4月8日
3月下旬から天気予報を見てても、これだと言う日が無い・・・
雪マークや強風の日が多く、林の中を登ったり・滑ったりでは面白味に欠ける。
雪山は景色が見えて、なんぼの世界・・・
昨夕5時発表の予報で、青森は午後までは持ちそうな感じで・・・その気になる。
起床して直ぐに、岩木山のライブカメラを見ると・・・ドーン山頂まで丸見え。
山道具は常に車載してるので、朝飯後に即出発です。
黒石インターを降りると、西側にいつもの岩木山が・・・
しかし・・・東側に見えるはずの八甲田連峰は雲の中です。
八甲田に上がる山道を走りながら、今日の作戦を考える・・・
山頂部は雲の中だし・・・稜線は諦めて、4月1日開通した山岳道路から登ろうと。
酸ヶ湯を過ぎて、8時半に地獄沼脇でゲートが開くのを待つ・・・
道路は開通してるが、夕6時~朝9時までは、地獄沼と谷地温泉間の約10キロが、
夜間凍結の為に通行止めになってるのだ・・・
9時ゲートが開く・・・久し振りの圧雪道路だ・・・カーブが多いので慎重に。
ほぼ中間点の〝睡蓮沼〟から、登る予定で準備したが・・・
約5mの雪壁には、例年の様な階段が刻まれてない、しかも余りに急斜面過ぎる。
これでは兼用靴で、板持って登るには不安がある。
例年ならトラロープが下がってるのだが・・・
足場が崩れて落ちたら、下は硬い道路だ・・・スリ傷では済まない・・・
車に戻り、3本の中からストレートシャフトのマウンテン・テクノロジーを選択、
板を〝小次郎背負い〟にし、シャフトを深刺して、キック連発で何とか登った・・・
雪壁上からは、北八甲田の山々が・・・
石倉岳↓ 硫黄岳↓ ↓八甲田大岳 小岳↓ 高田大岳↓
板を履き登り始める・・・4月に入ると黄砂の汚れ雪か?雨後のガリガリバーンか?
ズボッと割れる最中雪を予想してたが、積もりたての新雪です~
今日の装備 167cm・センター105mmに、半シール貼り流し(過去画)
睡蓮沼ルートの竹竿が立ってます。
石倉岳↓ 硫黄岳↓ 八甲田大岳↓ ↓小岳
硫黄岳↓ 八甲田大岳↓ 小岳↓ 高田大岳↓
硫黄岳東斜面の青森トド松、融けた雪がツララに・・・後方は南八甲田
シールに雪団子も着かず快適です、仙人岱が近付いて・・・
ガラスの青森トド松
仙人岱避難小屋の頭が見える・・・ここからは急登です。
ヒールサポートを、最大の8cmUPにして登る・・・
小岳には、辛うじて樹氷が生き残ってる様に見えるが・・・
西方向から黒い雲が流れて来ます・・・小雪もパラパラと・・・
予報では、午後から崩れると・・・少し早過ぎる。
登りながら考える・・・睡蓮沼に滑るか・・・雪壁の下りをどうする?
板背負って、後ろ向きで降りるか? 空身なら楽な壁だが・・・
安全重視で、硫黄ルートで酸ヶ湯に滑り、1時間歩いて車を取りに往く事に。
仙人岱の避難小屋で昼飯の予定で居たが・・・長居は無用だ、天気が崩れる前に。
小屋を目の前にして、シールを外し滑走です・・・
八甲田大岳の西側にも、厚い雲が掛かり始めた・・・
東側の小岳や高田大岳には、まだ雲が掛かって無いが・・・時間の問題だ・・・
硫黄ルートを滑って、地獄湯ノ沢との合流点に来て、少し遅い昼飯喰う。
ここまで降りれば、後はブナ林の中の緩斜面・・・
酸ヶ湯温泉に着いて・・・板とザックをお願いして、歩いて睡蓮沼に向かう。
雪の回廊を兼用靴で只管歩く、歩行モードと言っても、所詮ロボット歩き・・
雪の上と違い、舗装のショックが足裏全体に来る・・・
股関節がダルくなり、時計を見るとまだ30分より歩いてない。もう30分・・・
笠松峠までの4/5は、緩い登り坂・・・ここまで来れば、睡蓮沼までは下り坂。
今日の行程・・・雪の回廊散歩に往った様なものだ・・・
1時間と5分歩いて、車を回収し酸ヶ湯に戻り・・・下山のメールを流す。
帰路 大川原温泉で一汗流したが・・・
足裏を洗って〝目が点〟左薬指の腹に巨大血豆が!!!
今までに無かった事・・・スマートウールの毛が減って駄目に為ったのか・・・
色々有った一日、でも面白かった~
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