海彦・山彦の白秋日記

【森吉山・樹氷原残照】 この画像には、拘りが有る。大寒スキー登山で、避難小屋泊で撮ったもの。右後方からの落日が、山頂を照らしてる。手前左の青森ドド松。 撮影前は、夕日を浴びて、後方の樹氷と同化していた。徐々に夕日が下がると・・・先端だけが輝いた瞬間を撮った。

カテゴリ: 十和田湖 姫鱒釣り

10月29日
ここ数日で、一気に寒く為った。朝晩は、当然暖房です。
最終の釣行を予定してたが、膝上まで湖水に浸かっての釣りは、体が冷える。
脳梗塞・心筋梗塞等に為ったら、話に為らない。行かずして、今季の姫鱒釣りを終了。

24日に釣った姫鱒。
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最初は、塩焼きで喰うか?と思ったが、頭を取り腹開きにした。鯵の開き並に・・・
それを、イクラ醤油漬けの出汁醤油に2日浸して、皮を下にして天日干しを2日。
昔HCで買った、3段の干し網が車庫に有ったのだ・・・

これを軽く炙って・・・姫鱒は、水気の多い魚だが、身が締まって、最高に美味かった~
長年何で、この喰い方に、気付かなかったのか・・・

1尾分のイクラだったが、2日漬けて熱い飯に・・・プチプチ感が堪らない~
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今季4回の釣果は・・・43cmを頭に11尾。去年同様激渋だった・・・
同期に80~100尾も釣れた、’17.18年頃が懐かしい。来季も元気なら、また~。

今季の収穫は、姫鱒以外に山の家の釣場で、知り合いが出来た事。弘前と平川の父さんだ。
それと鰺ヶ沢の若者。共に津軽衆だが、気持ちのいい奴等だ。


先日、元職場の磯釣り仲間の、男鹿半島での“寒黒釣行”兼“忘年会”の知らせが~
ここ何年も磯に立って無い・・・100km走るのが億劫なのと、見合う釣果が無い・・・
言わば、景色の良い磯に立つのは好きだが、磯の上物釣りが下手なのだ。
20年以上も続いているが、一人二人と欠け6.7人に為った。新規は入れずに皆60超え。
予定調整の為に、その日の天候は考慮せずに、日にち優先なのだ・・・
昨年のリゾートホテルに懲りて、民宿だと・・・酒の持ち込みOK。
11月19日の夕方に民宿集合。釣りたい奴は朝から釣って、飲みたい奴は夕方に合わせて。
翌日、磯に立つ奴も居れば、帰宅も居る。天気次第なのだ・・・
話題も子の進学・就職の話から、親が亡くなった話に・・・変化。
今年は、どんな話が飛び出すか?

10月24日
昨日は、終日雨が降った。予報では、今日の風が3~4mだ。
雨水が小沢から流れ込んで、軽く濁り姫鱒の活性が高まってると判断。
それに、風が湖面を波立たせて、姫鱒の警戒心も薄れると判断。
21日は、姫鱒釣り③またも貧果だったので、再チャレンジです。

今日で、4回目の釣行と為る姫鱒、去年同様に釣れない・・・
去年は、4回の釣行で8尾。今年は、3回の釣行で4尾だ。
雌が釣れて無い・・・イクラの醤油漬けが喰いたい~

9時半湖畔着。Pには、八戸車が1台のみです。今来たと言う。
釣座に着くと、左手の沈み岩の上に、ルァーが1人・・・八戸は2人組。
沖目に投げている・・・

湖面の状況は、予想通りに風波で、湖底が見え悪い状態です。少し透明度も落ちてる。
(画像は15日のもの、今日は風波が有った。)
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10時、釣行開始。大岩の周囲を探ると・・・5分もしないでい、明確な当たりで1尾。
取り込んで、直ぐにまた1尾。思いの外、岸に寄ってる様です。

ルァーが居なく為ると、また1尾。竿を振る動きが、警戒心を抱かせる。
平川市の脈釣り師が来た~ 前に言葉を交わした方。隣で釣っても良いかと聞く。
これが釣場での常識、
3.6mの渓流竿で釣ってて、立木が湖面に被さり、当たりが有っても竿を立てられぬ処。
左か右に合わぜを入れて、取り込むのだ・・・脈釣り師は、その分を察知して離れて釣行。

風波の上下が餌を舞わせて、喰い付きが良い。
雌が釣れる。この時期の雌は、胴を掴むと、圧でイクラを放出。頭を掴み、慎重に扱う。
早合わせで、針掛かりが悪く、岸まで曳いて3尾バラシ。もう2.3秒待てば、確実だった。

3時だ・・・長時間水に浸かってるので、寒く為る。脈釣り師に挨拶して納竿。
隣で釣ってた脈釣り師は、2尾の釣果で、4時までやると・・・
車に戻り、網がらクーラーボックスに移す。雄6尾・待望の雌1尾。
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帰宅後、即 腹を開き内蔵・血合いを取る。晩飯は準備されてたので、姫鱒は明日から喰う。
40cmは塩漬けにして、“塩紅鮭”を作ろう~ 姫鱒は、紅鮭の陸封型なのだから・・・

最大40cm・左が雌。雌の口先は丸いが、雄は鋭角。
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イクラを洗い、出汁醤油に浸す・・・2日後には美味に仕上がる。
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腹を開くと・・・
雄の2本の白子は、成熟して固形から液化して流れる。固形の白子は美味いのだが・・・
雌の卵も、連結して無く、イクラ状に為ってて、産卵間近の状況。
今が産卵接岸のピークと思う。

例年、20日過ぎ頃に為ると、産卵が終わって、岸辺では釣れ無く為るが・・・
今年は、もう少し行けそうで有る。理由は、大形の雄に婚姻色が鮮明に現れて無い。
再度、釣行しようと思う。

今日の感想
①前日の雨・今日の風波、読み通り的中した。時間帯は、12時から2時に集中。
②雌を探して深みから、雄が上がって来る“道”の様なものが、有るのではないか?
 そう思っている。今は工事で駄目に為った、和井内の小沢前の湧き水の産卵床。
 ここには、桟橋先端の深場から上って来る、魚道みたいな処が有って、目視出来た。
 1m位の幅で産卵床まで続いていた。ここを狙えは、ナンボでも釣れた・・・
 それと、倒木で駄目に為ったホテル下。ここも深場から遡上して来た姫鱒が、
 餌を咥えると・・・必ず右に走るので、左に合わせると、釣果UPだった。
③今日の釣果とバラした3尾は、大岩の左から入って来て、
 雌を探して回遊、右に抜ける行動をしてた様に思う。
 理由は、釣った全部が、餌を咥えると右に走る。そこで、穂先を左に煽る⇒針掛かり。
④喰いが浅いので、走ってから合わせを入れないと、針外れのもと。

10月21日
八甲田に初雪が降った・・・更に湖水の温度が下がり、好機かと・・・
前回15日の、
姫鱒釣り② Bjgな43cmに続き、今日も十和田湖へ~
如何なる場面にも、対応出来る様に・・・4.5mと3.6mの渓流竿を持参。
8時に出て、9時過ぎに湖畔着。

先日開業した、和井内の“道の駅”に寄る。感想を一言・・・
Pより2~3m高い処に建物が・・・
階段を登り切った処に、姫鱒導入の祖・和井内貞行夫妻の立像が、
湖水を眺めてますが・・・真っ黒、夜間はぶつかってしまうでしょう~

館内は・・・飲食・物販・姫鱒紹介。
秋田県側住民の為に、小坂町役場の出先が出来ると聞いてたが、
空きスペースだけで、開店早々物置に・・・
飲食・・セルフ、笑ってしまう程の少メニュー。
    姫鱒料理位は出せよ、本場だろ! 隣は、姫鱒孵化場なのに。
物販・・これが酷い。男鹿半島の菓子・県南のいぶりガッコ等、
    小坂町が売り出してる小坂ワイン・鹿角地酒等は皆無。
    品揃えの責任者は誰?飲食も物販も外部委託でお任せか?
喰い物を頼んだとする・・・カウンターで受け取り、
席まで物販の中を15mは歩いて、湖畔が見える席に・・・

誰が考えた客導線・レイアウト、話に為らない・・・
厨房の換気も駄目、揚物油の酸化臭が館内に漂ってる。
トイレ利用客だけの、閑古鳥が鳴く“道の駅”に為る事は確実です。

トイレ・・観光バスが1台着いたら、行列に為る事 間違いなし。
     スペースが狭いし、便器数が少ない・・・
以前ここに建ってた、トイレの方が立派。何十億も掛けて、このザマだ。


長く為ったが、釣りの話。
和井内・
大川岱に釣り人の車無し。ホテル下に2台。
日曜開けの、平日だからか? 山の家に着く、青森が1台。
準備して湖畔に立つと・・・
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先行者は、前回15日にお会いした、弘前のお父さんでした~ 2回坊主なので再挑戦だと。
お父さんの右に釣座を構え、大岩の手前を探るも・・・全く当たりが無い・・・
何故か?前回坊主のお父さんが、4尾も釣り上げる・・・2時過ぎに、それらしい当たり。
手首で返しを入れると、4.5mの渓流竿が弓なりに、岸に寄せようとしたら・・・
何と!! 穂先のリリアンからスッポ抜けた!! 最初は道糸が切れたと思ったが・・・

目印を曳いて、姫鱒が大岩の下に潜り込だ!!  目印が見える・・・竿先を水中で回して、
道糸を絡める作戦、絡んたが2度スッポ抜けて失敗。3度目で、上手く絡んた。
慎重に岸に運び、何とか捕獲。
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25cmの雄でした~ ようやく釣れた姫鱒です。休屋地区の3時のチャイムが聞こえ、納竿。

弘前のお父さんに挨拶して、帰路に・・・小坂の脇道が、ゲートで封鎖されてた・・・
明日は、次回に備えて、道具を天日干し・・・穂先の修理と仕掛け作りを・・・

今日の反省
隣が4尾・・・湖水の水が澄んでて、1.5m位まで丸見え。
隣は深みを狙ってたが、15日に釣れた1m辺りの駆け上がりを狙ってた。
水が澄み過ぎて警戒し、姫鱒が浅場に来なかったのかも・・・

今迄の釣果
1回目 30cm雄1尾。 2回目 33cm  43cm共に雄。 3回目 25cm雄1尾。 計4尾。
雌を、釣りたい~~~

10月15日
前回の
姫鱒釣り① 貧果から4日が経過、少しは水温が下がったかと、再挑戦。

9時に家を出て、10時に十和田湖着。
11日に追加解禁に為った和井内に釣り人無し・・・道の駅の工事で、姫鱒寄らずです。
“ホテル下”、車が5台程度・・・釣れてるとは思えない。
次の“大川岱”・・・ここも車少し、トイレだけ利用して、“山の家”に向かう。

“山の家”、車が5台停まってた・・・釣座を考えても、5人が入れば満杯ですが・・・
ここまで来て駄目なら、戻るより無し・・・
林間から湖面を覗くと、“大岩”周辺の人影は3人です。何とか入れそう~

胴長を履き・・・湖面に降りる。先行者に挨拶して、10時半釣行開始。
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膝上まで立ち込み、3.6mの渓流竿で大岩際を探るが、全く当たりが無いし水も生温い。
12時、尺サイズの牡が釣れ・・・1時に為る、昼飯を喰って・・・直ぐに立ち込む。
2時、明確な当たりが・・・立木が被さってるので、竿を立てれずに、横引きして・・・
3.6mの軟調渓流竿が、手元から弧を描く。この感触が堪らないのだ~
43cmの“セッパリ”を、竿の弾力を使い、岸辺に引き摺り上げる。
(この時に、ハリスや道糸を掴むめば、反転・走った時、ハリス切れ・針外れと為る。)
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何年振りかの、成魚・・・牡の姫鱒は、実に格好良い。(’18年に釣った45cm以来の型物)

予報では夜からの雨が、降って来た。小雨の通り雨、カッパを着る程の雨で無し。
釣座は、広葉樹の大木の下なので、重なり合う葉が防いでくれる。

3時過ぎに為る・・・帰路を考え・・・納竿。妻に☎、2尾釣れたので、孫宅に寄ると。
25km走れば、帰宅してる時間だ・・・長男が居た。姫鱒が喰えると、喜んでくれる。

今日は、数釣れなかったが、久々のBigに満足。
もう少し水温が下がれば、数釣りが出来るかも・・・18日頃に、再度腕試しに・・・

今日の感想
①5時間釣って、当たり3回。1尾バラシた。喰いが浅いので早合わせ禁物。
②深場でないと釣れないと言ってるが、岸の膝深にも姫鱒は寄る。
③魚影が少なく坊主多発だが、場所移動するより、ここと思ったポイントを丹念に探る事。
④あれほど居たワカサギだが、今年は全く見ない。桜鱒の餌食に為ったのか?
   姫鱒が不漁なのも、放流した幼魚が、桜鱒に喰われているのだろうか・・・

10月11日 連日、菜園の後始末や、冬を迎える庭木の剪定等をして居た。
ほぼ目処が経ったので、今日は姫鱒釣りに・・・

解禁初日の1日に、下見に行って来たが⇒
 姫鱒釣りの季節
その後、気温も下がったし・水温も低下してるはず。

朝8時に出発、50km走って湖畔に着いた。
紅葉は1日に比べて、それほど進んで無い様な気がする。
1日の発荷峠からの画像⇩
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今日の画像⇩
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発荷峠を下り、和井内に着いた。
“道の駅”は、明日オープンで、商品搬入等の準備中。
実は、去年の紅葉に併せて開業予定だったが・・・
小坂町役場の提出書類のドジで、文化庁のへの手続きが無く、丸一年延期と為っていた。
明日オープンなのに、外構の植樹が未完成、植木が横倒しに為ってる・・・
役場は、この1年で懲りたはずだが、どんな監理をしてるのか?

和井内の姫鱒孵化条では、ここ数年採卵孵化の親魚が捕れずに、禁猟区を拡大してた。
今日11日から、禁猟区を従来に戻してるのだが、周辺を見る限り、釣り人皆無。

ここ数年通ってるホテル下(淀のワンド・河川)に、車無し・・・釣れて無いのだ。
ここは、1日の下見での様子から、納得。十和田湖第2の釣場は、過去のものと為った。
次の“大川岱”に向かうが・・・ここも車無しだ・・・

最後の望みの“山の家”に向かう・・・十和田湖で第1の釣場だ。
そこなら釣り人が沢山居るだろうと・・・着いたら車3台!!! 路駐含め8台は可能な処。
夜明けから場所取りをしないと駄目な処なのに・・・

9時半、準備して湖畔に立つ・・・北からの風波がザップン・ザップン状態・・・
幸い、湖底が砂で無いので、濁りは入って無い。姫鱒は、濁りを嫌う。

岸辺が尖った岩で歩き難いが、何とか釣座を確保。
岸辺の木が垂れ下がり、竿を振れない処、これなので好きな釣場では無いのだ。

昼頃に為ると、風波も収まったが・・・カジカの当たりが矢鱈煩い・・・
本命の姫鱒の当たりは、全く無しです。

3.6mの渓流竿に替えると・・・明らかに“姫鱒”の当たり・・・早合わせは禁物。
竿先が絞込んで・・・手首で合わせると・・・
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30cmの雄。体高が有るが雌に比べて丸味が無いし、鼻が尖ってる。
姫鱒の祖先は、紅鮭の陸封型と言われているが、姿形ちがミニサイズなのだ。
この個体は、まだ婚姻色に為って無いが、もう5cm位大きいと、赤く染まる。

この1尾で3時を過ぎた・・・2尾釣れれば、孫に初物を喰わせられたのに・・・
持ち帰って、明日晩の酒の肴とする。

今日の感想
①湖水は、生暖かい・・・姫鱒産卵接岸の適性水温15℃には、程遠い・・・後1週間か?
 魚影が薄い・・・水温が低下したら集まるか?
②年々釣れなく為って居るので、釣り人が極端に減少。
 魚が少ないのに、今年から遊漁料が1000円⇒1200円にUP、更に追討ちだ・・・
③“山の家”で、初めて長時間釣行。姫鱒の回遊の仕方が判った気がする。

帰路、小坂町の手前で、黒い物が右から左に横切った・・・デッカイ熊だ。
ブレーキを踏み・警笛を鳴らす。熊は、ゆっくりと白いガードレールを跨いで、藪へ。
夜明けと薄暮が危ないというが、こんな道にも熊が出る。200m先に人家が有る処。

明日からの3連休は、混むだろう・・・15.16日辺りに再度 腕試しに・・・

10月1日
 サフランが咲いた。正式名称はコルチカム、和名 イヌサフラン。
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花言葉は「危険な美しさ」「悔いなき青春」。花言葉通りだったが、悔いは???
60年昔の、青春の思い出の“花”で有る。
猛毒だが、可憐な花を咲かせる。
球根が子株を増やし、こんなに増えた・・・
春に葉が出て、初夏に枯れて、秋に花だけが咲く。

10月1日 今日は十和田湖姫鱒釣りの解禁日。
’17年頃は、姫鱒が産卵の為に、浅瀬に接岸して、解禁日から釣れてたが、
最近は水温が下がらずに、解禁後10日~2週間で釣れ始めてる。

それでも気に為り、駄目元で様子を見に、昼から50km走って十和田湖に・・・

この春に、竹の子取りが熊に喰われ、搬出に向かったお巡り2人が襲われた処を通る。バリケードで侵入出来ない様に封鎖され、入山禁止の看板。
今だ捕獲出来ず、付近の外輪山散策路も、閉鎖されている。
湖水を下に見ながら、紅葉を楽しめる散策路なのに・・・
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八甲田連峰に雲が掛かってたが、風も無く穏やかな天気。
紅葉には早いが、観光バスが結構走ってる。10日過ぎ頃なら見頃かも・・・

和井内の“道の駅”、まだオープンして無い?
去年の紅葉に併せてオープンのはずが、小坂町役場の杜撰な手続きミスで、
環境省から認可されず、今年の秋に向けて再手続きしてたはずだが・・・
今だに其のままとは、呆れた話である。

和井内の姫鱒孵化場の遡上路を見ると、姫鱒が去年以上に見える。
今年は、良いのかも~

期待を込めて、ホテル下のポイントに向かう。十和田湖第2の好ポイントだ。
車が1台も居ない、駄目なのか? 駄目元でウェーダーを履き、ポイントへ。
【釣場の現況】
唯一姫鱒が集まる処の、大木が湖面に倒壊してる。左側は藻が繁茂・・・
桟橋周辺 昨年 豪雨で砂利底に泥が堆積してたが、今年はそこに藻が大繁殖。
環境が一変している。これでは産卵に来ないのでは・・・

2時釣行開始・・・3時半までに、それらしい当たりが1度のみ、合わせられず。
約50m沖で時々、跳ねが見える。姫鱒は居るのだ、水温が下がれば接岸する。

下見での跳ねと、遡上路の様子からして、5日後辺りに再度来て見よう~
去年も3回目の、17日に8尾の釣果だった。

10月17日
今日は、午前中眼科へ・・・レーザー照射後、2週間目の検査です。
1週目の検査では、右目の視力が0.4だったのが、0.6まで回復に・・・
次回は、1ヶ月後に来いと・・・

午後からは・・・暇。朝のNew-sで、八甲田山が初冠雪したと・・・
これなら、十和田湖の水温も下がり、姫鱒が産卵の為に、接岸してるかも?
昼飯を喰って十和田湖へ~

外輪山が、紅葉してます~
ホテル下の車スペースに、1台より停まって無い・・・嫌な予感が、また坊主か?
2時に、準備をして湖畔に立つ。宮城から初めて姫鱒釣りに来たと言う2人。
明け方からアチコチ廻ったが、魚も見えず・釣った人も居なかったと・・・
漁協の釣劵売りから「今年は釣れない、網に1尾より掛からない日も有る。1尾釣れたら名人だ。」と言われたと言う・・・

定番の釣座で開始・・・約30分に1尾のアタリ、姫鱒はその後もポツポツ釣れる。
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確かに魚影は薄いが、居ない訳では無い。丁寧に探れは、姫鱒は居るのだ・・・
湖水の底から湧き水が出て、尚且砂地の処に、姫鱒の雄は寄る。
雄は、其処を縄張りにして、産卵床を探しに来る雌を待ってるのだ・・・

夕方になり、風波が出て来たので、納竿。
2時間で5尾の釣果なら、俺は“名人”に違い無い!!!(笑)

釣ってて思う・・・
後から来る奴、ビクの姫鱒を見て・・・急遽 竿を出して、バチャバチャ歩き廻る。
一言「隣 、いいですか?」と何故言えぬ。気持ちのいい奴には、Adviceをするが・・・
それに、湖水に入る時は、そ~っとが鉄則だ、折角 寄った姫鱒が散る。
そんな奴に限って、一丁前に“Angler”の格好をしてる。釣りはTechnicだよ!

今日、姫鱒の産卵行動を初めて見た!!!
岸から2m位の膝深の石に囲まれた砂地。30cm位の婚姻色の雄と20cm位の雌が・・・
1m位の輪を書いて、並んで泳ぎ廻ってる・・・時折、雌が尾ビレで砂を叩いてる。
他の雄が近付くと・・・雄が追い掛けて・・・暫くして戻って来る。
これを釣ろうとしたが、見える魚は釣れないと言う諺も・・・
産卵行動に入ると、餌を喰わなく為ると言う、科学的根拠も有る・・・

さて、この5尾・・・
妻に☎・・・孫宅に届け、引き換えして車中泊し、朝一勝負して帰る。と・・・
25km走って娘宅に着くと、珍しく夫婦共に休日だと言う。共に看護師だ。
クソ寒く為っても、天幕の下でライトを点けて
 BBQをやってる。旦那の趣味だ・・・
桃豚を焼き・何故か? おでんも喰ってる。下の孫が喜んで、これも焼くと。
上の孫は、入浴中で会えず仕舞い。。。

湖畔に戻って・・・途中、道路端の温度表示が、5℃だった。
Whiskyのお湯割りとツマミで
一人宴会・・・向かいのスペースに車が停まった。
9時、寝袋に入ったが暑い・・・厳冬期用だもの当然だ・・・胸まで入って寝る。


10月18日
目が覚めると4時半・・・車が4台に増えてる。
釣座を確保しなくては・・・ヘッ電を点けて、道具を置いて来る。確保出来た。
車に戻り、ウェダーを履き・雨風対策にゴアの合羽を羽織る。

6時、外輪山に朝日が昇る、湖面に反射して眩しい・・・
ポツポツ釣れる・・・昨日と同じ処で、産卵行動をしてる。

7時を過ぎる頃から、強い北風が吹き始める。同時に、正面からの波で釣り難いのだ。
ザップン・ザップンで、当たりも取り難いし、遠のいた感じ・・・

7時半で納竿。5人釣ってて、1尾釣ったのが1人、今日も“名人”だった(笑)
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雄が3尾、大きいのが32cm有った。これは、今夜の酒の肴だ・・・

車に戻ると、ホテルの泊まり客が、朝の散歩中、陛下の散歩道の案内板を見てて、
プリンスHまで湖畔を歩いて行けるか? 聞かれる。その足元では無理だと・・・
姫鱒料理が出たか?と聞くと、今年は不漁で出せないと言ってたと・・・
これが幻の姫鱒ですか!  何時の間にか? 幻に為った様だ。写真を撮らせてください・・・
噂では聞いてたが、漁協からの割当が、各宿に2.3尾だと言うのは、本当らしい。

今年は、解禁から姫鱒が居ない・釣れないと言われてるが・・・
延べ3時間半で8尾の釣果に、今季2回空振り三振⇩だったが、自信を取り戻した。
①高かった水温が、産卵適温の15℃に、去年より約1週間遅れ。
②姫鱒の数は少ないが、確実に岸辺の湧き水が有る処で、産卵行動をして居る。
③歩いても、湖底のドロが巻き上がら無い処、底の石が綺麗で砂地混じりな処を探す。
④食いが浅い。1m位引かせて・軽く水平の逆方向に、手首で合わせを入れる。
 一気に竿先が絞り込まれ、遊ばせ無いで砂浜に引きずり上げる。

風が吹かない日を選んで、近々また釣行しよう~

10月12日
1月1日に、解禁になった姫鱒釣りだが、
4日の(23年 十和田湖・姫鱒釣り・下見&試釣)以来、その後の状況は???

気に為って、今日の昼から出掛けて見た・・・
産卵期を迎えても、姫鱒の接岸が無く、「釣れない・居ない」の話題が多い。

青森の地方紙に、十和田湖の姫鱒が異常事態との記事が出てた・・・
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漁協が出した、刺し網・地引網での漁獲量で有る。
’16年をピークに、年間漁獲量の減少が著しい・・・
’23年は、9月末現在の数量だが、去年の1/3程度の漁獲量です。


姫鱒釣りを始めたのが、’18年からですが以下は、小生の私見です。
’18.’19年は、10月1日の解禁日から、産卵の為に接岸した、姫鱒が釣れてました。
今思えば、湖岸の浅瀬が、産卵に適した水温(15℃)だったのか・・・

’20年に為ると・・・漁協が孵化事業の、親魚の捕獲数(6千尾)が足らず、
放流・遡上区域を、約1週間禁漁にして、何とか親魚を確保。
この時、水温が高くて親魚が確保出来ないと言ってたが、表で見れば年間漁獲量が激減。
水温の為では、無かった様な気がします。

’21.’22年は、解禁当初は釣れなかったが、1週間~10日後から釣れ始めた。
湖水温が適温に為ったので、釣れ始めたのか・・・


さて、今年・・・
浅瀬での姫鱒釣りで、1級ポイントと言われる“ホテル下の陛下の散歩道”での事。
4日の下見・試釣の際に、岸辺を泳ぐ姿も見えず・・・10日頃なら接岸してるかも?と。

今日12日に、期待を込めて、ホテル下に・・・車が1台も無い・・・
接岸して釣れてれば、昼からでも、スペースが空かない処なのに。

岸辺に新しい足跡多数・・・皆さん諦めて、早々に撤退の様です。
2時から4時迄、竿を出した・・・最初、延竿で水深1m迄を探るも当たり無し。
泳ぐ姿も・跳ねも見えず・・・
リール竿にサビキ仕掛けで、水深2~3mの20m~30mの先を探るも当たり無し・・・

高水温で、接岸しないのか?
姫鱒の絶対数が減ったので、1級ポイントでも姿が見えないのか?

帰り掛けに、孵化場に寄り、遡上口を見ると・・・
桜鱒が1尾・姫鱒が1尾だけ。以前は、黒々と姫鱒が集まってたのだが・・・

4.5日後辺りに再度・・・

10月4日
10月1日から、解禁に為った姫鱒釣りだが、今年も駄目な予想でした・・・
解禁直前の、9月29日の鹿角きりたんぽFMの情報(黒字
9月中旬から親魚確保の為、日に3回網を入れてるが、29日朝は1尾のみ。
一番条件が良い朝で、1尾です。
26日時点での、親魚確保が500尾。確保
目標は、例年6000尾。
このままでは、平成15年(2003年)の800尾並で終わるのでは・・・と。

こんな事前情報が有ったので、今年は解禁日の釣行を、止めで様子見中でした。
昨年も、解禁時の状況が悪く、10月6日に釣行、5尾確保⇩。
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今後3日間は、雨・風の日が続くので、今日の昼から“下見&試釣”に・・・

湖畔に、釣り人の姿無し・・・いつものホテル下に向かうと・・・車2台。
準備してると、1人帰って来る。姫鱒の姿も見えずだと・・・
釣り場に降りると、岩手人が・・・3連休を貰って来たと。
各ポイントを見たが、駄目で此処に来たと言う。

イザ! 駄目元で竿を出すが、ウキの当たりは、ヨシノボリだけ・・・噂通り姫鱒は皆無。
50m位の沖で、姫鱒が時々ジャンプしてますが・・・深さが約10mの辺りで・・・
まだ、岸に近づく個体は無しです。

釣れない時に、手持竿(4m軟調・渓流)が、いくら軽いと言っても疲れる・・・
磯釣り用の竿受けが有るが、湖底が岩盤で刺さらない・・・
そこで、考えたのが⇩。
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HCで、経4mmの鉄筋を3本購入。
針金を巻き、三叉に開く。1本の下に盆栽用の銅線を巻き、上に伸ばして竿尻に掛ける。
安価で・軽くて・畳める・竿受けが出来た・・・5.4mの竿を載せて見ても大丈夫。
小ボールに餌を入れ結び、浮かせて置けば、一々岡に上がらなくても良い・・・
実験成功です。これを試しただけでも、来た甲斐が有った。
2時間糸を垂らしたが・・・3時半で納竿。

十和田湖は竿2本までOK,置き竿と手持ちで“二刀流”、釣果が倍に為るか? は疑問だが。

さて・・・十和田湖の姫鱒。
年々解禁日に、湖岸に寄り付かない事・釣れ無く為った事、を考えて見る。

原因①温暖化で水温が高い。それで、湖岸ては無く水温の低い湖底で産卵してると言う説。
今日の水温は22℃だった。産卵適温は20℃以下と言う。
昨年は、12日に爆釣⇩。解禁日から約2週間経て、水温が下がったからか?
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この日以降、2回釣行したが貧果だった。産卵ピークは、解禁後2週間目辺りか?

原因②以前ほど、数が釣れなく為った。しかし、毎年の稚魚の放流数は、70万尾。
ワカサキ・サクラマスが、異常に増えた。
ワカサギと姫鱒幼魚の餌が、共通してて捕食で、姫鱒が負けているから、と言う説が有る。
また、姫鱒幼魚がサクラマスに喰われて、姫鱒の数が減ってる、と言う説も有る。
遊泳層から考えると、納得もいくが・・・

原因③最近漁協漁師が、乱獲してるからだと言う説が有る。
しかし・・・湖畔の宿の宿泊客は、年々減少してるし、一般流通も殆ど無しな状態。
需要が減ってるのに、乱獲説は当たらない気がする・・・


釣れない原因は、姫鱒の生態として・・・
産卵期に入っても、浅場の水温が高く、接岸して産卵出来ずに、深場に産卵している。
因って、釣れる機会が減ったのではないか?
それに、
原因
が重なっているのでは? と、思っている。

連休の混雑を避けて、10日頃に再度釣行を考えて・・・

9月28日
姫鱒釣りの解禁が近い~
毎年10月1日解禁だが、ここ数年湖水温が高く、産卵の為の接岸が遅れている。
20℃~それ以下が適温だが、数釣りは解禁後1週間~10日目辺りがピークと思う。
20日頃に為ると、産卵期が終わり、ポッポッ程度より釣れない・・・

釣り方は、ルァーが7・8割と多いが・・・
赤イカ・葡萄虫の混合餌釣りに固執している。理由は、釣果に圧倒的差が有る。
餌釣りでも、スピニングリール+ウキ式が主流だが、4~5mの延竿で・・・
理由は、湖面に枝が垂れ下がって、日陰に為っている処に、姫鱒が集まる。
スピニングのサイドスローでの、ポイント投入は枝が邪魔で至難の技である。
その点、枝が邪魔な処には、提灯釣り気味にして、竿を伸ばしてやる。
針掛かりして、竿を立てれない処は、元から畳んで取り込む。

風や遊覧船の波で、ウキがポイントから流れる事が多い。
対策として、今年初めてブッ込み仕掛けを考えて見た。これは“置竿”用としてだ。
今迄、ブッ込み仕掛けを、使ってる人は見た事ないが・・・試す価値は有る。
主竿は、手持ちの誘導ウキ仕様。十和田湖では、竿2本使用が認められている。

“ブッ込み仕掛け”の考え方
普通“ぶっ込む”と、錘と餌が底に着く。錘か餌が、底の石を噛んでトラブルが・・・

北海道での“鮭ブッ込み釣り”でも、似た様な仕掛けを使ってます。
同じ鮭鱒科の姫鱒、その転用が通用するのでは?と、思った次第。

そこで一考。
①細いストローの外側に板錘を巻く。ストローは、石と石の間に錘が挟まるのを防ぐ為。
②ストローの中にラインを通す(誘導)。
③ラインの端に小ウキをセットし・針を付ける。ブッ込んでも、小ウキの浮力で針が浮く。
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概略が、お判りか? シモリ玉・ウキ止め等の細工は、各自の思考で・・・
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下手だが、図にして見た・・・
姫鱒は、産卵場所を探して、底から3.40cmの処を泳ぎ、深場から浅場に来る。
目の前に、餌が浮いてると言う寸法です。
喰って游ぐと、誘導式なので・・・竿先に当たりが出る。
水面に誘導式ウキ(図1)を付けるのは、隣の釣り人へ、ブッ込んでると知らせる為。

この仕掛けなら、流される事も無い、ポイントを守れるし、ウキ下調整も要らない。
確実に釣れると思う。釣行報告をするので、再度訪問を願います。

図2は、普段使ってる 
延竿の誘導ウキ仕掛け。
利点は、固定ウキだと、棚が深い時に、錘とウキの長さが風に邪魔される。
誘導ウキにする事で、振り込む時に荷重が下に集まり、投入が楽。

画像の
赤いウキは、風が強い日にポイント投入が一発で決まる様に考えたウキ。
孫が小さい頃に遊んでた、ピンポン玉より小さくて、良く弾けるゴム?樹脂?玉。
重さが有り・浮かべても頭が少し出るだけ、下に穴を空けヨリモドシを挿した。
これをウキにしても、何処に有るのか?判らないので、ストロー+シモリ玉を細工。
目立つ様に、蛍光スプレーを吹いた誘導ウキです。

※湖面に立ち込み、主竿と置竿の操作が出来るのか? と、疑問が湧くと思うが、
そこは置竿の仕様を考えている。上手く出来たら、これも釣行報告で!!!

実釣も楽しいが、釣行前に「こうしたら、ああしたら 」と、思い巡らすのが楽しいのだ。


親魚の採捕が遅れています。 そこで資源を守るため、金木森から一夜島を結んだ線の南側(ふ化場側)は、 10月1日(日)から親魚を確保するまでの当分の間 禁漁となります。

禁漁区域は、緑色のラインです。

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2020年も同一区域が対象だったが、解禁に為ったのが17日。
産卵が既に終わり、湖岸に姫鱒の姿は無しでした・・・

数釣りが可能な釣り場を、
十和田湖 姫鱒釣り (30)内で2箇所紹介しています。


追記 9月29日の鹿角きりたんぽFMのNew-s

ことしの親魚の漁が今月17日以降、3日に1回、秋田県小坂町和井内のふ化場の近くで行われていて、平年なら一度の漁でヒメマスが数100匹、多い時で千匹ほど網に入りますが、29日朝の漁で網に入ったのは、1匹だけでした。

漁協では、そ上の遅れを心配していますが、「そ上しないままシーズンが終わってしまうのではないか」との懸念も聞かれます。

この異常事態の理由の一つとして、夏の猛暑を受け、湖の水温が高いため、ヒメマスが、水温がより高い岸に近づけないでいるとみています。

(中略)

漁協では来年春の稚魚70万匹の放流をめざし、親魚の確保の目標を6千匹としていますが、現時点で確保できているのは500匹だけです。

平成15年の800匹に続く、異常事態の様です。
もう少し水温が下がるを待ち、5日頃に釣行予定です。

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