海彦・山彦の白秋日記

八幡平の樹氷(2025.2.2)

2024年06月

北八甲田で、竹の子採りが、熊に殺られた・・・
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竹の子採りの最中で、背丈程の熊笹が、隙間無く密生している処だ。
熊笹を、根曲り竹とも言う。雪の重みで茎が曲がってるから・・・
立って探しても、竹の子は見つかりません。しゃがみ混んで、目線を低くしないと駄目。
笹の枯葉の中から頭を出してます。⇩これが根曲り竹、皮を剥くと喰える量は半分。
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この時期、熊の主食は竹の子、太い竹の子の採れる処は、熊の餌場で縄張りなのです。
其処で人がウロウロしてたら、結果は・・・威嚇されるか? 遣られるか? です。

熊は、嗅覚・聴覚が優れてるので、人の気配を察知し遭遇を回避する言われてるが、
これは風上に人が居て、風下に熊が居た場合。
逆ならどうでしょう・・・気付かなかった熊が、人と出くわしたら・・・
山登りで、“鈴”を鳴らすのは効果有りと思うが、100%では有りません。
鈴の音、カランコロン(Cow bell)よりリーンリーン(仏具おりん的音)が効果有り。
低音より高音質の方が、音の通りが良いと言う事です。


ひと昔前は、南八甲田に熊は居るが、北八甲田には居ないと言われてた。

その境界は、103号線(弘前⇔八戸 最短路)を挟み、
南側北側である。
理由は、北八甲田は登山道が整備されてて・入山者が多いからだと・・・
南八甲田は、悪路(泥濘)で、入山者が極端に少ないから、熊が住み易いと・・・

21日は、石倉岳の南側で、重症。
22日は、硫黄岳の北側で、追われ食料を奪われる。
そして25日は、地獄沼の傍。⇩何とか救出したが、死亡。

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この3地点の、各1辺は約1km。1頭の熊の縄張り内だと思われる。
3人共に、鈴やラジオや拡声器(警報音付き)で、音を出してたと言うが・・・
縄張りを荒らされたのでは、893でなくても報復はするよネェ~

特筆すべきは、25日の地獄沼周辺での事。画像は地獄沼、この奥の台地と思われる。
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報道に拠ると・・・8時45分、熊に襲われ意識不明の重体だと、連れの男が通報。
昼から警察・消防・猟友会約20人で捜索。県警のヘリも上空を飛んだ・・・
女を発見したが、傍に熊が居て近着けず。
威嚇射撃を30発以上撃ち、約10分後に熊が去り、収容搬送したが死亡。

“獲物”に対しての執着心が、凄い・・・9時から昼過ぎまで、獲物から離れずに居たのだ。
20人が来て・ヘリが旋回して・威嚇射撃30発以上で、やっと諦めて立ち去ったとは・・・
捕獲檻を設置する事にしたらしいが・・・付近を当面立ち入り禁止にすると言う。
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北八甲田(赤倉岳・井戸岳・大岳・高田大岳)の山の全てが、登れなく為った。
高山植物開花最盛期で、登山客には迷惑な話だが・・・

7月5日 追記
入山規制範囲は上記図内だったが、5日にロープウェイを降りた処の、
田茂萢湿原でも熊が確認され、新たに規制の対象と為る。

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熊が“獲物の人間”執着した話は、他にも有る。
’16年春に、秋田・鹿角市大湯から八戸へ抜ける国道沿いでの事。これも竹の子採り。
4人死亡・4人重症、性別不明な程に喰われた者・内蔵が完食された者等々・・・
後から喰う様に、土を掛けて埋められてたのも有ったとか・・・熊の習性らしい。
この時 1頭射殺され、胃から毛髪・指が出て来た。
付近に複数頭の熊が居たと言われているが、逃げ延びた。

今月の6月15日に、十和田湖・発荷峠の直ぐ傍で、竹の子採りが行方不明と為る。
その後、仲間が発見、通報(この時点では、倒れて居ただけ)。
18日、警察・消防他が収容に向かったが、
土・落葉が被せられ、周囲が薙ぎ倒されて、
熊の寝蔵化してたと・・・担架に乗せた途端に
熊が出て、現警察官2人が襲われ重症。
22日、体制を立て直して、収容。捕獲檻を設置したが、今だに捕獲出来す。
この時の熊は、月輪熊に似ずに褐色系で大型だったと!!!

それゆえに、こんな事が言われ始めた。
’12年春に、廃業間近の八幡平熊牧場から逃げた、ヒグマのハイブリットではないのか?
給餌に来た従業員2人を殺し、逃げた熊は6頭居たが、後日全部射殺した事に為っていた。
雑な管理をしてたので、当初何頭居たのが判らない・・・射殺したのが6頭な事は確定。
もしかして、逃げ延びたヒグマが居たのかも・・・それが交配してハイブリット化したと。
熊牧場と、’16年・今年の舞台との距離は、目鼻の距離。おかしくは無い話だ・・・

危ないと言われる竹の子採り、こう言う“名所”で採る人は、自家消費よりも金目当てで、
一度に何十kgも採り換金する。これを買取る業者も居て、缶詰や青果市場に流す。
自分だけは大丈夫たと思い込んでるし、採れる処も秘密にしている。
1日で何万円も手にする。元手は油代のみ。ま~ 自業自得と言えは、それまでだが・・・

危険を冒して、竹の子を採りに行く根性無しの我々は、喰いたい時、片手で握れる小束を、
1千円も出して買う羽目に為る。皮を剥けば500円捨てる事に為る・・・(苦笑)

登山道等では、余程の事が無い限り、熊が回避して襲って来ないが・・・
餌場を荒らされたり・既に“自分の餌”と認識してる時は、この限りに在らずの様です。

小生の熊対策 無雪期の山登りは余りしないが、4.5月の春スキーには良く行く。
熊が活動開始の頃だ・・・
灌木等で見通しが悪く・熊が居そうな処では、以前 ロケット花火を使っていた。
「ヒュー バン」と鳴る奴だ・・・これには、一長一短が有る事に気付く。
①長くて携帯に不便 ②単発音(気付かれ難い)③複数鳴らす手間が掛かる
そこで、“爆竹”を使い始めた・・・当地では、HC・CVS・100均で手に入る。
20連発が5個入って100円で買える。ライターで点火、バンバンと20回鳴る。
火薬が湿気ない様に、乾燥剤を入れてジップロックin、何時でも取り出せる様にしている。

これには、使い方が有る。
①最初は、自分の足元で鳴らす。行く先に投げて鳴らしては駄目。
 そこに居た熊が、こちらに向かって逃げて来る場合が有る。
②2.30m進んたら、再度 足元で鳴らす。遠くの熊も、音が近付いた事に気付き回避する。
 実際、山で爆竹に気付き、藪の中から逃げる熊を、鳥海山・森吉山で見た。
熊は、遠くに逃げた様に見えるが、直ぐ先の藪に潜み、こちらの様子を伺っている。
更に追討ちを掛けるのだ・・・これは、八幡平⇒秋田駒ヶ岳縦走の太白森で体験。

去年度は、県内に4500頭居ると言われた熊が、2300頭駆除された。当市でも200頭駆除。
それでも、今年度の4月から県内で、200頭以上が駆除されている。
4500頭と言う前提が可笑しいのだ・・・山にカメラを設置し、写った数からの算出だと。
山の麓の町に出没する熊は、弱くて縄張りを持てない熊か・親離れした幼熊だ。
町に出没し、食料等を荒らす熊は、再度 出没する。捕獲檻で徹底駆除。
人の味を知った熊も、2次被害を防ぐ為の駆除以外無し。

可愛そうと苦情を言う奴が居るらしいが、何と お花畑なのか・・・

追記
各県で、熊の目撃情報を基に、出没場所のマップ作りが始まってる。
情報を共有して、未然に被害を防ぐ目的の様たが・・・
県が個人から情報を集めるのか? 警察・消防経由で集約すのか? は不明だが、
正確な情報が集まるのか? 甚だ疑問で有る。

県内で熊が最多の、阿仁地区に住む知人の話。
地区に熊が出たと通報すると・・・駐在が来て調書を取るらしい・・・
5w1Hで、根掘り葉掘りシツコク聞かれ・何故貴方が其処に居たのか? 等々
とても仕事に為らないと言う・・・
なので、熊を見ても通報する者が、殆んど居なく為ったと言う話だった。

6月26日
静岡県警が、22日から行方不明者1人を捜索中に、火口底で心肺停止の3人を発見。

不思議な事故だ・・・3人が別々に、火口底に落ちたとは・・・
普通の登山客は、各登山口から登り切った処で、山頂へ登ったと為るが・・・
少し元気で余力の有る者は、“お鉢巡り”と言って、噴火口の縁を一周する事が有るが・・・
火口に降りる事は、一般的に考えられぬ・・・画像⇩は、テレ朝のNEW-Sより。

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画像には、火口に捜索隊が降りている様子。(赤印
気に為ったのは、火口壁から崩落した岩屑が、雪面に残ってる。(
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この様に残雪の上に、岩屑が乗ってるのは、春に風化した岩が、何かの拍子に崩落した跡。
又は、岩の割れ目に雪解け水が入り、夜間凍結で膨張を繰り返し、崩落したと思われる。
岩雪崩と言う程の規模では無いが・・・(岩雪崩は、扇形にデブリが残る)

3人共、お鉢巡り中に落ちたのか? 
報道では、3人は離れて発見されたと・・・21日の山頂は、強風だったらしいが・・・
風に煽られて落ちたのか?  3人共に“沈”だと原因か判らず・・・ 何とも変な事故だ。
想像だが、突風で飛ばされ、火口に落ちたと思われる。

山開き前。この時期に登るには、其れ為りの技量が有ったと思いたいが・・・
富士山は独立峰ゆえ、人が飛ばされる程の“突風”が、一瞬 吹く事が有る。
これを称して、「山が息してる」と言う。ほんの数秒だが・・・音で察知出来る。
それに耐える“耐風姿勢”と言う技も、昔から有る。彼等は、知ってたのか・・・

続報 
搬出作業。外輪の約250m底から、赤い袋に入れられて・・・ 
1人は22日から消息不明者、2人は過去の行方不明者と断定される。
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今は、それ用の袋が有る様だが・・昔は、青ビニシートに包んで、ロープで縛り・・・
57年前の11月末に、吉田側のツバクロ沢から、佐藤小屋まで曳き摺った事を思い出す・・・
小屋主が、労いの酒とホルモン焼きを用意してくれた・・・
酒は呑んだが、肉は喰う気に為れず・・・頭蓋骨剥離・ミソ飛散・大の字で凍っていた。
この時、一連の収容作業を見たが、それは筆舌に尽くし難いものだった・・・
山で死んでは駄目だ、畳の上で・・・と、初めて思った記憶が有る。

6月24日
今日が雨予報だったので、昨日の内に
ニンニクを抜いた。一輪車の乗せ、車庫に収容。
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朝飯後、葉と根を切って、干す準備。外は雨なので、車庫の中で・・・
切り口から、ニンニクのエキスが滴る。強烈な匂い、目に染みる・・・
本来なら外での作業だが、雨で出来ず・・・
早目に葉を切り取らないと、ネギ系なので蒸れて、茎葉がズルズルに為る。

10玉づつ麻紐で結び、風の通りが良いように、脚立の足場を使って、振り分け下げにする。
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乾燥してから薄皮を剥けば、白肌に為る。
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車庫内は風が通らないが、積んで置くよりは良いだろう・・・晴れたら脚立ごと外に出す。

120粒位を植えたつもりでいたが、数えて見ると・・・
振り分けが9セット、10玉✖2組✖9セット 180玉も有った・・・かなり多過ぎ。
昨日残したツゲの鉢増しが出来ず、昼からは撮り溜めた、“サスペンスか任侠映画”を・・・

6月23日
ニンニクの葉が枯れ始め、そろそろ収穫か? と思い、ニンニク栽培のプロにmailしてた。
返事が有り、OKの様なので1.2本抜いて見る、いい玉に為ってた。
明日から雨模様、梅雨入りが発表に為ったのだ・・・土が乾いている今が収穫時。
片手引いても抜けない・・・根張りが過去最高です。両手で引いてたが、疲れる・・・
4本フォークを刺して、テコの原理で・・・汗ダクで120本位を抜いた。
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一輪猫に山盛り・・・根茎のカットは、明日やる事にして、収穫が終わる。
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3年位、ニンニンを植えてたが、今年は最高の出来です。握り拳大が多数。
去年は、雨の日多くて、葉に“サビ病”発生。1週早く収穫してました。
今年が上手くいった点を考えて見ると・・・例年との差
①植え付け時の9月末、肥料を抑えて、夏野菜の茎葉を大量にカットして土に鋤き込んた。
②追肥を一切やらなかった。何か、肥料少な目が、ニンニクに良さそうな気がする。

昼にソーメンを喰い、休んでると・・・黒猫が、育苗プラポットを配達に来る。
ネットで注文してたやつだ・・・経15cm✖100個が送料他込で1885円。1個当たり19円。
早速 “ツゲ”の鉢増しを・・・このツゲの実を採って、鉢にバラ蒔いてたら、発芽。
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1年目は、そのままにして、2年目に3寸(9cm)ポットに鉢上げ。50鉢以上・・・
上手く、育たなかったのも有ったが、殆どが生き残った。
鉢の中は根がビッシリで、これ以上の成長は望めない・・・それでネットで探した。
このプラポットなら、鉢を買うより安いし、余ってもBlueberry苗の鉢増しにも使える。

9cmから15cmに鉢増しです。今日は半分やって終わりです。
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土が増えたので、根も伸びるし、散水も毎日やらなくても済みそうです。
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こんなに増やして、どーうするのか? と言われそうだが、折角発芽してくれたのに、
今更 殺してしまうのは、心苦しいのだ・・・誰か? 貰ってくれれば嬉しいのだが・・・


Blueberryの“ブルーレイ”。挿木3年苗に、春から“硫安”を与えた。
今年は4年目だが、実を付けさせる事はせずに、木の成長を優先させている。

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“硫安”は、葉を茂らせる野菜用の肥料だが、やたら葉・茎が成長し、幹が耐えられず・・・
支えの支柱を挿して、持ち応えて居る。一次伸長が終わり、二次伸長が始まった。
“硫安”は、直ぐに切れるので、このまま伸び続ける事は無いと思うが・・・
伸びて樹形を乱す枝は、春に切って、挿木に使うと思ってる。

今日は、蒸し暑い中 結構頑張った。風呂上がりに缶Bを飲みながら、Blog更新です、

6月22日
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20日に4輪咲いた孔雀サボテンだが、次の日の昼頃には、萎んでしまう・・・
今朝は、1つの蕾を残して全部が開花。
同じ環境で育てると、開花時期がズレない事は判るが、
せめて2~3日は咲いてて欲しいと思うのだが・・・これも自然の摂理か・・・
来年は、日向と半日陰に置いて、開花日の調整が出来るか? やって見よう~

Blueberry早生種のウエイマウスが、色付き始めた。
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実が青い内は、見向きもしないヒヨドリが、実を喰いたくてキーキー鳴いて飛び回る。
刺し網を張れば一発捕獲だが、2cm角の100均ネットで防御。
実の軸が茶色に為ったら、完熟サインです。

そろそろ梅雨が近い。此処数日の晴れ間を使って、菜園の雑草取りに専念してる。
早朝は、ヤブ蚊が居るので8時頃から、暑くなる10時頃まで、そして夕方散水して1日終了。

6月5日に、家周りに生えたスギナに除草剤散布。
その成果が現れたが・・・この結果だ・・・散布ノズルの動かし方が早く、トラ枯れ!!!
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近々の風の無い日に、やり直し・・・口で言うほど、上手くは行かないものだ・・・ね。

6月20日
今朝、孔雀サボテンが4輪咲いてた。初夏の爽やかなピンク。
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約2日の命だ・・・蕾を付けたのが4鉢、12輪の花が楽しめそう~
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昨夜の深夜・・・下腹部の痛みで目覚めた・・・突然、声を上げる位の激痛。
10秒位続き、海老の様に体を丸める。その後 視界とヒャ汗の症状が、極軽く出る。
心臓が悪いのに、腹が痛く為る不思議。背中に痛みが出る人もあるとか・・・

例の持病た!!! ニトロは、常に首から下げたロケットに入ってるが、
舐める準備の前に、症状が治まった・・・
前回がいつだったか? 忘れる位の頻度で現れる。
昔 カテーテルを入れて検査をした。試薬を流すと、心臓が痙攣してるのをモニターで確認。
心臓の専門医曰く、正常なら痙攣しないのだと・・・心筋梗塞直前の症状だとか・・・
対策に、降圧剤の“薬”・血栓予防の“薬”・それに非常時に舐めるニトロだ。
ニトロは5粒ロケットに入ってるが、3粒舐めて治まら無い時は、Outだと言われて居る。

今回は、過去のと症状が違った・・・
最初にチリチリとした違和感⇒いきなりウーッと唸る痛み
次に上半身にヒャ汗が吹き出し・視界が暗く為る⇒極々軽く終わる
体温・血圧が一気に低下・脈が無くなる⇒脈は正常(血圧計が枕元に無く、測定不可)

あぁ~嫌だナァ~と思っている内に寝てしまい、今朝は爽やかな目覚め。
また 孔雀サボテンが見れた!! と、喜んでる。

カラコルム山脈のスパンティーク峰(7027m)の南東稜を登山中の、
国際山岳ガイドの
平岡竜石氏と、客1人が行方不明と為った。⇩南東稜上部画像
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ネパール・ヒマラヤ山脈と違い、パキスタン・カラコルム山脈は、
通信インフラの整備が悪く、情報が定かではないが、やや確定したので経緯を・・・

事故発覚は、平岡隊の後ろから登ってた日本隊が、足跡が途切れて無く為ってると、BC(4360m)に連絡。(これが11日か?12日か?は不明)
12日、
BCに居る人員で捜索開始。
13日、パキスタン軍のヘリが、5000m付近で雪上に2人の姿を発見。
14日、捜索隊が向かう。
15日、1人を収容。
16日、他1人の捜索を継続するかを協議中。続報が無いので、その後は不明。

収容されたのは、平岡竜石氏(55歳)。
事故原因は不明たが、後発の日本隊の話から、雪庇崩落で2人が滑落と思われる。
疑問は・・・ヘリで2人を確認したのに、収容が1人とは・・・

平岡隊の登山計画の一部を抜粋。
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これを見ると、BCからC1・C2へ、高度順応の為に登る途中の事故と思われる。

平岡氏は、ヒマラヤ・カラコルム・アンデスを主に、高所登山専門のガイド。
ナンガパルバット(8125m)の無酸素登頂以降、国際山岳ガイドの資格を取得。
(日本に同資格者は42人居るが、氏が1番活躍していると思う。)
以後商業登山を企画し、客1人でも催行する異色のガイドだった・・・
ガイド料は、決して安いとは言えないが、確実に登頂させるガイドだった。

記憶に残るのが、客をエベレストに5回登頂させた中で、’17年中国側からの時の事。
故栗城が、ラサ(3600m)から4日で、BC(5200m)入り。
この時平岡隊は、客2人 途中の“小山”を複数登り、12日掛けてBCに入る。
4日間車に乗ってBC入りするのと、“小山”に登りながら、高度順応するのでは、
どっちが体に負荷が掛からないかは、一目瞭然だ。
栗城は、早くもBCで体調不良。以後も体調不良で終始グダグダで終わった・・・

平岡隊は、7100mでの順応後、BCから車で1時間走り、4400mの村で休養。
この時は、ネパールから呼んだ、隊の専属シェルパ達も同行させる。
普通BCから更に下に降りる事は、まず無い事。車が使える環境だからだ。
5200mのBCでは、居るだけで体力が消耗する。
この時の事は、Blog中に栗城 体調不良は初期高度順応の失敗 として記している。

話は逸れるが・・・昔 シェルパから、こんな話を聞いた・・・
シェルパ族は高所に強いと言うが、4~5千m付近でロッジを営むシェルパ族でさえ、
子作りは下の町に降りないと駄目だ。それ程に高所では、生理障害が出るのだと。
赤子の時から高所で暮らすので、自然と強く為るのではないか?・・・と。

商業登山では、客2人にシェルパ1人が付くのが普通だが、平岡隊では1対1の対応。
高度順応にしても・1対1にしても、氏は顧客第一を優先したガイドだった。

30余年、高所登山をして来た氏が、一歩の誤りで・・・何とも残念だ・・合掌
今だに1人が行方不明・・・1日も早く、日本に帰れる事を祈る・・・

6月16日
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昨日の夕方、地方局のNEW-Sを見て、ビックリ!!!
何と当地の最高気温が、34.2℃も有ったと・・・
外の日差しは確かに強かったが、家の中ではそれ程とは、感じなかった・・・

地球温暖化とかで、年々暑く為ってるのは確かだが、それは夏の事だ。
6月の梅雨前なのに、この暑さ。

ここ暫くは、雨も降らず。湿気が無く快適。
洗濯物も、昼には乾くので、具合良いのだが・・・

困った事に、“菜園の土”が、カラッカラに乾くのだ・・・
作秋に、水捌けが良く為る様に、籾殻を鋤き込んだので尚更だ。
連日、夕方4時過ぎから小1時間掛けて、水撒き。
プラの4斗樽✖2樽分に溜めた144Lを、如雨露でセッセと・・・

土に水分が無いので、雑草が生えずに、良いのだが~~ 野菜苗の育ちが悪い。
豪雨も困るが・・・4日に1度50mm位の雨が欲しいものだ。

’17年3月に、栃木県高体連登山部主催の登山講習会で、雪崩事故が発生。
県下の各校から教諭・生徒51人が参加し、歩行訓練中に雪崩が発生した。
生徒7名・教諭1名の8名が死亡、怪我人40名の事故だった。

宇都宮地裁が5月30日に、3被告に禁錮2年の判決を下した。
詳しい経緯は⇒
那須雪崩事故・判決・禁錮2年
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小生は、民事訴訟での県・高体連の敗北から、当然3被告は控訴しないものと思っていた。

だが今月12日に、当時講習会長だった猪瀬修一・副会長の菅又久雄・渡辺浩典の3被告が、
地裁の判決を不服として、東京高裁に控訴した。

何と恥晒しな・・・無罪だと主張したいらしい・・・
刑事事件で有罪確定なら、教諭は“即 解雇・退職金パー”なので、必死の様だ・・・

高裁で、無罪に為ると思ってるのか? 呆れてしまう~
仮に高裁で執行猶予が付いても、
教諭は“即 解雇・退職金パー”は変わらない。
“務所”に入るか? 入らずに済むか? だけの違いだ・・・それ程のプライドか?

過失を認め・遺族に謝罪・慰霊祭に参加してたら、懲役+執行猶予に為ったものを・・・

ただに裁判を長引かせて、遺族の感情を逆撫でするだけだ。
遺族とて、刑に服せば、感情が修まる とも思えないのだが・・・

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
こんな関連記事を見つけた。

栃木県高体連、登山専門部が活動休止 指導教員減で継続困難 那須雪崩事故後に業務限定

4/23 11:30

栃木県教育委員会が入るビル

 栃木県高校体育連盟(高体連)登山専門部が活動を休止していることが22日までに、同連盟への取材で分かった。休止は今月からで、部員の減少や専門性を有する教員の不足などが要因。大田原高山岳部の生徒7人と教諭1人が死亡した2017年3月の那須雪崩事故後、登山専門部は21年に県高体連主催の登山大会を開催しないことにし、全国大会などへの出場校選考などに業務を限定。今後は県高体連事務局が役割を引き継ぎ、部活動に影響はないという。

県高体連によると、登山部のある県内高校は23年度に5校となり、17年度の22校から大きく減少した。
当然です。親も子も、事故が有っても責任逃れする様な奴等からは、指導されたい等と思う訳が無い。
少子化や部活動の統合などの影響とみており
少子化は今に始まった事で無し。姑息な大人の世界を見てしまったからでは?
「雪崩事故が影響したかは不明」としている。併せて、登山の専門知識を持つ教員の不足も深刻化。専門部の運営を登山部顧問だけではできず、元顧問の教員がサポートするなどして組織を維持してきたという。

 23年度の登山専門部長、新井聡(あらいさとし)石橋高校長は「持続的な運営が難しいと判断した。部活動は各学校で引き続き実施される」と説明する。
山岳部の部活は、各校の責任でやれ、高体連としては関知せず。
そう聞こえますが・・・なら、【登山専門部】為る大層な名の組織を解散しては?

その上で「専門部としての活動は休止しても、那須雪崩事故の教訓を忘れずに関係者一人一人が安全対策に取り組む」と述べた。

 雪崩事故の起きた登山講習会は、県高体連が主催し、登山専門部が主管していた。事故を受け登山専門部は21年7月、安全に配慮した運営が困難になりつつあるとして、県高体連主催の大会や山に入る講習会を実施しないと発表。その後は上位大会への出場を希望する高校の選考や、顧問同士の情報共有の場づくりなどを担ってきた。
国体予選を兼ねた県体登山に【少年の部】は無く為った様だが、
国体に出たいと言う高校は、山での実力判定では無く、“談合”で決めると言う、
ある意味素晴らしい組織だ・・・
 登山専門部の業務を引き継ぐ県高体連の担当者は「二度と事故が起きないよう、使命感を持って当たる」と話した。県教委は休止について「部活動の安全性が損なわれることはないと考えている」との認識を示した。

正に、“羮に懲りて膾を吹く”の図であり、更に“臭いものに蓋”か・・・

6月11日
去年の10月に、小学校卒業以来、63年振りの同級会が有った。
50人中、所在不明20人・物故者6人・案内送付24人・参加11人。

月初にA嬢から電話が来た。
群馬に居るY嬢の母が、施設に入る事に為ったので、会いに来ると言う。
来た次いでに、来れる人と会いたいと。A嬢の予定は10日に来て、12日に帰ると。
一番遠い、俺の都合に合わせるとの話しだ。

10日は母親と会うだろうから、11日の昼頃からならOKと返事をした。


その経緯は、100歳の母が1人暮らしをしてて、風呂で倒れてたのを、翌朝兄が発見。
1人暮らしはさせられないと、施設に入れる事に為ったと・・・
兄は、敷地内に家を建ているが、嫁と母の確執が有ったらしい・・・
家を出たY嬢としては、この決定に文句を言えないと言う・・・

その後 11日の3時に、ガストに集合と連絡が来た。
その中で・・・なぜか? 先生に花束を贈る話だ・・・10日に花屋が届ける事に為ってると。
11日に皆が会うのでと、声を掛けたが、当日は都合が付かないと言われたらしい。
去年の同級会の時は、残暑で弱ってるので、参加出来ないとの話だった。

さて、当日。
ガスト目指して走ってると・・・A嬢から、今何処?と。
後10分位で着くと言うと、M嬢の家に寄って乗せ、H銀I支店のPに集合との事だ・・・
訳の判らない話だが・・・M嬢宅へ・・・妖麗な未亡人がサングラス姿で立ってた。
M嬢曰く、先生の家に行くのだと言う。
前に
A嬢の知らせでは、花束を贈るだけ、家には行かない言ってたのに・・・
H銀I支店の場所は知ってるが、家は知らないと言う。

Pに着いたが、それらしい人影無し。5分待つが誰も来ず・・・
M嬢がA嬢に電話。
既に、先生宅に上がり込んでるから、直ぐに来て・・・家が判らないから迎に来いと。

家の前に葡萄棚、車も有る。
T男・M男・Y嬢・F嬢・T嬢が居た。それに
A嬢・M嬢・俺が加わり8人。
奥様が、突然の客にウロウロしてる・・・
T男が、先生は96歳で我々より22上だと言う。歳が合わぬではないか・・・我ら74か?
去年の同級会では、先生は93歳だと言ってた・・・T男、お前は“斑ボケ”か?

今回の段取りも、一転二転。A嬢が連絡係りで、
T男が独断で仕切ってるらしい・・・
A嬢には、花は了解だが、迷惑が掛かるから、家には寄るな!と釘を刺してた。
このT男、同級にそんな奴が居たのか? 全く記憶に無いのだ・・・

先生曰く、車で近所のスーパーに買い物に行くし、100km走って鮎釣にも行ってると。
今年の夏も、鮎釣りがしたいと言う。皆 車は危ないし・川に流されると・・・

立って歩く姿は、96歳?93歳?とは思えず、矍鑠としていた。
ただ耳が遠く為って、低音が聞き難いと・・男の声が聞こえ難く、隣でT男が復唱する。
小1時間居て、帰る段に・・熨斗袋を取り出し、御礼・伊東 ◯と達筆に書き万札を入れる。
4000円の花束で、超高齢者から1万円を搾取、お宅の前で奥様も入り記念撮影。

いざ、ガストに・・・タブレットでの注文に、皆さんウロウロ・・・76.77歳だもの。
ネェちゃん呼んで、操作して貰い大騒ぎでした~ 支払いは、搾取した1万円で。
余りは、今後の通信費に・・・

去年参加の元公安は、奥方の乳癌治療の為に不参加。
去年の夏の集中豪雨で、家が浸水して参加出来なかった
T嬢が来てた。
近所に住んでたと言うが・・・家の記憶は有るが、T嬢の事は全く思い出せない・・・

小学校から中学へは、学区が2分され、約半数が東中・山王中と別れた・・・
箱入り娘の
M嬢は、カトリック系の中高短大の一貫校に・・・
小学時代の話が一通り終わり、中学の話へ。

中間・期末テストの成績発表の話題に。
当時の東中は、9科目合計が700点以上の、点数・氏名が張り出されたと・・・
エッ! 山王中は、1番からゲッパ(ビリ)まで約1000人分の点数・氏名が張り出されたと。
常に100番以内に入れれば、秋田高間違い無しと言われてたが・・120辺りをウロウロ。
入る墓場も、競争と言われてた頃だ・・・
山王中は、3小学校と我ら半数で、
1クラス60人で18組まで有った事、
1.2年時の日帰り旅行は、バス18台の前後をパトカーに先導され、
トイレ休憩以外はサイレン鳴らして、信号もノンストップで目的地に行った話等・・・


M男が、車から紙袋を持って来た・・・
H男が、死ぬ間際のこの春に、次回皆と会ったら、渡して欲しいと、
趣味で集めた陶器を出した・・・県内の窯元。
好きなのを、思い出に貰って欲しいと言う・・・
M男が、余ったのはお前が持って行けと。
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H男だが、去年は抗癌剤治療中で、来たかったが、来れなかったのだ・・・
俺とM男・H男は、同じ高校に進み、M男・H男は秋田大⇒教師。
M男・H男は、同じ町内に家を建て交流してたが、そのうちに別宅に住む様に為ったと。
退職後は、巨人・阪神を後楽園に見に行くのが、唯一の楽しみだったと言う。
好きな物は、“巨人・大鵬・卵焼き”の世代のハシリだ。
思えば、子供の頃から野球が好きで、本革のPitcher globeを大切にしてた彼だ。

M男に、何で別宅?と聞く「エ(家)さ、いでぐねどぎ(居たくない時)有るべ」
「俺も、家庭内別居ダ」と、声を荒げた・・・教師の退職後に、多いと言う。

M男とは小中高と一緒で、彼は中高でブラバン・Trumpetを吹いてた。
音楽好きで、音楽教師に・・今は、Classicに嵌ってると言う。家で聴くと嫁が煩いので、
父母が住んでたMansionで、大音量で聴いていると・・・
「飯、どうしてる?」「コンビニ、アッチャコッチャ(彼方此方に)有るベ」

これからの話しで、盛り上がる。墓終い・土地家屋の行方・・・等々・・・
団塊の世代の、成れの果てだ・・・

夕方6時に為ると、
T男が此処でも仕切る。これから飲みに行くが参加者は?
飲む奴は3000円・飲まない奴は2500円だと言う。6時半から頼んでると。

M嬢の話だと、その飲み屋は、カトリック時代の同級生の店で、段取りは
M嬢がしたと。
繁華街川反の店に、8人全員が行く事に為った・・・
ピールで乾杯、旬の根曲竹と蕗の煮物が出る。帆立混ぜ御飯と味噌汁も・・・
スナックで和食が出るとは・・・料金も格安で、
M嬢の配慮に感謝。

M男は、30年前に3回心臓が逝かれて、ステントを入れたので、酒を止めたと。
煙草だけは、今だに止められ無いと言う。
病気の話に・・・乳癌2人・子宮癌1人・ラクナ脳梗塞3人。
皆さん、それぞれだ・・・シブトク生き延びてる。

T男が酔って、商人の子は商業高へ進学するのが普通だった・・・と、繰り返す。
文房具屋を継いで、畳んだと・・・同じ墓に入るのは嫌たと言われ、樹木葬にしたら、
親戚中から非難されたと・・・
当時の大学進学率は15~20%、ある意味俺達は、恵まれてたのかも・・・

10時を過ぎて・・・精算する事に、
T男が商業卒なのに、暗算が出来ぬのだ・・・

方向が同じなので、M嬢を送って行く事に為った・・・家の前に着くと・・・
「酔い醒ましに、お茶でも飲んで行く?」
「間違いが有ると、困るので・・・」と、退散した次第。

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