この3月にアンナプルナ山域のチュル山群で、高所順応をした以降、
                 
長い沈黙を守ってましたが、遂に8回目のエベレスト計画を発表しました。

何時もの事ですが、登山期間・行動表・隊の構成・登頂ルート等の詳細は不明で、
登山計画等とは呼べない代物ですが・・・・これが栗城らしさかも???

では、その内容を見てみましょう~


以下の黒字は、栗城公式ブログより原文。青字は私見です。

否定という壁への挑戦

2018/4/13 19:38
4月17日から、エベレスト(8848m)、ローツェ(8516m)に向かいます。
エベレストとローッエの2座を、同時に狙うとは・・・驚きです・・・
ヒマラヤの高所順応訓練を終えて帰国後、新入社員向け研修会や企業研修のお仕事を終えて、今日はエベレスト生中継のテストも都内で行いました。
いままでも出発前に、生中継テストをしてますが、生中継の実績は無し・・・
何で富士山とかから電波を飛ばしてテストしないのかが不思議、失敗の連続です。
今まで結構苦しいこともありましたが、4月17日からエベレストに向かいます。
ネパール側エベレストののソロの許可がおりなくなったというニュースが出ていましたが、全く問題なく無事に許可もおりました。
単独の許可が降りないニュースとは、この事です。 
問題無く許可が降りたそうですが・・・
同行の撮影隊が、BCより上に上がると言う事で、
人数分の登山料を支払いしたから、許可が降りたのでしょう。
栗城は登るのは一人だから、ソロで許可を貰ったと勘違い、その程度の頭。
これで、栗城は単独では無いと言う事が、証明されましたね~
今までエベレストは気象条件が厳しく、ほとんど登山隊が入らない秋に6回挑戦していました。雪が深く荒れ狂う龍のような強烈な風は、今まで感じたことのない寒さと孤独を与えてくれました。でも、人を寄せ付けないあの姿は美しく、今でも憧れがあります。しかし秋はあまりにも雪の量と風が強く天候に大幅に左右されることから、最も天候が安定する春に変更しました。
問題は春は公募隊などの登山隊が多く、ノーマルルートの山頂直下では3時間待ちになっています。
確かにノーマルルートの南東稜ヒラリーステップの難所では、
登行者・下山者の渋滞は有るが、過去栗城は其処まで登れてません・・
そこで、人が入らない「ありのままのエベレスト」が感じられるルートに向かいます。
それは、去年も敗退した西稜に抜けるルートだと予想されます。
ルート工作済みの氷瀑帯を通過した時点で〝単独〟は、消滅します。
自分の中で密かに考えていた計画ですが、
ルートの状況を目で確かめてから決めますのでアタック直前にルートを発表します。
通常ネパール側からのルートは、南東稜か難関西稜を経由するルートのみ。
直前に発表とは、思わせぶりですねぇ・・・どっちに転んでも良い様にか?
今年は無酸素で確実に登るために、同じ山域であるローツェ(8516m)を無酸素で登り、
ベースキャンプまで下りて体調を整えてからエベレストに向かいます。
ローッエに登ってから、一旦BCに降り、エベレストを目指すとは・・・
キリアン並みの体力と登攀能力が有ると、本当に思ってるのが笑えます。
**********ダラダラ言い訳をしてるので、超小文字にしました。読まなくて結構。
エベレストを無酸素で登るために、そもそも無酸素で登れる身体ができているか。
どんなに山での体力があっても、低酸素に適応できなければ登ることができません。
破裂するかのように心臓が動き、身体の力が全く入らない、自分が起きているのか夢の中なのかわからなくなるぐらい身体的感覚が奪われていく世界。
激しい頭痛や吐き気があるならまだマシ。
その世界を生きてやり抜くために。
酸素が取り込み難くしたマスクをつけた基礎トレーニングを行い、高所登山医学でもまだ知られていないようなあらゆる仮説をテストしながら体質も変えて、また無駄に酸素を消費しない身体の使い方をトレーナーと作り上げて低酸素の世界に向けて一つ一つ積み上げてきました。
昨年は体調不良で下山しましたが、西稜7,000mの所で体内酸素飽和度が「80」と高い数字も出て(一般的に7,000mでは50~60%)、最近まで6,000mの山で最終的なテストをしてきました。
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高所順応でローツェを登り、完璧な状態でエベレストに向かいます。
高所順応でローッエに登る?? 話を盛り過ぎです・・・
過去のローッエ登頂者が聞いたら、何と思うでしょうか・・馬鹿過ぎます。 
氷のスラブのローッエフェィスから、急峻なローッエ・クーロワールを、
栗城が単独で登れるとは考えられません・・・(FIXベタ張りでも無理です)
しかし、栗城の冒険の最終ゴールは消して目で形として見えるものではありません。
否定という壁を無くしたい。
そのためのエベレスト生中継・冒険の共有について、また次回皆さんにお伝えします
次回には、生中継の話しが有るようで楽しみです
いつも応援、本当にありがとうございます。
※写真は、Chulu Far East(6,059m)にて。
山名が前に指摘してた、チュル・ファー・イーストに治った様ですね。
180413.jpeg
昨夕に、栗城公式ブログで上記「否定という壁への挑戦」をUPしましたが、
今朝見ると、何と削除されてます・・・何故???
何か不都合でも有ったのでしょうか!!!!!!!!!
◆AG隊は既にルクラから、エベレストBCを目指してキャラバンを開始。
 栗城は何モタモタしてるのでしょうか?
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追記 4月16日 23:18 会員用FBを更新 
いよいよ明日から始まります。全てをぶつけてきます。
 今、準備でバタバタなので詳しくは明日にお伝えさせて下さい。
エベレスト8848mとローツェ8516mに向かいます。 無酸素・単独で。
そして、見えない山登る人達と冒険を共有します。
自らの投稿を削除した栗城が、この時間に登録会員制のFBだけに意思表示。
明日出国なのに、準備が忙しいと言う・・・・昨日今日決った話では無し。
しかも、2座を〝無酸素・単独〟と言ってるが、山岳界の定義に反してる。
何回も言ってるが、BCからSPCC(サガルマタ環境汚染管理委員会)がルート工作済みの、
クンブー氷瀑帯を通過した時点で、〝単独〟は成立しません。