⑲今がチャンス
栗城ブログが更新されました。(黒字は栗城ブログ、青字は私見)
2016/09/23 19:54
今日から再び向かっていきます。
三度目のABC発では???
今日は、エベレスト上部でも相当強い風が吹いています。
上部はそうでも、ABCは画像を見る限り、旗がパタパタでしたね。
2日後に6100mに着く頃には、天気予報によると穏やかになりそうだが・・・
今はとにかく集中しており、言葉があまり出てきません。
小生も、日々の行動に、開いた口が塞がりません・・・
自分と山に素直になって、深く呼吸をしていきます。
登る自信が無いなら、辞めるべき。山の先輩も言ってるでしょう~
。。。。。。。。。。。。。。。
栗城エベレストを、日本の山に例えて説明します。(多少無理が有るが、周知の山で)
高度(標高)を別にして、奥穂高岳に例えて説明すると判り易いでしょう・・・
BCが上高地、ABCが横尾、5800mが本谷分岐、北壁の下6100mが涸沢、北壁を奥穂沢かアズキ沢にしましょう。
奥穂を登りに往って、横尾と涸沢の間をウロウロしてます。原因は天気だそうです。
ABC→5800m間(横尾から本谷分岐)は、標高差200m・氷河の縁を、
4~5キロ 半日掛けて歩きます。
装備は、防水の効いた登山靴・アウターはゴア合羽か厚手フリースで充分です。
天気予報を見る限り、歩いてれば寒く無いし・アイゼンピッケルも必要無し。
但し、モレーン(氷河が運んだ石ころ)の上を歩くので、足元注意です。
翌日は5800mから6100mまで(本谷分岐から涸沢まで)、
標高差300m・氷河の縁を、4~5キロ 半日掛けて歩きます。
装備は、冬用アウター上下・厚手手袋程度でOKです。
後半は雪の積もった氷河の上を歩くので、不安で有ればアイゼンを。
やっと涸沢に到着です。
ここ6100mまでは、北アで使う冬山装備で充分通用します。
ここ(涸沢)にキャンプを設け、天候待ちをし・奥穂が見えるなら、
高所靴とダウン上下に着替えアタックです。
天気が悪くて進めず、ABCまで戻りウロウロ・・・晴れそうと言って出発して、
また戻ってウロウロです。実に時間の無駄です。
ガスで見えないと進めないらしいが、横尾から涸沢程度の処は、
ルート旗を設置してれば、ガスが濃くても迷う心配なしです。
普通、日本の冬山でも往復登山の場合は、皆さん遣ってる事です。
(ちょっと飛躍し過ぎて判り辛いか?)
今回の中央ロンブク氷河6千m辺りまでは、冬用衣類・寝袋が有って、
ラサ(3600m)からBC(5200m)とBCから6000mの高度順応を正しく行なえば、
心肺疾患の無い人なら誰でも登れます。その程度のトレックコース。
その先が超難関なのです、言わばチベット側エベレストはここから始まります。
(ネパール側エベレストは、アイスフォール手前から。BCは既に観光地です。)
。。。。。。。。。。。。。。。
キリアン達は、6000mにBCを設置し、
3週間北壁のチャンスを伺いましたが時間切れ敗退。
キリアンは今頃、下の天気予報を見て、もう2週間分の食料・燃料が有ったらと、
悔しい思いをしてると推察・・・
栗城も(下の行動一覧参照)ABCでの停滞日を利用し、
少しでも多くの食料・燃料を6100mに荷上げして置けば、
ワザワザABCまで戻る必要無しだし、
2日掛けて6100mに登り返す必要も無しです。(小生ならそうしますが・・・)
栗城は、単独登頂の意味を、下から通して登らないと駄目と思ってるのか、
矢鱈にBCなりABCから出発したがります。
体力・脚力のあるクライマーは別として、
6100m(C2に為ったらしいが)から出発た方が、
体力的にも時間的にも楽なはずです。
若干高度の問題も感じますが、〝低圧酸素室〟で、
過去に無い仕上がりだった様なので、大丈夫でしょうし、
キリアン達に出来て(6000mでの滞在3週間)栗城に出来ないはずが無い。
入山以降の栗城の行動です。
遅々として高高度に到達出来ず、何とABCでの停滞が多い事か・・・
9月3日 車で、5100mに入りBC設置
9月4日 BCで停滞(高度障害で、スタッフをティンリに降ろす)
9月5日 ヤクで荷を運び、5600mにABC設置(予定の6000mには設置出来ず)
9月6日 ABCで停滞
9月7日 ABCでプジャ
9月8日 ABCで停滞(ガスで見えないそうです)
9月9日 ABCで停滞
9月10日 ABCで停滞
9月11日 ABCで停滞
9月12日 順応の為、ABC5600m→5800mで一泊。(半日歩いて200m登る)
9月13日 順応ルートの西稜・北尾根を止め、6100mでキャンプ(半日で300m)
9月14日 6100mで停滞(降雪が有った為)
9月15日 6100mから北壁の6500m地点に登り、熱が有るとABCに撤退。
9月16日 ABCで停滞(熱は下がったと言うが・・)
9月17日 ABCで停滞
9月18日 ABCで停滞
9月19日 ABC→5800m→ABC(雪が降り始めたと、ABCに戻る)
9月20日 ABCで停滞
9月21日 ABCで停滞
9月22日 ABCで停滞
9月23日 ABC→5800m
9月24日 5800mで停滞か?
長く為りましたが、この先の天気予報です。
6000mと7000mの、10月2日までの予報です。
25日を境に好天が続きます、風はそよ風・降雪も減少・体感温度も冬山程度。
8000m・山頂付近は記載しませんが、エベレストでは稀な好条件です。
今のこのチャンスを逃すと、このような安定した好天は望めないかも・・・
なので、この天気でも登れず、敗因を雪が・・天気が・・風が・・とは言えない。
体力・氷雪登攀技術の欠如以外に敗因なしです。
ここ数日、ジックリです。
⑳6100mで停滞
栗城が公式ブログを更新しました。(黒字は栗城ブログ、青字は私見)
スポットが動いてないので、今日も5800m(C1)で停滞かと思ってたが、
6100mへ上がったようです。
2016/09/24 19:36
今朝、7000m近くのキャンプ3に向かって出発しましたが、朝から暴風と雪でホワイトアウトしていて何も見えず、今日は壁の取り付き近くでステイしました。
ホワイトアウトと言って、画像を添付してるが、ただのガス・・・
氷河がハッキリ写ってるではないか・・・添付画像が白一色=ホワイトアウト。
おいおいそれに、今朝は5800mのC1から出発したはず。
6100mのC2で、15日(薇熱が有るとABCに戻った日)に残置したテント・寝袋他を、回収して通過したと言う事に為る。
何故なら、19日に雪が降ったとABCに即刻戻った時に、公開したザック画像に、
テント・寝袋他が入ってたとは思えぬ嵩(量)。
又、23日朝ABCを出る動画の後姿(ザック)を見ても、
それらが入ってる嵩(量)とは思えない・・なので、6100mに全て残置したと判断。
もしかして、シェルパに荷下げさせて・また荷上げも・・・〝単独〟だったよね。
栗城の脚では、朝5800mを出発し、6100m(C2)に到着が昼前、
荷を纏めC3に向かうのは、午後に為るはず・・・・ちょっと変ですねぇ~~
7000m近くのC3 では無く、6800mがC3です。(22日に画像で公開済み)
こんな天候で、C3に向かうとは・・・考えられない・・・
壁の取り付きで停滞してるとは、
C2と思って良いのか・・C2より壁寄りなら雪崩れの心配有り。
天気予報では今日は晴れる予定でしたが、なかなか天気が難しいです。
今もテントの外は強い風と雪で、真っ白です。様子を見て、また明日から向かいたいと思います。
26日からは、天気も治まる模様。高額な気象データ買ってるから参考にしたら・・・
ただ、エベレスト方面からは雪崩が起きる音が時折聞こえてくるので、この雪がどれ位積もるかによっては、雪崩を避けてもう1日ステイするかもしれません。
安全にどーぞ。
慎重に見極めます。
エビフライが食べたい。。。
日清「ラ王」と、グリコ「駄菓子」で充分。
★栗城公式HPの【日程】が、登頂日22日のままで変更されてない・・・
余程、削除に忙しいのか?
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明日は、突然 八幡平山系の三っ石岳へ 日帰り紅葉見物に誘われたので、
ブログ更新は無理かも・・・山を歩くのは6月以来だーーー
栗城 貝になったか?
栗城公式ブログが、更新されません。
9月24日付けで〝ホワイトアウト〟と称し、ガスの氷河画像が一枚添付。
氷河や山が見えて、ホワイトアウトだそうです。
登る気が無いなら、お約束の〝冒険の共有〟ブログでも書けば良いのですか、
25日.26日と沈黙を守ってます・・・
栗城公式HPのスケジュールも、ご覧の通り12日以降変更されてません。
又、チベットBCも4500mのまま訂正されず、5200mですよ~~管理人さん。
【2016年 栗城エベレスト遠征スケジュール(予定)】
8月26日 日本出発
8月27日 ネパール首都カトマンズ入り
8月31日 チベット入り
9月 3日 チベットBC入り(4500m)
9月 5日 エベレストABC入り(6000m)
9月 9日 プジャ(安全祈願)
9月12日 高所順応開始
9月22日 登頂予定 (9月12日現在)
BC入り以降の行動実績です。(当ブログで前に記載したものに加筆)
9月3日 車で、5100mに入りBC設置
9月4日 BCで停滞(高度障害で、スタッフをティンリに降ろす)
9月5日 ヤクで荷を運び、5600mにABC設置(予定の6000mには設置出来ず)
9月6日 ABCで停滞
9月7日 ABCでプジャ
9月8日 ABCで停滞(ガスで見えないそうです)
9月9日 ABCで停滞
9月10日 ABCで停滞
9月11日 ABCで停滞
9月12日 順応の為、ABC5600m→5800mで一泊。(半日歩いて200m登る)
9月13日 順応ルートの西稜・北尾根を止め、6100mでキャンプ(半日で300m)
9月14日 6100mで停滞(降雪が有った為)
9月15日 6100mから北壁の6500m地点に登り、熱が有るとABCに撤退。
9月16日 ABCで停滞(熱は下がったと言うが・・)
9月17日 ABCで停滞
9月18日 ABCで停滞
9月19日 ABC→5800m→ABC(雪が降り始めたと、ABCに戻る)
9月20日 ABCで停滞
9月21日 ABCで停滞
9月22日 ABCで停滞
9月23日 ABC→5800m
9月24日 5800m→壁の下(6100mのC2とは記載せず)
9月25日 壁の下で停滞
9月26日 壁の下からABCへ撤退
9月27日 ABCで停滞
9月28日 天気が良ければ、また上に上がる、と・・・・言ってます。
栗城公式ブログのコメント欄に、色々書かれても、以前の様に削除もせず、
放置状態です。日程の変更無しの件・削除無しの件、事務局もヤル気無しか・・・
26日に放映された、イモトの〝アイガー北東稜〟登頂番組の、
反響がショックなのか? (画像はイモトが登攀した、アイガー北東稜)
番組を見て思った事
北東稜をヘリから映してたが、このルートを約100年前に、
槇有恒が初登攀に成功してたのです。 (当時の登山スタイル、背の低いのが槇有恒)
命綱は当時麻縄、同じ長さなら今のザイル3倍重いし、太さも3倍、強度は1/2。
登山靴は当時皮底に、滑り止めの鋲を打った物。
ピッケルは当時1Kg以上で長さも約1m。服装も厚手ジャケットにニッカーボッカー。
こんな装備で登攀したとは・・・・
登攀したイモトが凄い。(勿論、ガイドとの一対一でのスタカット式では有るが・・)
同行スタッフの中に、過去栗城の遠征に関係した者が数名居た。
ま~商売(仕事)とは言え、若干節操の無さを感じたのは小生だけか・・・
指の無い栗城には、岩稜登攀の重要な要素の〝ジャミング〟が出来ないので、
こんなルートは登れません。指先から血が吹きます・・・(山野井夫妻は別格です。)
さて、栗城はいつ動くのでしょうか・・・・快晴・無風など今の季節には望めない。
追記
おっと、栗城公式ブログが、更新されました。(黒字は栗城公式ブログ、青字は私見)
2016/09/26 17:54
この3日間、好天を待っていましたが、モンスーンによる降雪が非常に多く、今日も不安定な天気で雪が降り始め、エベレストの北面にはたくさんの雪が張り付いています。
今は降り積もった雪で雪崩になる危険性が高く、雪が安定するのをまだ待つ必要があるので、これから一旦アドバンス・ベースキャンプ(ABC)に戻ります。
今は降り積もった雪で雪崩になる危険性が高く、雪が安定するのをまだ待つ必要があるので、これから一旦アドバンス・ベースキャンプ(ABC)に戻ります。
3回目のABCへの撤退です。
明日、一日レストして壁に張り付いた雪が安定するのを待ち、天候を見ながら明後日にはまた出発できればと思います。
明日27日は、ABCで停滞し、28日にまた上がると言う・・・
何の為にABC(5600m)に下山するのか・・・・天気待ち???
では、当初予定の6000mにABCを設置出来てたら、5200mのBCまで降ると言う事?
なかなか登らせてもらえませんが、準備を整えて集中力を切らさず、山と自分に素直な気持ちで向き合っていきます。
6100mのC2と5600mのABC間を、行ったり来たりの〝単独・珍道中〟ですね。
㉑スタッフ脱落
26日に天候が悪いと、壁の下(多分6100m・C2)から、ABCに戻って居たが、
27日に公式ブログを更新(動画添付) (黒字は栗城ブログより、青字は私見)
2016/09/27 21:32
今日ようやく雪が止んで晴れたので、アドバンス・ベースキャンプ(ABC)の近くで動画を撮影しました。
明日は予報では天気が安定しているようなので、再びABCを出発してエベレストに向かいたいと思います!
明日は予報では天気が安定しているようなので、再びABCを出発してエベレストに向かいたいと思います!
以上の短い記載より有りません。
明日(28日)は、4回目のABCからの出発と言う。
9月上旬にBC入りして以来、最高到達点は6500mで、6100mと5600mABC間を、
4回も往復してるだけの状態です。
直近の行動です。
9月23日 ABC→5800m
9月24日 5800m→壁の下(6100mのC2とは記載せず)
9月25日 壁の下で停滞
9月26日 壁の下からABCへ撤退
23日に晴れたと言い、上部に向かいましたが、
中一泊(5800m)しないとC2に辿り着けない体力。
壁の下(6100m・C2)とABC(5600m)間の距離は、
約5キロ・標高差は500mより有りません。
エベレストを目指すような人は、半日掛からず登れる距離です。
如何に、モレーン(氷河堆積物)や、氷河沿いが歩き難いと言っても、鈍亀状態です。
25日一日停滞しただけで、翌日26日にはABCに降りて来る始末です。
動画では、荒天と食料などの理由で、戻って来たと言ってるが、
3日分程度の食料を持って、壁の下(6100m)に往き、その先の山頂を目指すの???
仮に順調にC3(6800m)→C4(8000m)→山頂→C4かC3泊と、
行動出来たとしても途中で食料が尽きるし、予備の食料は必須です。
メスナーが北稜からグレートを登攀した時は、
ABC(6500m)から一週間分の食料・燃料を用意し、
18キロのザックを背負い出発しました。 何か甘過ぎませんか? 栗城・・・
それと、今日(27日)ようやく晴れたと言ってABCでの動画撮影、
明日(28日)は出発だと・・・
何か可笑しくありません? 晴れたら出発でしようよ~ しかも一日延ばして・・・
壁の下(6100m)に着くのに2日掛かったら、又天気が崩れるかも・・・
天気予報はどうでしょうか・・・
6000mも7000mも、微風・体感温度共に問題なしです。
多少降雪は有るが、今の季節を選択したのは栗城自身、既に織り込み済みのはず。
好条件が続きます、これで登れないなら、エベレストは今後も無理でしょう・・・・
最後に、スタッフ脱落とは、松田と言う自称フリーライターと思われる。
BC入りした日も高山病で一時リタイア・ABCに上がっても駄目・・・
ド素人のメンバー選定ミス以外なし・・・
イモト・アイガーに人手取られた影響か? ギャラ安くて断わられた?
㉒久々のC2
栗城公式ブログが更新されました。(黒字は栗城ブログ、青字は私見)
2016/09/29 20:26
今日はキャンプ2まで来ました。朝のうち晴れていましたが午後から暴風雪になり、毎日モンスーンによる雪との攻防戦です。
やはり壁には、取り付けなかったようですね。
キャンプ2にも大量の積雪がありますが、この上はさらに雪が深く、まだ雪崩が起きそうな不安定な雪が積もっています。
添付動画を見た限りでは、見通しも良く、そこそこの積雪量もあり、大変そうです。
でも、あれだけのデブリに向かって登る姿を見て、
馬鹿か? と思う小生は、馬鹿でしょうか・・・
これから、この雪とどう友達になるか考えます。
ウロウロしてると、雪崩れの餌食になりますよ~
速攻で攻めるか! 雪崩れがある程度落ちてからでしょうが、
今までの歩速から見ても、速攻は無理、素直に敗退宣言しては如何でしょうか・・・
上部から、大きいのが一発来たら、その谷 埋め尽くしますよ~
カラ元気風を吹かせない事が、延命に繋がります。
さて、明日の行動が気に為りますね~~
追記
今日(9月29日付け)の栗城公式HPで、日程の変更が有りました。
【2016年 栗城エベレスト遠征スケジュール(予定)】
8月26日 日本出発
8月27日 ネパール首都カトマンズ入り
8月31日 チベット入り
9月 3日 チベットBC入り(4500m)
9月 5日 エベレストABC入り(6000m)
9月 9日 プジャ(安全祈願)
9月12日 高所順応開始
10月上旬 登頂予定
登頂予定日が9月22日から、やっと10月上旬に変更です。
まだ、登る気が有るようです~ 面白く為りますね。
しかし、スケジュールの、BC4500m もABC6000mも変更無し、杜撰の極み。
5200 5600
栗城6回目のエベレスト 今迄に辿ったルート
栗城公式ブログが更新されました。(黒字は栗城ブログ、青字は私見)
2016/09/28 19:58
今朝再びアドバンス・ベースキャンプ(ABC)を出発して、標高5800mまで上がって来ました。
相変わらず、1日で標高差200mより登ってません。
朝からまた雪が降っていますが、あまり降り積もる感じはないので、明日天気が回復したら壁を登りたいと思っています。
壁の事は、6100mのC2に着いてからの話です・・・
遅々として進めない栗城・進まない栗城 どちらでしょう? 降雪が理由の様ですが~
今までの行動を辿って見ます・・・
上の図を参照に読んで下さい。(栗城が公開した画像に、加筆してます。)
ABCを5600mに設置。当初は6000mの予定でしたが、ヤクが進めないとの理由。
5800mにC1設置。画像他の中継基地との位置づけが、何時の間にやらC1です。
ABCより200m高い位置で、歩いて約3時間の距離。
この5800mの基地をBCにして、緑線の西稜・北尾根(栗城流ロー・ラ・フェイス)で、
高度順応を考えてたが、雪崩れそうとだと諦める。(氷河を渡る自信が無かった)
このC1位置を割り出したのは、下記GPSデータ(栗城が公開)を基にポイントから。
C1東側の氷河の形が、鳥瞰図と同一です。(画像の上が北です。)
6100mにC2設置。C1より300m高い位置で、歩いて約4時間半の距離。
最近では、このC2を〝壁の下〟と呼び、標高は示されず・・・
では、壁の下付近の詳細です。
黄線が当初登頂目標の、グレート・クーロワール(別名ノートン・クーロワール)。
これが雪の状態が悪いと諦めて、(本当は、キリアン隊が居て、遠慮したと思う・・)
隣りの赤線ホーンバイン・クーロワール(別名ホルバイン)にルートを変更。
緑線は、高度順応に使用を諦めたルート。 (栗城が公開した画像に加筆)
6500m付近まで1回試登して、微熱が有ると下山。
以来、ABC⇔C1⇔C2(壁の下)の往復で、日々を費やしてます。
では、〝壁の上〟の予定を見てみます。 (栗城が公開した画像に加筆)
氷河上の6100mC2(壁の下)から、C3の位置を6800mに設定してます。
今までの経緯から、標高差700mを、最低3日分の食料・燃料を背負って登れるか?
更に、C4予定地までの標高差1200mを、1日で登りきれるのか?
更に、C4から山頂までの標高差848mを、登り戻って来れるのか?
(今までに、5600mABCから6100mC2への、標高差500mを2日掛りで到着。)
。。。。。。。。。。。。。。。
超人メスナーが1980年に、このルートの上半を〝無酸素・単独〟で初登頂。
8220mのC2から、山頂を往復して戻った時は、夜でした。緑ルート
東隣りの、東ロンブク氷河6500mにABCを置き、
7800mC1・8220mにC2を設置し、ABC出発後3日で登頂し4日目にABC着です。
栗城は、2009年にメスナールートの第2登を目指したものの、
ノース・コルC1(7000m)に自力で登れず、シェルパにルート工作させても、
C2(栗城のC2)上で、それ以上登れず敗退。
チベット側から登ると発表した時は、誰もがこのルートの再チャレンジと思ったが、
カトマンズでグレート・クーロワール末端赤ルートからと発表。
困難さは、メスナールートの比ではなく、小生も「えぇッーッ」と思った程です。
同ルートでの再チャレンジでは、〝集金〟出来ないと思った栗城は、
身の丈以上の難ルートを選択する事で、
スポンサーから3000万、栗城フリーク分を併せて5200万の〝集金〟に成功。
こんな、今に至る経緯が有ると思います。
。。。。。。。。。。。。。。。
栗城に、朝から夜まで行動出来る体力が有るとは、
今までの行動パターンから見て、思えません・・・寧ろ絶対無理。
今夜、ブログの更新が有ると思うが、何処まで登れたのか・・・必見です。
栗城 停滞の繰り返し
30日付けの、栗城公式ブログが更新されてません。
更新が無いと言う事は、動きが無いのでしょう~
天気は良いはずですが、積雪量が多く登れない? 雪崩れが怖くて登れない?
ラッセルが苦手の栗城らしいし、そんな時季の登山を選択したのも栗城。
BC入り以降の行動実績です。(当ブログで前に記載したものに加筆)
如何に停滞日の多い事か・・・・登る気が無いと思わても、仕方が無い状況です。
9月3日 車で、5100mに入りBC設置
9月4日 BCで停滞(高度障害で、スタッフをティンリに降ろす)
9月5日 ヤクで荷を運び、5600mにABC設置(予定の6000mには設置出来ず)
9月6日 ABCで停滞
9月7日 ABCでプジャ
9月8日 ABCで停滞(ガスで見えないそうです)
9月9日 ABCで停滞
9月10日 ABCで停滞
9月11日 ABCで停滞
9月12日 順応の為、ABC5600m→5800mで一泊。(半日歩いて200m登る)
9月13日 順応ルートの西稜・北尾根を諦め、6100mでキャンプ(半日で300m)
9月14日 6100mで停滞(降雪が有った為)
9月15日 6100mからホルバインの6500m地点に登り、微熱でABCに撤退。
9月16日 ABCで停滞(熱は下がったと言うが・・)
9月17日 ABCで停滞
9月18日 ABCで停滞
9月19日 ABC→5800m→ABC(雪が降り始めたと、ABCに戻る)
9月20日 ABCで停滞
9月21日 ABCで停滞
9月22日 ABCで停滞
9月23日 ABC→5800m
9月24日 5800m→壁の下(6100mのC2とは記載せず)
9月25日 C2で停滞
9月26日 壁の下からABCへ撤退(降雪の為)
9月27日 ABCで停滞(晴れたが動画撮影・スタッフ1名脱落)
9月28日 ABC→5800m
9月29日 5800m→6100m(C2)
9月30日 C2で停滞か? ブログ更新なし
登頂予定日が、10月上旬に変更されたので、そろそろ終盤戦ですが・・・
ここ一週間位が勝負だと思います。
********************************
エベレスト動画
栗城を見てると、本当の山登りが見えません・・・
エベレスト登山がどんなものかを、ご覧下さい。
ルートは、中国側の北稜からの登頂動画です。一番簡単と言われてるルートです。
約1時間の動画ですが、今年の春の最新版です。
盛大なプジャの様子も記録されてますし、核心部の梯子通過の映像も。
動画
㉓愈々壁へ
栗城公式ブログが、夜遅く更新されました。(黒字は栗城ブログ、青字は私見)
30日のブログ更新が無いので、30日はC2で停滞してた事に為ります。
9月28日 ABC→5800m
9月29日 5800m→6100m(C2)
9月30日 C2で停滞
2016/10/01 22:32
今日は、標高6700m地点まで上がってきました。
ブルーアイスが出てきていて雪もまだ不安定で、ほとんどかかとが浮いた状態で登りました。(以下割愛)
6700mまで登ったと言ってますが、唯一それを証明するGPSが作動してません。
なので、(栗城の場合は)信憑性を疑わずには、居られません。
上がってきました。 と、言ってる意味は・・・
6700mに上がって、帰って来たと解釈されますが・・どうでしょう?
それとも、6700mでキャンプしてるのか?
ブルーアイスが在ると言う事は、急斜面で降った雪が積もれず、
常にチリ雪崩れで磨かれた斜面、と言う事に為ります。
かかとが浮いた状態での登りの様ですが、
12本爪アイゼンの、フロントポイント(前4本を刺して登る)で登る場合と、
前8本が雪面を捉えて登る場合が考えられます。
普通、フロントポイントでの登りは、脹脛の筋肉が疲労し、1時間と持ちません。
急斜面を一時的に通過するとか、コマメに足場をカッティングして、
足位置を決めで脹脛を休めないと、継続しての登山は無理です。(脹脛痙攣)
画像を検証して見ます。
以下は、ブログに添付された2枚の画像です。
1枚目、赤印が栗城と言ってますが・・・
周囲の岩に、薄っすらと雪が積もった程度、とても壁中での画像とは思えません。
少なくとも、6100mC2から上にこんな場所が有るとは思えません。
拡大して見ても、足跡すら確認出来ず・・・・
上記2枚が過日 栗城が公開した6100mC2より上の画像です。
同じ様な、処が見えますか?・・・・
これが、2枚目の画像です。
拡大して見ると、黒線の左に足跡が写ってます。
しかし、壁のどの辺なのかは判明出来ません・・・本人なのかも判らす・・・
ここまで書いてて、栗城公式ブログが更新されました。
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㉔〝壁〟敗退 仕切り直し
栗城公式ブログが更新されました。(黒字は栗城ブログ、青字は私見)
2016/10/02 19:19
今日、キャンプ1に下りてきました。
昨日 やっと6700mに上がったと言うのに、C2を通り越して5800mC1に逆戻り。
ブルーアイスという硬い氷の上に雪が乗っていて、まだその雪が安定していないのでルートを変えます。
何と、今頃に為ってルート変更です・・・
順応予定のルートが雪崩れそうと言って変更、当初目標のグレートルートも変更。
今回のホルバインルートも変更です。何とも情けない話です・・・
要は、硬い氷を登る能力・体力・技術が、栗城には無いと言う事です。
過去に、ネパール側のノーマルルートのローッエ・フェイスでも、
氷が硬いと言って登れず・・・過去の体験から何も学んで無い証明ですねぇ~
添付された動画を見ての感想
相変わらずカメラを傾けて、急斜面に居る事を演出してるが、
ストックで登ってるのを見ると、急斜面ではない。
ピッケルのピックを雪面に刺してるが、手から離れている。(壁では有り得ない行為)
雪を手で払い氷を見せようとしてるが、湿り雪である。(気温が高い位置に居る証拠)
スノーシャワーが・・と言ってるが、湿り雪でシャワー等は絶対起きない。
積もっている粉雪が風で飛ばされ、凹部を滑り落ちる物で、気温が低くないと駄目。
マットを背負ってるので、上で泊まろうとの意気込みは見えたが、演出かも・・・
横に移動すると雪崩になるので、下から登り直します。
それはそうです、膝深の積雪なら危険ですが、添付動画を見た限りでは、足首程度。
下からとは??? 5800mからとは、西稜ルートでしょうか・・・
今回登っていて可能性がある別ルートを見つけたので、注意深く双眼鏡で確認しています。
5800mC1からスタートとなると、チベット側では西稜ルートより無し。
しかし、順応で西稜・北尾根(栗城流・ローラ・フェイス)が、
雪崩れそうと中止したはず。
それに、ロー・ラから取り付くとしても、中央ロンブク氷河の長い横断が有ります。
クレバスが多いルートをシェルパの手助け無く、渡れるものか・・・
明後日から再び、壁に取り付きたいと思っています。
3日は停滞して、4日から行動すると言うことですね・・・
エベレストを一人で登るためには、天気や雪のコンディション的に「ここだ」というタイミングを狙うので、どうしても時間がかかります。
何をトボケタこと言ってるのか・・・
まだまだ帰りませんよ!
登れるまで、来なくて結構!!!!
では、この先の天気予報を・・・・
7日から、少し風が強まりますね。
速25キロ程度ですから、そよ風+α程度の風です。秒速に換算して見て下さい。
この時季のヒマラヤでは普通の風ですが・・・
丁度良い、敗退理由に為りそうです・・・
栗城は、これを〝風が強い〟と言って、栗城劇場の閉幕にするかも・・・
少し、様子を見ましょう~~
直近の行動は・・・
9月28日 ABC→5800m
9月29日 5800m→6100m(C2)
9月30日 C2で停滞
10月 1日 C2⇔6700mと思われる?(6700mには泊まらず)
10月 2日 C2→C1
10月 3日 C1で停滞(天気は良い・停滞の理由無し・2日歩いて疲れたのか・・)
10月 4日 C1 →新しいルート と為りそうですが・・取り付いたら天候悪化?
栗城の方便
栗城公式ブログが更新されました。(黒字は栗城ブログ、青字は私見)
2016/10/03 20:21
明日から再び登ります。
今の天気は良いですが、雪が安定するのを待っていました。
頑張って、楽しんで、行きたいと思っています。
短い書き込みに、C1での動画が添付されてます。
動画で言っている事は・・・
①3日前に、北面を登って見た。
②ブルーアイスの上に、30cmほど雪が有る。
③雪が安定せず、危険でC1へ下山した。
④この2日間晴れて、雪が締まって来た。
⑤前回は、グレートの左端を登って来た。
⑥今回は、ホルバインを登る。
⑦今迄、雪が安定するのを待っていた。
⑧7日までは風が弱いので、チャンスと思う。
⑨この先が、本番。
唖然としてます・・・・・
3日前に6700mまで登ったと言うのは、グレート・ルートだったのです。
ホルバイン・ルートに、C3(6800m)・C4(8000m)と、
書き入れた画像を公開してたので、6700m到達はホルバインと思ってました・・・
又、下から登りなおすと言い、C1に降りてるので、
C1起点のルートへの変更と思い込んでました。
隣りのクーロワールへの変更なら、C1まで降りなくても、C2で事足りたはず。
食料他の補充の為でしょうか・・・
7日までがチャンスと言ってるが・・・
4.5.6.7日で、何処までホルバインを登れるのか?
4日 5800mC1→6100mC2
5日 6100mC 2 →6800mC3
6日 6800mC3→8000mC4
7日 8000mC4⇔山頂
これが、最短の日程になります。
2日行動して1日停滞する、栗城の行動パターンからすれば、
6日は、6800mC3で停滞となるはず・・・(ここまで上手く登れての事ですが・・)
天気が崩れる前に、何処まで登れるのか・・・
直近の行動は・・・
9月28日 ABC→5800m
9月29日 5800m→6100m(C2)
9月30日 C2で停滞
10月 1日 C2⇔グレート左端6700mまで登った?(6700mには泊まらず)
10月 2日 C2→C1
10月 3日 C1で停滞(天気は良い・停滞の理由無し・2日歩いて疲れたのか・・)
10月 4日 C1 →C2へ上がる予定
それにしても、ホルバインを登るはずが、グレートに往ってたとは驚きでした。
小生は、グレートもホルバインも諦め、西稜に鞍替えするものと思い込んでました。
今迄、当ブログを読んで戴いた皆様方に、お詫び致します。