名と入れ違いに・・・
矢留の会長・K氏・M氏だったがゴーグル姿で判らなかった(>_<)失礼。
それと、能代市のS氏グループも居たが、
ドカドカ入り込んで、何だ!と思われたかも・・・


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今回の、周回ルートです。
帰りは、大広手左尾根を滑り、775m地点から大広手口には降りずに、
右手の枝尾根を滑りました。
650m付近からは林が密で、小生のレベルでは立ち木に激突の恐れが有り、壷足で・・・雪は絞まってたので下の林道まで苦も無く・・・
林道を150mほど歩いて車へ・・・
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今回の山行は、心強いT氏が参加してくれて、
厳冬期の内に所期の目的を達成出来ました。

来シーズンは、ダイレクトに伸びる支稜を登って見たい~










2月11日(建国記念日)

田代岳3回目の、偵察山行に往って来ました
過去2回の山行記録は、ブログ中に有り。

今回は、山スキーの達人、T氏が同行してくれるとの事です。
現地の橋で、9時に待ち合わせ。
7時45分頃に家を出ましたが、田代に向かう道路には、
大型タンクローリーと、その前にパトライト点灯の先導車が・・・
林道奥に在る、三菱重工ロケットエンジン燃焼実験場に、
液体燃料を納品するローリーです。
近い内に燃焼実験が有るのでしょう・・
ここでは、H2Aロケットの燃焼実験もしています。
この実験場のお陰で、田代岳の登山口までは除雪完備です。
山道に入る手前で、ローリーがチェーンを巻く為に停止。


8時半過ぎに登り口の橋に到着、準備してるとT氏も到着。
T氏の装備は、スカルパF1兼用靴にTLTビン。
小生は、重登山靴にジルブ404ビン。
尾根の先でスキーが使えず、カンジキを履く時に、登山靴が有利ゆえ

9時過ぎに沢を越えて、予定のルートへ・・・
2回目(1月29日)以降の積雪が脛辺りまで積もってます。
2回目に枝付けしたピンクテープが道標。
杉林を抜けると、876mピークへの急登が待ってます・・・



時間切れで戻った、800m地点(図中青ルート×)のピンク・黄テープ確認。
赤ラインは、今日の走破ライン 1030mピークまで。


先行するT氏



876mピークを過ぎ鞍部に降りると、960mピークの雪壁。
右のブナ目指して、切り返し斜登。


右手に、大広手口の左尾根が望めます・・・


960mピークを通過し、一旦鞍部に降り、1000mピークを目指します。
右手には雪庇が・・・尾根の狭い処も有り・・・



尾根左手の景色


上2枚をパノラマに。 尾根の左手(南側)の景色。


1000mピーク手前


1000mピークから、大広手口 左尾根を登る2.3人のパーティが見えた。
大声でコール、相手もコール、聴こえたが果たしてこっちが見えたか?
12日追記 何とコール返したパーティ5人組の中に知人が居ました。彼等の滑り↓
大声だして、恥ずかしい限り・・・・
それにしても、彼等の滑りはいつ見ても上手い~


1000mピークから、左手に見える1006mピークに向かう、
狭く両側が切れてる・・・1030mピークが正面に・・・


1006mピークから、南に伸びる尾根の雪庇。


1006mピーク


1006mピークから、鞍部越しに1030mピーク。


1030mピーク。


尾根が狭く、雪庇も有るので、手前で板を外し空身・壷足で・・・



12時半前に、1030mピークに立つ。約3時間の行程。
過去の作図で、このピークを1020mと表示してましたが、
GPSと1/2.5万地形図で1030mである事を確認。以後訂正します。


この先の鞍部に降り、後は急登のみ、板を背負ってカンジキで登れそう。
この先もザイルは必要が無い事も確認。
万一にと思い、20mと45mザイルを背負って来て大疲れ!!!



右手に見える雪原が、三菱ロケット実験場。
周囲数10キロに民家が無く、噴射音や大爆発をしても影響が少ない、
フナ伐採運搬の林道が利用出来る、等の理由でこの地が選ばれたとか。
旧田代町では、アスファルト廃材を再利用して、実験場まで簡易舗装をしました。


鞍部に降りて、標高差約150m登れば、高層湿原です。
1時間半程度で高層湿原に抜けれるだろうと結論。
しかし今日は時間切れ、装備を軽くして朝7時半頃に登り始めれば、
高層湿原から大広手 左尾根を滑走して、775mピークから左の大広手に降りる尾根ではなく、右の尾根筋に入れば車を置いた橋に降りられる。


高層湿原に繋がる、大広手口 左尾根。


帰路、960mピークまでガタガタの尾根筋・・・
よくスキー板で登って来たものだ・・・


車に戻ったのが2時20分、湿った深雪にスキーが取られ、
操作下手でガタガタ、疲労感マックスでした。



反省
今日は、1000mか1006mピークまで往ければ良しと考えてたのだが・・・
思いの他天気が良く、最終ピークまで登れて、先の見通しが経った。
次回の晴れ間を狙って、完登したいものです・・・・

最初の添付地図に、960mピークから高層湿原まで登山道の表示が有るが、
昭和40年頃以降は大広手からの登山道が新設され、以後廃道となった由。
1030mピークまで、古いテープ跡も無く、冬期登った者無しでは・・・
我々が初トレースなら嬉しい限りだが・・・


山瀬ダム湖からの田代岳(1月29日の画像転用)
図中の赤線が、今回走破したルート 青線が未踏部分。
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今日は、最強の達人 T氏に助けられた一日、ありがとう~

今季2回の偵察山行をしました。

1回目は、大広手口から左尾根を登りながら、2本の支稜の様子と、
960mピークから高層湿原に至る主稜の雪庇の様子。
1回目の様子は→田代岳 偵察山行 1回目 

2回目は、大広手口の手前に架かる橋から沢伝いに入り、
876mピーク手前まで登って見ました。
潅木帯で先の見通しが悪かったものの、アプローチルートとしては使えそうでした。
2回目の様子は→ 田代岳 偵察山行 2回目

3回目の予定としては、支稜を越えて地図上の1000mピークか1006mピーク迄、
ルートを延ばしたいと考えてます。
この支稜の末端には、五色滝が有るので、便宜上〝五色尾根〟と称します。
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五色尾根の876mピークから主稜の960mピーク間に、
鞍部が一箇所・鞍部からは北側に雪庇が発生しています。
その先の、1000mピーク・1006mピーク・1020mピーク間には顕著な鞍部が有り、
全て北側に雪庇が発生してます。

主稜の通過は雪庇を避けて、全て尾根筋より南側を通ることになるが、
①スキーを履いて何処まで往けるのか? 
 往ける処までスキーで登り、デポして帰路回収。
②尾根には潅木が生えてるが、雪に締まりの無いことが予想されるので、
 カンジキの持参。
③南側へ転落の危険性は? 
 6mm・45mのFixザイルと、10mm・20mのサブザイルを携行し、帰路回収。
 
久し振りにザイルを出し、キンク取りをしました・・・・
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こんな感じで晴れ間を見て、3回目の偵察山行を予定してます。




1月29日
2回目のルート偵察に往って来ました。

前回は、23日に大広手口の左尾根を登って、
南に見える支稜2本と廃道のマンタコース上半を目視して来ました。
23日の様子は、 田代岳 偵察山行 1回目 

今回は、前回寒すぎてデジカメが上手く作動せず、画像が撮れなかったので、
再度と思い電池交換して向かいました・・・
大広手口に着いて見ると、23日のトレイルが残ってます・・・降雪ほとんど無し。
人が入った様子も有りません。
約一週間降雪が無いのなら、雪も馴染んでると思い、本番で往ける処までと・・・

予定ルートの沢に掛かる橋のタモトに戻りました(約1キロ)。
橋の前後に除雪された、車が交差出来るスペースが有り、車を止めて準備。
図中の青線が、今日歩いたルートです。
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1/2.5万地形図には、沢筋に杣道が表記されてますが、雪の下で不明・・・
マンタコース同様廃道なのかも知れません・・・


地形図上の杣道は、林道の様な跡・・・橋の右手(左岸)に伸びてます・・・
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この林道跡を辿って往くと、立ち木に古い営林署の看板が縛って有りました。
いい感じで沢沿いに登って往くと、
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大規模な崩落地帯(約高さ50m・幅200m)が有り、沢床に降りなければ進めません。
沢筋は雪で埋まって無く、岩に雪が載ってるだけ・・・間に水面が見えます・・・
落ちたら大変です・・・沢を渡れそうな処を探して、引き返すことに・・・
雪が繋がってる処を見付けて対岸へ・・・
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杉の造林帯が出て来ました
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この杉造林帯は、下枝の手入れもされてなく、植林後は管理されてない様子。
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明らかに重機用の道と思いますが・・・林道が崩落により分断されたのでしょう。
直径40~50cmの杉林が続きます。


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緩斜面の杉林を抜けると、ブナの混合林が見えて来ます・・・
同時に序々に傾斜も増して。


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画像の奥に見えるのが、大広手からの左尾根です。


ブナの間をジグ切って登りますが、急だし・雪深しで仰角30°に弱音が・・・・
大広手からの直登尾根の核心部(約150m)と同じ?・・・視界が開けてる分良いか~
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左手に876mピークが見えるが、ここまで休憩無しで3時間半も歩いた・・・
立ち止まって、テルモスコーヒーと最中でカロリー補給。
板外すと底無しなので・・・一度休むと戦意喪失・・・時間も1時を廻った・・・
次回の目安に、今日の到達点にピンク・黄テープを長めにセット。


林越に、高層湿原の端が見える・・・あそこまで往くのが目標!!!!!
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シール装着のまま滑り降りる、沢渡りも有るし・・・
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身支度をして帰路へ・・・
本流沿いの橋の上下に、雪見大福がゴロゴロ~~
毎年この景色には癒されます。
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途中の滝
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ここの川床は一枚岩
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山瀬ダム湖の橋から 田代岳 湖面は結氷してます~
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反省
今日は、新ルートを目指したが、初めての事も有り、取り付きの沢筋で時間ロス。
最終到達点までは、ピンクテープを貼って来たので、次回はスムーズな行動が・・・
次回は、雪が締まってから、早出して1000mピーク辺りまで足を伸ばしたい!!!

今日の装備
23日同様だが、靴をガルモント軽量兼用靴に換えた、軽くて楽。





1月23日(土)
田代岳の新ルートを偵察して来ました。
新ルートと言っても、昭和40年代に山スキーでの登下降で使われてたルートです。
登山道も地形図には記載されてますが、今は廃道で使われてません。
詳細は下記↓を参照


最大の寒波が来るとの予報ですが、今朝起きたら積雪が10cmほどで、
除雪後の朝食中に雲間から薄日が差す天気、予報を見ると曇り。
明日の日曜日が雪・曇りで気温も低くなりそうです。
往くなら今日だと思い、準備し9時に家を出ました・・・

登山口の大広手までの林道は、例年の如く除雪されてて快適。
途中2箇所で河川の護岸と路肩の工事中・・・


大広手着が9時40分で先行車が2台・10時出発、
今日は左尾根から沢を一本隔てた、南側に見える尾根の様子を偵察です。
幸いカンジキで1人登ったトレイルが有り、使わせて貰いました。
高層湿原まで、無駄の無い登り方で感心した次第。
湿原手前で単独青年が降りて来ました、聞けば山頂ドームの登りが腰まで抜かり、
山頂を諦めて降りて来たとの事。

偵察の様子ですが、青線が登った左尾根・赤線が降りに使った右尾根。
黒線の2本の支稜と1006mピークから高層湿原に至るルートを見て来ました。
左尾根から1キロほど離れており、ブナの立ち木が視界を遮りますが、
要所要所で斜面ギリギリまで近づいて眺めました。
時々雪雲が流れて来て見えなく為りますが何とか・・・


①の支稜
地形図でも分かる通り、傾斜が急でシールで直登は無理。
痩せてるので、ジグ切って登るにもコマメな方向転換が必要。
左尾根から見る限り雪庇は無し。

②の支稜
876mピークまでは、シールで快適に登れそう。
876mピークより上に、点発生の表層雪崩跡が有る。
876mピークから①支稜と交わる地点まで、北側に雪庇が続いている。

③の尾根
高層湿原直下が可也痩せているので注意。
1006mピークからほぼ全面北側に雪庇有り。

上手く撮れてないが参考まで




今回の偵察で、天気もですが強烈な寒さでデジカメの具合が悪く(電池弱りか?)
撮りたい処で撮れなかったのが大反省です。
積雪が馴染んだ頃に、再度山行します。

今日の田代岳は、新雪が深く膝まで埋まる箇所が多かった。
まだブッシュが埋まり切れておらず、スキー滑走の面白みは半減。

高層湿原に出ると、西風が強く地吹雪状態で、思わずフードを被ったが、
山頂ドームに2人取り付いてたので、よし と思い山頂神社を目指しました。
鷹巣のF氏で、夏道沿いに来たとの事、
降りは彼等のトレイルに片足掛けて滑り降りました。
トレイルを外れると膝ラッセル状態で、小沢もまだ埋まってなく、
スキーが刺さる転倒2回、踵を固定しない方が前ノメリのショックが和らぐ感じ・・

熊棚
秋にブナの実を喰った跡が多数有りました。
最近では無かった事です。
春先にブナの花粉が異常に飛び、スキーが滑らない時期が有りました。
開花が多かった分、結実も良かったのでしょう~
熊は栄養が良いと2頭出産すると言います。
春は小熊に注意です・・・・
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今日の装備 ハガーン・ツァーカーブ163cm モヘア貼り流しシール
      ジルブレッタ404 重登山靴 リング径16cmの深雪用竹ストック


前回〔冬期・田代岳新ルート模索中〕の記載をしましたが・・・
このルートの記録が無いものかと、田代岳を検索中に、意外な記述を発見しました。

1965年(昭和40年)12月1日発行 あきた(通巻43号・全64ページ) の中に、
2ページにわたり「ふるさとの山」と題して田代岳が紹介されてました。
筆者は、田代町役場広報係 石川良一氏です。

氏の紹介文の冒頭に、
田代岳は、鳥海火山脈に属するトロイデ型(釣鐘型)の休火山である。と、記述。
九合目の高層湿原に、山小屋設置の計画が有るとも記述してます。
更に、高層湿原の名称を 神の田 と記述してます。


休火山?これには、驚きました・・・
山容からしても、確かに山頂はドーム状ですが・・
火山の件は、後に記します。

登山コースの紹介と概念図が有りました。
当時、利用されてたのが、
①大野口(薄市沢) ②荒沢口 ③板沢口 ④マンタ平口 の4コースです。
(現在一番利用されている、大広手口コースの記述が有りません。
昭和40年頃は、まだ大広手からの道は無かったものと思われます。)

①薄市沢までは、当時から林道が有ったらしく、
大野部落から木材運搬のトラックに便乗して、3合目の登山口に至る。と記述。

②④コースについては、越山部落から大淵岱部落(現在は山瀬ダム湖に埋没)まで歩き、そこから旧森林軌道跡(トロッコ道)を歩き登山口に至る。と記述。

③コースについては、大淵岱部落の手前から、板沢林道に入る。と記述。

(各コースの詳細ですが・・・薄市沢・荒沢コースは、現存してるので割愛しますが、板沢・マンタ平コースは、現在廃道と為ってます。)

〔板沢コース〕の紹介文
大淵岱部落の手前から板沢林道に入る。
途中左に平滝開拓を見ながら赤倉鉱山跡を通り、稜線に出る。
ここでマンタ平口からの道と合流し、展望がきき楽しめるコースである。

〔マンタ平コース〕の紹介文
大淵岱から割沢まで旧森林軌道跡を通り、ここからマンタ平を通って、
標高880mの稜線に出る。
ここで板沢口からの道と合流し、
展望のきく稜線づたいに登ると左下に赤倉鉱山(廃山)の赤い地肌が、
栄えた昔の面影もなく見える。
鉱山の赤土が見えなくなる頃から、急な痩尾根となり最大難所にかかる。
この難所を30分辛抱すれば、急に眼前がひらけて、九合目湿原である。
このコースは、山頂からマンタ平までスキーツアーコースとしても楽しめる。

(昭和40年代に既にスキーコースとして使われてたようです。今回の新ルート模索では、地形図の1006mピーク下の1000mから派生する2本の尾根を登・下降路の対象として考えています。)

板沢からのコースを現在の地形図で見ると、
板沢から標高650mまでは実線で表記されてますが、
その先880mでマンタ平からのコースと合流する道の表記が有りません。
鉱山跡の表記もなく、そこと思われる地点一帯には崩壊マークが表記されてます。

マンタ平からのコースは、現在の地形図に破線で表記されてます。
割沢とは、マンタ平と思われる緩斜面一帯の西側の沢と思います。
しかし、ネット検索中に見た九合目分岐点標柱画像には、
マンタ岱→廃道 と有ります。
(実は無雪期に田代岳に登った事が無いので、この標柱の存在は知りませんでした。)
マンタ平でなく、マンタ岱との表記。
標柱の設置者は、田代ライオンズクラブ。
昭和40年以降に大広手コースが出来てから、
利用されず廃道に為ったものと思われます。

マンタ平コースを赤色で、板沢コースを黒色で、作図してみました。
板沢コースの点線部分は、標高880mでマンタ平コースと合流と記述されてたので、
想像で880mに至る様に作図しました。
火山だった頃の噴火口・爆裂口も入れてみました・・・
イメージ 1

赤倉鉱山は、図中の赤倉爆裂口(赤破線丸内)の板沢コース上の、
何処かに有ったと思われます。


赤倉鉱山については、 
閉山となった鉱山 越山地域まちづくり協議会 が記述した資料を見つけましたので、
以下添付します。

イメージ 2
上記の資料によると、昭和初期にはここで300人超が暮らし、
小学校の分校も有ったようです。



次の話に進みます・・・・

田代岳 火山説について

国立研究開発法人 産業技術総合研究所 火山研究部門の研究データの中に、
第四紀火山 に関した資料が有りました。
第四紀火山とは、180万年から現在迄に出来た火山を指すそうで・・・
田代岳は60万年前以降に出来た火山だそうです。

この第四紀火山の一番古い山が、何と槍ヶ岳・穂高連峰と剣岳とか・・・
180万年から170万年前に形成され、その後山体の大半は侵食で失われ、
現在の見えてる部分は火山の芯の部分だそうです。

イメージ 3
この図が、第四紀火山の表示ですが、
東北地方の火山は、Dの何番という管理のようです。
この番号毎に詳細なデータが記載されています。
因みに、田代岳はD16と表示されてます。


・・・・・・・・・・

ちょっと一息、近辺の山の古い順

八幡平火山群 D22   120万年前以降に形成

南八甲田火山群 D09  110万年前~30万年前に形成

森吉山 D25   110万年前~70万年前に形成

月山 D49   90万年前~30万年前に形成

岩手山 D31   70万年前以降に形成

岩木山 D15   65万年前以降に形成

鳥海山 D39   60万年前以降に形成 1801年享和ヶ岳(現・新山)誕生

北八甲田火山群 D10   40万年前以降に形成

秋田駒ヶ岳 D29   10万年前より新しい



侵食されて、なだらかな山容の山が、古い時代からの山のようです。
鳥海・新山ドームは江戸時代に当時の年号から、享和ヶ岳と呼ばれていたようです。


・・・・・・・・・・


日本火山学会の研究論文中に、秋田県北部田代岳の地質 と題した、
秋田大学・鉱山学部(現 国際資源学部)の阿部泰久・山元正継氏の論文を見付けました。1988年発表の論文です。
イメージ 4

専門用語でよく判りませんが、左下の図で、田代岳が形成された様子が判ります。
要約すると、形成過程が3つのステージに分かれてます。

ステージⅠ 水中で火山活動開始→湖成層堆積→湖水減少
ステージⅡ 主要山体形成期
ステージⅢ 中央火口溶岩噴出→マンタ平側噴火→田代岳溶岩円頂丘→赤倉爆裂
                       ↓         ↓
                       溶岩円頂丘崩壊  硫気活動
         ↓           
                       北部岩屑流

当時(60万年前以降)田代岳の辺りは、湖だったようです。
関係ないのかも知れませんが、
田代岳から南西に25キロ程離れた北秋田市・前山地区を通る国道7号の旧前山トンネル付近に、二枚貝の化石が沢山含まれた層が有ります。
田代も湖底だったとしても不思議では有りません・・・

この論文には、地図が無いので、ステージⅢを時系列で想像するに・・・

中央火口溶岩噴出・・・中央火口とは、現在の高層湿原がその場所ではないのか?
                                爆発ではないので、現在の地形図に崩壊記号がない・・
           火口壁の侵食で、土砂が火口を埋め現在の湿原が出来た・・

マンタ平側噴火・・・・九合目湿原の東側に、ほぼ円形の崩壊地形が地形図に有り。
           この崩壊場所が噴火口跡と思われる。

溶岩円頂丘・・・・・・現在の山頂ドームを指す。
           しかし、地形図では北部に崩壊を示すものは無い・・・

赤倉爆裂・硫気活動・・赤倉沢上部に、やや丸い崩壊跡が有り、これが爆裂跡。
                                硫気活動で硫黄が溜まり、後に赤倉鉱山として採掘された。
            
       
田代岳について、暇暇に調べた資料を、一纏めにしました。
60万年前の誕生から、昭和40年代の様子、中々面白い歴史?の山と思いました。
役場の石川氏の田代岳紹介文の中に、白髭大神の記載も有りましたが、
省略いたします。











冬期田代岳の新ルート模索中です。

冬期の田代岳へのルートは、一般的に黄色青色のルートが使われてます。

黄色ルート 大広手からロケット実験場への道路を進み、
      金堀沢の標識が付いたカーブミラーの処から尾根に取り付きます。
      尾根筋を登って往くと右手に実験場が望まれます。
      左手の杉林が終わった地点から、約90度進路を南に取ると、
      ブナ林の広い尾根が続きます。
      高層湿原手前からは、岳樺の植生に変り、
      湿原に出ると山頂ドームが目に入ります。
      このルートは林の中を進むので、湿原に出るまでは風の影響なし。

青色ルート 大広手から左に見える杉林を抜け、尾根に出ます。
      忠実に尾根を登ると、湿原に出ます。
      スキーでの降りは、最後の杉林を避け、尾根筋を滑り込むと、
      道路に出れますが背丈程の落差の雪壁有り。

緑色ルート 大広手から沢筋を登り、杉林を抜けるとブナ林に変ります。
(直登ルート)左右共に視界が効かず、急斜面をジグ切って登ります。
      中間地点の750~900mの間は、
      スキーの場合、斜度も有り浮遊感の味わえるルート。
                  樹林の密度が濃く、日差しが当らないので、常に新雪が味わえます。
      シューやカンジキでは、雪が深過ぎてお勧め出来ません。      
イメージ 1

模索中のルートは

赤色ルート 高層湿原から東に伸びるヤセ尾根が、青色ルートから見えます。
      ここを冬期に登り降りした、と言う話は聞いた事が有りません・・・
      地図上には、崩壊マークが記されてますが・・・
      スキーで通過出来るのか?
      900m付近から下は、スキー登行・滑走が可能のようです。
      
冬期の課題に・・・と、思ってます。
選択肢としては、①隣の青色ルートから登り、
         板を背負って900m地点迄降り、滑り込む。
        ②626mピークの右から取り付き、
         900m付近まではシール登行、板をデポして、
         カンジキを使い高層湿原を目指す。

②が、正統派の様な気がしますが、冬までの間 じっくり考えたいと思います。



      

      

2月26日
今日の夕方から天気が崩れる予報。
ここ2.3日は春らしい日なので、崩れる前にヒト滑りと思い、田代岳へ。
山瀬ダム湖の橋から田代岳がはっきり見える、南面には亀裂が・・・
イメージ 1
家を出たのが9時で大広手口着が10時です。
山道の約半分は地面が露出し、ガタガタ道・・・
準備をし10時15分スタート。
TLT+兼用靴で夏道の杉林を抜けた処から、
右尾根に伸びる枝尾根を登る。
イメージ 2
急なので、ジグ登り。
右尾根に出ました・・・
イメージ 3
雪玉はまだ落ちてません・・・しかし、爆弾跡はあちこちに・・・
イメージ 4

林越しに、山頂ドームが見えます。
イメージ 5
まもなく、9合目の湿原ですが・・・雨が流れた跡の縦溝が・・・
嫌な予感・・・・
岩木山がいい感じ。ブナ林の中は風も無く、日差しが強く、
ツナギウエァの上半身を脱ぎ両袖を縛る。汗掻かないようにゆっくり・・・
イメージ 6
ガリガリの縦溝に、薄く粉雪が・・・・登りは良いが滑走が・・・心配。
湿原に出ると、西風が強く体が冷えるので、
ツナギ上を着込み毛の帽子を冠る。
イメージ 7

山頂に着きました、12時。 1時間45分も掛かってしまいました・・・

イメージ 8
ここの神社の中で、おにぎり1個・どら焼き1個。
30分休んで、シールを外し、12時半に滑走スタートです。
イメージ 9

ドーム下の湿原に何とか滑り込めました~
ガタガタの縦溝・・・一番好きなパターンです・・・汗・汗
スキーの跡すら付かない・・・転ばずに良かった~~
左尾根を滑って帰るつもりでいたが、
痩せ尾根は風当りも強く、ガリガリが予想されるので、往路を忠実に・・・
後は、ブナ林間を好きな様に滑って、大広手口着が1時15分でした。
これから暫くの間は、どの山もガタガタ縦溝に悩まされるか・・・・

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