7月14日(金)
JAXA能代実験場で、イプシロンロケット2段目の燃焼試験で、爆発事故。
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JAXAのこの実験場は、探査衛星“ハヤブサ”が帰還した時に、一般公開され見学した。
普段市民に世話に為ってるので、最初にハヤブサを公開するとの事だった。

ハヤブサを乗せて飛ばすロケットの、燃焼試験をここの実験場でしたのだ。
探査衛星の実物大レプリカと、帰還した円盤状の金属カプセル本体・採取岩石も見れた。

画像の巨大な赤い筒は、厚さが30cmも有る金属製。
この中にエンジンを入れ、空気を抜き、宇宙と同じ真空状態にして実験すると言う。
筒の左側が外壁に添ってるが、外に噴射ノズルが出る仕組み。
立ってる人と比べると、大きさが判る。

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上手く往けば、こんな状態・・・燃焼半ばで爆発したのだ・・・
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実験棟建屋の外壁が飛び、廃墟の如くに・・・何とも残念な結果。
JAXAの実験場、最先端の設備と思いきや、管理棟はプレハブで、他の施設も小屋並。
如何に予算が無いのか・・・軍事費も大事だろうが、金の使い方を間違ってませなか?


夕方、ヨット講習主催の担当から電話が入った。
16日・17日と2日連続の講習が予定されてるが、天候が思わしく無いので中止の知らせだ。
明日15日からが停滞前線が掛かり、当地の大雨予報が既に出ていた。
ヨット講習だが、7月に入って2回が雨で中止、これで4回連続で中止に為った・・・


7月15日(土)
14日は、断続的に雨が振り、15日は終日雨が降った・・・
当地は只の雨だったが、菜園が潅水。土に染み込む量よりも、降る量が多かった・・・
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畝を高くして植えたのは、何とか? 溺れずに済んだが・・・
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これ以上に降られると、根が呼吸出来ずに酸欠を起こす・・・

秋田市の駅東側一帯が潅水。
昔は、田園地帯で、氾濫原の様な低い土地だったが、高度成長期に宅地化が進んた処。
画像の多層階は中学校だが、軟弱地盤で55mの支持杭を打って建てたもの。
一般住宅も、5m程度の松杭を打って基礎を乗せないと、家が傾く土地だ・・・

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画像の太平川が溢れたのだ・・・太平山1170mの南側に降った雨が、全部この川に集中。
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同じ雨が降っても、駅西側の旧市内の被害は、中通り以外今回ほとんど聞かれ無い。
昔の人の知恵なのか・・・家を建てるには、その土地の過去も知らないと・・・


7月17日 県営ダム緊急放流に関して
今回の豪雨で、県営ダムの内の5ダムで、満水を避ける為に“緊急放流”をしたと公表。
いづれも、治水を主目的にしたダムだ。ダムに流れ込む雨量分を、放流したと言う。
これでは、ダムが無いのと同じでは・・・治水ダムの意味が無い・・・
13日の時点で、15・16日に大雨の恐れが有る事は、報道されていた。
事前に、満水に為らない様に、13.14日に事前放流し、空きを作れなかったのか?
ダム管理者を常駐させてるし、県庁に上司も居るのだ。流量予測の計算位は出来るだろう。

下流域の水害に影響したと思われるダム。
素波里ダム 15日 PM11:30 放流開始 流域の藤里町に影響(住宅・田畑)
萩形ダム  15日 放流開始時間不明  流域の上小阿仁村に影響(住宅・田畑)
旭川ダム  15日 PM  5:30 放流開始 流域の秋田市に影響(住宅・歩道崩落)
岩見ダム  15日 PM 11:06   放流開始 流域の県道に架かる橋が崩落

国交省管轄 玉川ダム
15日 PM 4:30 【特別防災操作】をしたと公表。
特別防災操作とは、通常の放水量を減らし、下流域での水害を低減する措置だそうだ。
これなら、ダム上流に降った雨を吸収し、治水の意味が有る。


国が出来て、何故県が出来ない!!!  水害見舞金を払えばチャラとでも思ってるのか・・・
この事(ダム放流)は、マスコミが小さく報道、被災者が知ったら何と思うだろうか?

※18日~20日に掛けて、再び警報級の雨が降ると報道済み。
 治水ダムの役目が果たせる様に、対策しろ。


17日付け 河北新報記事より

秋田市は記録的な大雨で市内を流れる太平川が氾濫した15日、住民への警戒情報発表で、警戒レベル3の「高齢者等避難」を出した後、4の「避難指示」を省略し最高レベル5の「緊急安全確保」を出した。避難指示がないまま氾濫する事態となり、市は「判断の是非を含めて今後検証する」としている。
県も市も、土曜日で基本休みだが、この緊急事態に何をしてる事やら・・・