海彦・山彦の白秋日記

八幡平の樹氷(2025.2.2)

2月23日

2/22(土) 19:32配信 北海道放送 抜粋

北海道放送

22日午後、北海道蘭越町のイワオヌプリ(標高1116メートル)画像で、山岳スキーをしていたニュージーランドの18歳の男性が転倒し、太ももを骨折する重傷を負いました。
「17人のパーティでスキー中に18歳の少年がけがをした。救助してほしい」と消防に通報がありました。
男性は通報から約1時間半後に消防のヘリで救助されましたが、右の太ももを骨折する重傷です。 男性はニセコ町に住むニュージーランドの18歳のスキーインストラクターで、勤務するスキースクールの同僚ら17人で山岳スキーをしていました。 17人はジャンプ台を作って遊んでいたところ、18歳の男性が着地に失敗し転倒したということです。この日、イワオヌプリ周辺は晴天でした。

イワオヌプリ(標高1116m 資料)
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はぁ~???な事故であり、笑止!!!
ニセコのスキースクールに勤務だと・・・18歳、季節出稼ぎ労働者?
22日(土)が休みの、優雅なスクールの様だが、同僚16人と・・・
滑りは、仕事柄少し上手いだろうが、16人も居て自力救助出来ぬとは、話に為らぬ!!。
訪日相手の、なんちゃってスクールの、なんちゃってインストラクター達なのだろう・・・

普通に滑って遊んでれはいいのに、ジャンプだと・・・結果、“太腿骨折”
日本の医療制度には未加入だろうし、高い医療費払って、ビッコ引いて御帰国願おう。
滞在中、消費税は払ってたろうから、消防ヘリ使った事は許すとする。

訪日客の、山での目に余る遭難事故、何とか為らないものか?
イワオヌプリ(標高1116m 資料)

2月21日
当地では、2月の中旬を過ぎると、降雪量も減って春らしく為るのが定説。
処が・・・この冬は毎日良く降る・・・-10℃を越える日が減った分、雪は良く降る。
これも、温暖化の現れか?

今朝起きて・・・カーテンを開けると・・・真っ白な景色。
階下に降りていくと、「今日は、燃えるゴミの日だから、頼みま~す」と・・・
「ゲッ! この雪に・・・」集積所まで、100m近く有る。
除雪用にしてる、古い山用のオーバーズボンを履き、長靴に裾を被せ雪対策。

玄関から一歩出ると・・・新雪深は、何とチンポまで有るではないか!!!
大ゴミ袋を雪の上を曳き、集積所へ・・・小さい小学生が学校と反対に2人歩いて来た。
元気に「おはようございます」と挨拶。「おはよ~ 学校は?」
雪が胸迄有って、西側の通用路から入れず、グランドを廻って正面玄関から入ると言う。

ここの小学校は、昔から登下校で、人に会ったら挨拶しろと教えている。
娘息子の時代も・・・爺は、子供に挨拶されて、ドキッとする場面が何度も有った・・・

通りは、車が1台通る溝、対向車は交差出来ずに、頭を雪に突っ込みウロウロ・・・
その脇を、子供が登校してる。学校の周りぐらい先に除雪しろヨ、市役所!!!

慌てる事は無い、朝飯を喰い8時から除雪開始。家の前に停めてた車が、この様です。
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外に刺してたスコップ、柄の先だけが・・・もう少し積もってたら、行方不明に・・・
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フワフワ雪で纏まりが無く、排雪が捗らない・・・
日差しが出て、暑い位で除々に脱ぎ・・・奮闘中、明治乳業の車が来た・・・
若い女の運転手、「爺さん、頑張れ」と、牛乳を貰った・・・

2時間もやると除排雪が飽きて来る、明日からの3連休が、寒波の後半だと・・・
紫煙が今日の分より無いのを思い出し、次の豪雪に備えてCVSへ買い出しに。
奥羽本線の駅を通ったら、線路が見えず・・・駅に昨夜から放置された電車が停まってる。

昼過ぎまで頑張って、何とか目処が付く。昼飯後に、一風呂浴びてスッキリです。
4時過ぎに、灯油の配達が来た。寒波中に切らしたら困るだろうと・・・何と親切な社長。
346L入った!!! 先月は11日に来て325L 39650円。今回は、上回る請求だろう・・・
Eneos 
Cardでの支払い、冬場は灯油購入額が多いので、毎月ガソリンが5円引きに為る。
今は、ガソリンの店頭価格177円。172円と言う事に為る。

明日からの寒波後半、何の位の雪が降るのか?  怖くも有り、楽しみでも有る~
予報を見ると・・・月末は晴れ間が有る、八甲田だ!!!



2月20日
森吉山で、久しく無かったが、3年振りに遭難騒ぎ・・・
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冬季何度も登る森吉山。都度、登山届をスキー場に提出してる身としては、???な事故。
以下は、Web New-sとスキー場の見解。

配信 秋田朝日放送
 19日北秋田市の森吉山に登山に出かけた男性が吹雪で下山できなくなり、20日午前に無事救助されました。
警察によりますと、救助されたのは兵庫県の60代の男性です。19日北秋田市阿仁の森吉山に1人で入りました。男性は山頂から下山していたところ吹雪で視界が悪くなりコースを外れてしまい、身動きが取れなくなったということです。19日スキー場の管理者が営業時間が過ぎても駐車場に男性のレンタカーが残っていたことから、警察に通報していました。男性は警察と電話で連絡が取れていて、雪に穴を掘って一晩を過ごし、20日午前、捜索にあったっていた警察や消防に救助されました。

今朝の森吉・阿仁スキー場のFBには、これだけの記載。
おはようございます!
今朝のゴンドラ山頂気温−8℃風速5m視界100mです!ゴンドラ運行大丈夫です!
スキー場の管理区域より外に出る登山等される方は登山届必ず提出お願いします。

この冬最大の寒波の中で、山で遭難。“自業自得・自己責任”と言うが、お粗末な話し。
連日各山での、遭難騒ぎが報道されているが、おそ松・とど松・十四松だ(ギャグ判る?)

この事故に納得がいかない点が有る。
 
スキー場の管理者が営業時間が過ぎても駐車場に男性のレンタカーが残っていたことから、警察に通報していました。
①登山届を出すと、車の車種・
を聞かれる。登山届が未提出だった事が判る。
②男は、警察と連絡を取っていた? 遭難したと自覚してからの連絡か?
③ここの手続きは、登山届を出す⇒受付番号札を受け取る⇒ゴンドラ乗車時に係員に渡す
 ⇒下山したら番号を報告。これが一連の流れだ。

今は樹氷見物の真っ只中、季節バイトの係員は、樹氷客か? 登山客の区別が付かないのだ。
折角の③が有りながら、笊だ・・・始業2.3時間は、もう少し分けの判る奴を配置せよ!
靴・装備見たら、ひと目で区別が付くだろうに・・・
それにFBでの記載。
スキー場の管理区域より外に出る登山等される方は登山届必ず提出お願いします。
HPの端のFBに書いても、目に入るか?

色々言ったが、一番半可臭いのは、兵庫くんだりからノコノコ来て、悪天に登る奴。
雪穴掘って、一夜過ごした事は評価するが、お粗末過ぎないか???

2月17日
今日付けの、毎日新聞の9面に、以下の記事が載ってたので、読んで貰いたい。
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ディフリー(https://dfree.co.jp )と言う企業が開発したシステムだ。
これを読んで、目からウロコだった・・・

俺も77歳、間もなくしたら・・・こんな様に為るかも・・・親の姿も見て来たのだ。
’17年から発売を始め、’22年には介護保険の適用対象に為り、約300施設・1万人以上が利用してると・・・今年は100施設が導入すると言う。
若者・壮年には、興味ない記事だろうが、先が少ない者にとっては、関心事で有る。

看護師として、介護施設で週2日の喀痰吸引のバイトをしてる妻に、この話しをした。
聞いた事が無いと・・・これが有れば、介護さんの仕事が楽に為ると・・・

介護職は3Kで、人手不足の業界。介護ベットは、ようやく普及し始めてるらしいが・・・
このシステムを導入したら、要介護者も介護者もHappyに為るのでは?

予知の試作器も完成し、今年発売と言う。何とも頼もしい企業だ~

2月15日
2月2日の八幡平 スキーで樹氷見物に続いて、今日も八幡平へ~

GPV気象予報の、各画面を毎日 朝・昼・夜とチェック、土日は晴れ間が有る。
昨夜に最終チェック、同じ晴れでも、八甲田よりは八幡平の方風が弱い気がする。
今朝起きて、最終チェック。八幡平に決定。晴れ・北西寄りの風、18m~13mに落ちる。

7時に出発、8時45分に“秋田八幡平スキー場”に着く。
秋田側から八幡平に登るには、このスキー場経由より無し。
今の時期は、土日より営業していない・・・下界のスキー場に雪が積もる前は、毎日営業。
下界がオープンしたら、平日クローズ。3月末に下界の雪が消えたら、GW明け迄毎日営業。
雪質は最高だが・・常に向かい風で、寒む過ぎて・・客が来ない・・変わった処です。

平日 八幡平に登るには、このスキー場を歩いて登らねば・・・
5.60代の頃は登ったが、今では400円のリフトのお世話に為ってます。(時短・体力温存)

このスキー場は、管理区域外に出るのに、登山届を求めません。勝手に登れのスタンス。

リフト乗降時に、登山客には減速してくれる優しいスキー場。9時始発のリフトに乗る。
どうですか? この整備されたバーン。土日営業の為に圧雪されてます。
スキー客は、精々何十人のレベルなのに・・・元アルペン選手の支配人の拘りです。
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リフト上駅に着く、シューのグループが準備中。シールは装着済みなので、即スタート。
何と・・・蒸ノ湯温泉に降りているスキー跡が・・・一番乗りか?
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後を追うが・・・夏道路の蒸ノ湯展望所で、右の夏道へ降りてるではないか・・・
山に登るには、直進だ・・・

道路標識の下のスペースが、2日の時より狭まく為ってる。
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後続が来ない・・・急登を大きくジグ切って登る。
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リフト上駅に着いたのが9時15分。1時間、膝ラッセルをする・・・疲れる・・・
振り向けば、西に焼山山塊。まだ後続が追い着かない・・・
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樹氷が現れる頃に、後続が追い着いた。TOPの単独スキー若者が、ラッセルの礼を言う。
タッシュにゾンデ棒が見える、其れなりの奴らしい・・・立ち休みをしてると・・・
次に来たアンチャンが、すれ違い様に「トレースが有ると思って来たのに」と小言。
スキー跡をシューで歩くと、普通に埋まるのだ。お前の様な軟弱が来る“山”では、無い!!
この野郎、ストックでド突いてやろうかと、真面目に思った・・・
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この辺りの樹氷は、2日の時より“暖気で痩せてる”。
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天気は良いが、背後からの北西風が・・・毛の帽子を被ってても、耳が冷たい。
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フードを被り、TOPを追う。
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ニセ藤助森が見えて来る。強風で地吹雪に霞んでいる・・・
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この辺まで登ると、樹氷らしい姿に~
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藤助森が近付く・・・
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藤助森(1604m)に着く、12時15分だ・・・登り始めて3時間経過。
2日の時は、山頂まで3時間で登れたのに・・・ラッセル分時間が掛かったのだ・・
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ここから山頂までは、約600mの水平路。
山頂付近も、地吹雪が吹き荒れてる・・・山頂を諦めて、戻る事も考えたが、後15分。
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南に秋田駒ヶ岳が見えた~
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間もなく、山頂標識が見える。
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樹氷の間を縫う様に、山頂を目指す。
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標識300番。八幡平(1613m)の山頂です。12時35分着、3時間20分掛かった。
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強風を遮る処も無いので、即 藤助森に戻る。
藤助森北側の樹氷。
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いつもは、ここでシールを剥いで、滑走体制に入るのだが、正面からの強風で、余裕無し。
シールを付けたまま滑走、緩斜面は踵を開放してスケーティング。
余りの冷たい強風で・・・目玉が変に為ったのか? 時々景色が緑色に見えた、初体験。

正面に森吉山が見える。
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夏道との合流点上まで滑り降りる。夏道への進入角度を間違えた・・・
結果、足首まで板が2本刺さって、顔面・胴体着陸・・・フワフワ雪で事なきを得る。
着陸が上手く行ったので、ショック無しで、金具も外れず(^o^)。雪ダルマには為ったが!

蒸ノ湯展望所の大看板下で、初めて板を外して大休止。ここまで来れば安全です。
テルモス珈琲と紫煙が美味い~  久し振りに厳冬期の冬山気分を味わった~

スキー場に登り返す・・・膝より深いトレールが出来上がっている。
明日の日曜日に来る奴は、楽に登れる~
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登り返しの途中から、八甲田連峰が見えた。

スキー場TOPに着き、シールを剥がして滑走。圧雪された上部は、快適に滑ったが・・・
下部は日差しに腐ってたのか?  板の前部でブレーキが掛かる様な感じの滑り・・・
ワックスが合わないのか?  車に戻り、下山☎。

今日の八幡平は、晴れ・1400mで18mの風予報。登りは背後から、帰路は向かい風。
織り込み済みでの山行だったが、塩っぱさ充分だった。

今季は一度も八甲田に行ってない・・・次回に!!!

2月2日
1月27日の 田代岳スキー登山の後、次の晴れ間はいつか?と、GPV気象予報とニラメッコ。
この先の、雲の動き・風・気温が、ワンクリックで見れる予報です。
八甲田・八幡平を主に注視してると、昨夜の段階で、八幡平に雲が掛かる率が低い。

朝 目覚めて再度確認。八幡平に行く事に決定。装備は、常に車載済み。
昼飯のパンとテルモス珈琲を持ち、家を出る。

7時に出れば良かったが、何故か7時半・・・道路が凍ってて、慎重に・・・
秋八(秋田八幡平)スキー場に着いたのが、9時半・・・2時間も掛かってしまった。
急いで、兼用靴を履き・・・リフト1回券400円を買う。9時45分だ・・・
支配人曰く、2~30人登ったと・・・登山客は、9時の始発に乗るのが常道。45分遅れ。

スキー場TOPから、蒸ノ湯温泉展望台Pに滑り込む。
今日は、登り3時間なので、800gの超軽量板を履いて来た・・・
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何と・・・道路標識の大看板に、頭が当たる程の積雪です。この積雪量は何年振りか?
この標識の設置基準は、看板の下の有効が5mだそうです。積雪が4m近い・・・


蒸ノ湯源泉から、急登が続く・・・スノーシュー団体のトレールが、膝深の溝。
ストックの長さが合わずに調整・・・2~30人も歩けば、こんな溝に為る。

微風・温暖、頭から汗流して、急登を喘ぐ・・・振り返ると、西に焼山山塊が・・・
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岳樺の霧氷が、青空に映える・・・

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青森トド松も雪化粧。
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スノーシューの溝、膝までの深さ・・・
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岳樺帯の霧氷、見飽きない・・・
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ツァー標識174番(スキー場TOPが100番なので、74番分より登ってなし。

山頂は300番です。
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背後の焼山山塊(1300mちょっと)と、同じ位の高さまで登った・・・
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厚い雲が太陽に掛かると・・・樹氷が不気味。
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膝深の溝が続く・・・
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湿気を含んだ風の当たり方で、樹氷の形も様々。
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藤助森(1604m)の、登りに入る。
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拡大すると、樹氷原の中に先行者の姿が見れます・・・
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北の端に、日差しが当たってる。
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登るに従い、樹氷がゴツゴツしてる。
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助森に着く(12時半)、ここで八幡平山頂が初めて見える。
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静寂な山域に・・・ブーン・ブーンと煩い・・・見上げると、ドローンだ! 
周りに誰も居ず、俺の姿を追ってる様な気が・・・
何処の馬鹿が揚げてるのか? 降りて来たら、ストックで叩き落すのに・・・

ほぼ平らな雪面を15分歩いて・・・八幡平山頂標識が見える。
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山頂直前で、下山するシューの団体と交差。男女混合で前後にガイドが居た。
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山頂着12時45分。岩手山は雲の中・・・
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山頂に、ドローン親父。「お前、許可取ってるのか!」岩手側に、都合悪そうに退散。
国立公園内で飛ばすには、事前に管理事務所の許可が必要です。

300番 1613m。ここまで、3時間掛かった。
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サンドを2個、熱い珈琲で流し込む。
岩手山は、終始 山頂見せず・・・八甲田も雲の中、今日の山の選択は

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背中が冷たく為って来たので、藤助森に戻る。
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通過した時に休んで居た連中が、まだ居た。鹿角山岳会の方、ルート旗を挿しに来てた。
樹氷見物客とGWの山スキー・登山客用に設置・維持管理をしてくれている。
GW明けには、竹竿の回収・保管もしている。

ここでシールを外して、滑走体制に・・・声を掛けられる「常連さんダスな」
熊の尻皮で判ったと言う。「旗のお陰で、安心して登れる」「そう言って貰うと、嬉しい」

八幡平は、ノッペリとした山で、吹くと迷う確率100%。昔はルート旗120本背負って来た。
今は、毎年鹿角山岳会がルート工作してくれるので、秋田側の遭難はゼロです。

藤助森から滑るが・・・山岳レース用の板、浮力が出ずに膝深でズリズリ・・・
巾広板なら浮くが、重くて登りが疲れるので却下、軽い板で登って来た・・・

仕方が無いので、カンジキのトレール内を滑るが・・・急カーブで刺さる!
そこで自己流の滑り方に・・・片足は溝の中・片足は溝の上を滑る。
当然、固められた溝が滑るが、加速の調整を片足のテール加重でする。
片足上げての滑りで、疲れるが・・・疲れたら、交互にする。
この方法は、慣れると簡単。自己流トレールの滑り方、是非 お試し有れ。

焼山山塊の奥に、森吉山が見えた・・・
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一日 天気がもってくれて、ありがたい~
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スキー場TOPに着く。振り返ると・・・ドーンと八幡平。
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シールを外して、客が1人より居ない、スキー場内を滑走。支配人に下山報告。
焼山山塊の右奥に森吉山が・・・立ち昇る蒸気は、地熱発電所。

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天気に恵まれて、いい山行だった。この後、暫くは悪天が続く・・・次は、八甲田だ!!

日本3大樹氷について・・・
最近 森吉山の阿仁スキー場が、3大樹氷の1つだと、盛んに宣伝しているが・・・
3大樹氷は、昔から蔵王・八甲田・八幡平だ。森吉山が、4大樹氷の1つだと言うなら納得。
蔵王・八甲田は、今時期 支那と半島が、ゴロゴロ居る。森吉山も同様・・・
八幡平だけが、唯一 自力で登らないと見れない処、樹氷の数も最多です。

1月27日
昨日の森吉山・スキー登山は、予想外の強風で、散々な目に会った・・・
帰宅して一杯呑みながら、明日は間違いなく晴れるので、田代岳にでも・・・と話した。

起きると・・テルモス珈琲が用意されてるではないか!  これでは、行かない訳に行かぬ。

8時に家を出る。バリバリに冷えた朝、天気は持つだろう~
ダム湖に来ると、田代岳が見える。雲は掛かって無し、久し振りの田代。
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登山口迄の林道は、奥に三菱重工のロケットエンジン燃焼実験場が有るので、冬場も除雪されて居る。しかし下地の道は、昔の簡易舗装が剥げて、ガタガタのソロバン道路だ・・・
特に、この滝の橋までが融雪も有って、ハンドルが抜けるかと思う程のガタガタで、
10km以下で走る状態でした・・・4月から市で、改修工事をするらしいが・・・
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この冬は降雪量が多く、道の脇はこの有様です。一車線、処々に退避スペース有り。
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実験場の夜間の警備員が、朝8時の交代で降りて来る頃・・・いつもの2台が降りて来た。

1時時間15分掛けて、大広手の登山口に着く。例年3区画有るPスペースの1画に禁印。
2区画に綺麗に入れれば、6台は可能か? そんなに人気の山で無し、十分だ・・・
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1画に軽トラが停まってて、カンジキ跡が・・・既に登ってる様子。
別画に停めて準備中に、大型トラが降りて来た・・・

シールを貼り、除雪された雪山を越える。9時半登山開始。
カンジキは、夏道伝いに登ってる様で、深い跡が続いてる。

左の尾根にルートを取る。混生林から、杉造林帯に入り、尾根に上がると山毛欅林。
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新雪が2~30cm積もってる。久し振りのラッセルだ・・・
暑い!  肘から脇腹のジッパーを開放して、放熱する。
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急斜面が150mほど続く・・・頭から汗ビッショリです・・・
スキーで直登出来ず、ジグ切って登るが・・・加重するとテールが15cm位ズル。
左手に見える仮五色尾根、9年前に踏破した。左下に落ちる仮直登尾根も踏破。
五色尾根ラインは950~1000m、まだその標高に達して無い・・・
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このズレは疲れる・・・シールが効かない雪質だ・・・
ロケット実験場が見える。大爆発しても周囲は山だけ・・・
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遠くに、北八甲田と南八甲田の連峰が、真っ白だ・・・
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斜度が落ちて来る・・・少しは楽に・・・
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山毛欅林も疎らに為って来た~ 9合目の高層湿原が近い。
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登り始めて2時間半が過ぎる・・・ほぼ飲まず・喰わず、疲れ始める。
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山毛欅に咲いた“霧氷” 昨晩の寒さで出来たのだ、日差しに輝く。
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田代岳(1177m)の下に広がる、高層湿原(1000m)に上がった~
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時間は既に12時半、3時間も掛かってしまった・・・これでは山頂は踏めぬ。
残念だが・・・ここでシールを剥がして、滑走の準備。

岩木山の頭は雲の中・・・
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自分のトレース跡を、左右に見ながら・・・大回りで滑る。いい雪だ!!!
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木々の霧氷が綺麗だ。
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微風・寒さ無し、急斜面も左右に振って、無事通過。車に戻るが・・・カンジキが未着。
山頂ドームに足跡無しだし、湿原にも足跡無し・・・板でも沈む雪、カンジキなら尚更だ。
装備を解いて、ガタガタ道を慎重に運転。ダム湖に来て、電波立つ・・・下山連絡。

疲れ果てたが・・・いい山行だった(^^) 風呂後の一杯が旨い~

1月26日
冬山初心者を案内して、森吉山に・・・
予報を見て、昨日が良かったと思ったが・・・仕事持ちゆえ仕方無し・・・

9時前に、スキー場に着くと、車が多数で誘導員が・・・ゴンドラ運転前なのに行列が!
スキー客・樹氷見物客・登山客が、入り乱れてます。

準備して、登山届を出す・列に並ぶ・券を買う係りに分けて、何とか12番を確保。
12番? 長い列と、格好から、どーう見ても、登山届を出して無い奴らが多い気がする。
登山届を出す出さないは、貴方の勝手ですが・・・

1時間近く並んで、ゴンドラ乗り場へ・・・係員が、一生懸命ゴンドラに重しを載せてる。
30kgの鉄錘りを、1ゴンドラに6個も・・・風での揺れ防止の為です・・・
上は強風なのか?  18mの風が吹けば、ゴンドラは運行停止。

ゴンドラに乗り込む・・・上に登るほど、木立の頭が揺れてる・・・ゴンドラも横揺れ。
山頂駅で降りたが・・・そこそこの風が吹いてて、一旦 休憩所に避難。
幾らか天候が回復、準備をして外に出る。

樹氷案内所に来ている方が・・・何か見覚え・・・今は、登山ガイドの 石川君では?
9年前に、冬の田代岳山頂小屋で会った事が有る。当時、珍しくルート旗を持ってた。
「旗持参とは、凄い」と褒めた記憶が有る。彼は照れてたが・・・今は、立派なガイドだ。
「石森の尾根に出ると、強風ですよ」と、アドバイスをくれる。

樹氷平に登る。尾根通しのトレールより無い・・・右下を巻くルートに足跡無しです。
石森Pへの、尾根通しのトレールを辿る・・・
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21日に来た時より、樹氷は復活している。
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風が強いが、見通しは有る・・・ルート旗も80本背負って来た。
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樹氷帯を抜けると・・・更に風が強まり、石森P手前で撤退を決意。
この風では、上に往く程に風を避ける処が無い・・・
スキーで登って来た方・・・声を掛けられる。能代のT氏だ。2年振り位に会う。

樹氷帯の下を登って来た様に思われる・・・スキー跡が残ってた・・・たぶんT氏だ。
凹凸の激しい樹氷帯のトレールを降りるより、こっちが楽た。
途中、登って来た2・30人位のシューの団体に会う。
すれ違い様に、1人から「これ ルートですか?」と、聞かれた・・・
一般的な、尾根通しのルートを想定してたらしい。「上にも有るが、ここは風が当たら無いから」と知らせる。
ツァーの客は、何の疑問も持たずに、ガイドに従う奴が多いが、聞いた親父の勇気に敬意。
しかし・・・俺に聞くより、ガイドに聞けよ! と言う話だ・・・

ゴンドラ上駅の休憩所に戻り、昼飯を喰う。満席だ・・ゆっくり休んで、スキー場を滑走。
21日のガリガリバーンと違って、新雪が被って滑り易い~~

下駅で下山届けをし、珈琲タイム。T氏が下山届けに来た。森吉神社に参拝して来たと。

帰路に着くが・・・下に降りるほど、天気が良いではないか・・・
冬山は、そんな物だ・・・誰が上は、強風が吹いてると思うか・・・

家に着くと・・・テーブルに晩酌の準備が・・・程無くダンスから帰って来た。
「山、どうだった?」・・・「強風」・・・「それが良くて、往くんでしょ~」
キツいお言葉に、ガーンで有る。5.6杯呑んで、忘れない内に書いて居る。

NEW-Sで今日、苗場のカグラでBC中、新雪深雪に嵌り、SOS発した馬鹿夫婦が居る。
ゲッで有る。そんな奴は、ゲレンデ滑って居ろよ!!!  ちょっと言い過ぎかナッ?

さて・・・八幡平の樹氷見物の“注文”を貰った・・・
豪雪の八幡平、例年2月中は天候が安定せず、中々山頂は踏めないが・・・
今年は、気温の寒暖が激しくて、樹氷が落ちる確率が高い・・・早い方が良いのかも・・・
日々の予報変化を注視だ・・・

1月23日
今日、みかんの収穫をした。

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10月18日時点での様子。この後、霜の恐れが有るので、玄関の庇の下に移動。

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12月17日 寒くなったので、玄関内に入れる。
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そして、今日収穫。L・2Lサイズ位だろうか? 1週間位常温で置くと、旨味が増すらしい。
正月に泊まりに来た娘の次男が、喰いたいと言ったが、まだ酸味が強く、毎年今頃が適期だ。

孫の話のついでに
冬休みの宿題中の事。漢字の問題で、判らない漢字を聞かれた・・・
辞書で調べろと言ったら、スマホを出して検索し、即 書き込み(@_@。
今は、そう云う時代なのだそうな・・爺 遅れてると言われる 街の本屋が潰れる訳だ!

1月22日
雪崩事故から8年も経て、今更ですか?
県高体連傘下の、登山専門部が起した遭難事故に対して、高体連として反省と再発防止に付いての文書です。
報道3社の記事を載せました。社により若干ニュアンスに違いが有るが、一読を。

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如何にも・・・な、反省と再発防止策です。
しかし、肝心な傘下の“登山専門部”が、去年の春にgive up宣言をしています。以下⇩


栃木県高体連、登山専門部が活動休止 指導教員減で継続困難 那須雪崩事故後に業務限定

4/23 11:30

栃木県教育委員会が入るビル

 栃木県高校体育連盟(高体連)登山専門部が活動を休止していることが22日までに、同連盟への取材で分かった。休止は今月からで、部員の減少や専門性を有する教員の不足などが要因。大田原高山岳部の生徒7人と教諭1人が死亡した2017年3月の那須雪崩事故後、登山専門部は21年に県高体連主催の登山大会を開催しないことにし、全国大会などへの出場校選考などに業務を限定。今後は県高体連事務局が役割を引き継ぎ、部活動に影響はないという。

県高体連によると、登山部のある県内高校は23年度に5校となり、17年度の22校から大きく減少した。
当然です。親も子も、事故が有っても責任逃れする様な奴等からは、指導されたい等と思う訳が無い。
少子化や部活動の統合などの影響とみており
少子化は今に始まった事で無し。姑息な大人の世界を見てしまったからでは?
「雪崩事故が影響したかは不明」としている。併せて、登山の専門知識を持つ教員の不足も深刻化。専門部の運営を登山部顧問だけではできず、元顧問の教員がサポートするなどして組織を維持してきたという。

 23年度の登山専門部長、新井聡(あらいさとし)石橋高校長は「持続的な運営が難しいと判断した。部活動は各学校で引き続き実施される」と説明する。
山岳部の部活は、各校の責任でやれ、高体連としては関知せず。
そう聞こえますが・・・なら、【登山専門部】為る大層な名の組織を解散しては?

その上で「専門部としての活動は休止しても、那須雪崩事故の教訓を忘れずに関係者一人一人が安全対策に取り組む」と述べた。

 雪崩事故の起きた登山講習会は、県高体連が主催し、登山専門部が主管していた。事故を受け登山専門部は21年7月、安全に配慮した運営が困難になりつつあるとして、県高体連主催の大会や山に入る講習会を実施しないと発表。その後は上位大会への出場を希望する高校の選考や、顧問同士の情報共有の場づくりなどを担ってきた。
国体予選を兼ねた県体登山に【少年の部】は無く為った様だが、
国体に出たいと言う高校は、山での実力判定では無く、“談合”で決めると言う、
ある意味素晴らしい組織だ・・・
 登山専門部の業務を引き継ぐ県高体連の担当者は「二度と事故が起きないよう、使命感を持って当たる」と話した。県教委は休止について「部活動の安全性が損なわれることはないと考えている」との認識を示した。

正に、“羮に懲りて膾を吹く”の図であり、更に“臭いものに蓋”か・・・


実際は素人に近かった“登山専門部”の業務を、引き継ぐ高体連の担当は更に素人では??
部活の安全は損なわれないと言うが、責任は現場の教師に丸投げの図式。

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